いちご大福やジェラートなどの甘いものって、好きなひとが多いデザートですよね。
2020年11月、岡山県立倉敷鷲羽高等学校ビジネス科の生徒が「いちじくジェラート」に続き、「こじまっちんぐプロジェクト」を通じて新たな商品を開発しました。
その名も「なんちゃって?いちご大福ジェラート」!
コラボレーションしたのは、以下の2店舗の商品です。
- 児島の老舗和洋生菓子店「風美堂」のいちご大福
- 海が見える牧場「シーサイドファームなんば牧場」のジェラート
この記事では、私たち倉敷鷲羽高等学校ビジネス科の生徒が考案した「なんちゃって?いちご大福ジェラート」について紹介します。
記載されている内容は、2020年11月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
「こじまっちんぐ」プロジェクトって?
岡山県立倉敷鷲羽高等学校ビジネス科とビジネス研究部では、「こじまっちんぐ」プロジェクトと称して、児島地域にすでにある産品同士をマッチングし(組み合わせ)、新たなる価値を生み出すための取り組みを行なっています。
第1弾は純児島産スイーツ「いちじくジェラート」で、2020年9月から約1ヶ月間限定で販売され、売れ行きも好調でした。
「児島×児島」で新たなる価値を!
こじまっちんぐ第1弾の終了後、私たちは「児島」にある素材を洗い出し、付箋に書いて並べてみました。
「児島×児島」として結びつけ、新しい価値を生み出すことができないだろうかと考えたのです。
そこで注目したのが、通学路の途中にある「風美堂」のいちご大福。
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」のジェラートと組み合わせたら、おもしろいのではないかと感じたのが、開発のきっかけでした。
創業64年、こだわりの味を引き継ぐ「風美堂」
倉敷市児島柳田町にある、和洋生菓子店「風美堂」は創業64年の老舗です。
2020年11月現在の店主・二代目の太宰周輝(だざい しゅうき)さんは、初代にあたる祖父からお店を引き継ぎました。
太宰さんが大切にしていることは、「先代からの味をそのまま引き継ぐこと」です。
引き継いだレシピは増やすことも減らすこともせず、守り続けることにこだわっています。
海が見える牧場「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」は、「牛にストレスを感じさせない飼い方」により生産された生乳を原料にした、アイス屋さんです。
2019年1月11日にオープンしました。
お店は、眼下に瀬戸内海を臨む絶好のロケーションです。
店主・難波晃大(なんば こうだい)さんと、こじまっちんぐ第2弾の期間限定メニューの商品開発について話し合いをしました。
「いちご大福」と「ジェラート」の組み合わせはいかに?
さらにその後、コラボ商品の検討会議をするにあたり、以下の3者が集まりました。
- 風味堂の太宰さん
- なんば牧場の難波さん
- 鷲羽高校生徒
私たちの提案に対して、「実現可能なものかどうか」を双方の立場でコメントしてもらい、商品はどんどんブラッシュアップされていきます。
児島地域に既にある産品同士をマッチングし新たなる価値を生み出すための話し合いです。
まさに「こじまっちんぐ」が成立した瞬間でした!
「なんちゃって?いちご大福ジェラート」が完成!
その後、数々の試作と試食を繰り返し、新作ジェラート「なんちゃって?いちご大福ジェラート」が完成しました。
老舗和洋生菓子店とジェラート店と高校生の情熱が1つになった、新作ジェラートを試食した感想はもちろん……。
「おいしい!」
2つの商品が、どのようにマッチングしているかは、食べてからのお楽しみです。
双方の良さが見事に引き立つ仕上がりになっています。
冷たいジェラートですが、関係者の熱い想いが込められていますよ。
おわりに
「なんちゃって?いちご大福ジェラート」は、「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」で販売されています。
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」でジェラートを食べ、その帰りに「風美堂」に立ち寄ってもらえば、児島地域でのマイクロツーリズムとなることでしょう。
そして「こじまっちんぐプロジェクト」の次なる動向にも注目してください!!
「こじまっちんぐ」プロジェクト参加者募集中
コロナ禍において、遠方からの観光客を呼び込むことが難しい状況です。
そこで私たちは「マイクロツーリズム」をテーマに、地元の人に地元の良さを知ってもらうための方策を考えています。
児島地域には多種多様な特産品があり、これらをうまくマッチングすることにより、新たなる価値を生み出すことができるのではないか。
その橋渡しを私たち倉敷鷲羽高校ビジネス科の生徒で請け負い、生きたビジネスを学びたいと考えています。
興味のあるかたは、ぜひ鷲羽高校までご連絡ください。