倉敷とことこは、平成30年7月豪雨で大きな被害を受けた真備町の「今」を伝えることを目的に始まったメディアです。
2023年12月に関東から倉敷へ移住してきたことを機に倉敷とことこのライターになった私も、先輩ライターから「真備」という地名を何度も耳にしてきましたが、なかなか行く機会に恵まれずにいました。
そんな折に「真備は桜の名所がたくさんある」と教えてもらったので、真備で長く暮らす友人に案内してもらいながら桜の名所を散策してきました。
本記事では、2024年4月11日(木)時点での桜のようすを写真と共に紹介します。
記載されている内容は、2024年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
高梁川真備とんぼ公園
最初に向かったのは、高梁川の支流「小田川」沿いにある高梁川真備とんぼ公園。
こぢんまりとした公園ですが、大きな桜並木があります。
ピクニックしているグループを目にして、一か所目ですが私たちもお昼ご飯を食べることにしました。
お弁当は、GOJITOMA-ISM(ゴジトマイズム)で購入してきたもの。
GOJITOMA-ISMは、真備の老舗ジャズ喫茶ごじとまの娘さんが喫茶の前ではじめたキッチンカーです。
真備町産の有機野菜がたっぷりと使用されたボリューム満点のお弁当に胸が高鳴ります。
寒い冬が終わってようやくぽかぽかとしてきた今日この頃。久しぶりに外で食べるお弁当は、満開の桜景色とも相まって格別の美味しさです。
高梁川真備とんぼ公園の近くには、井原鉄道の線路があります。この日は、運良く電車が通る姿も見られました。
まきび公園
続いて向かったのは、まきび公園。
こちらは、真備の町名の由来といわれる吉備真備(きびのまきび)をしのんで後世に伝えるために作られた公園です。
まきび公園は古代中国風の作りが特徴的な公園で、古代中国の建築とともに桜を見られるスポット。
ちょうど見頃を迎えた桜の木の下では、入学式終わりと思われる家族連れも写真撮影していて、和やかな雰囲気に包まれていました。
八田神社
まきび公園内の坂道を登っていくと、八田神社(はったじんじゃ)が見えてきます。
鳥居の前を桜吹雪が舞う風景は圧巻で、思わず立ち止まってしまいました。
神社彩お寺で撮影をしたら、忘れずにお参りもしましょう。
真備総合公園
真備総合公園は、テニスコート、体育館、軟式野球場、多目的広場などがある総合スポーツ施設です。
取材時は、吉備真備像のある駐車場から体育館の方向に向かって散策しました。
体育館の前の桜は、2024年4月11日時点で満開。木下には、桜のじゅうたんが広がっていました。
遠目に見ると白っぽく見える桜の花も、花びらが集まった姿はまさに「桜色」といえるかわいらしいピンク色に染まっています。
真備総合公園には、アスレチックなどの遊具やベンチもあるので、家族連れでものんびり散策できそうです。
また、これから見頃を迎えるヤマザクラの園芸種「宗堂桜(ソウドウザクラ)」も発見。ふわふわの花びらが特徴的な手まりのような桜ですね。
まきびさくら公園
その名のとおり、さまざまな種類の桜の木が植えられているまきびさくら公園は、小田川沿いに位置します。
桜の木々から望む小田川は、平成30年7月豪雨で大荒れしたとは信じられないほど穏やかに流れていました。この平穏な日々がいつまでも続いていってほしいと、願わずにいられません。
園内中に咲き乱れる桜の木々は、まさに桜のトンネルのよう。
まきびさくら公園も、高梁川真備とんぼ公園同様に井原線を眺められます。
公園と線路の位置がとても近いので、迫力満点でした。
おわりに
倉敷美観地区周辺から真備はどうしても遠いイメージをもっていましたが、倉敷大橋を渡るとすぐの場所にありました。真備で暮らす人たちも、日常的にイオンモール倉敷方面へ買い物に来るそうです。
その道中は平成30年7月豪雨以降に整備された新しい道が多く、復興のようすが伺えました。
真備は倉敷市内のほかの地域と比べても高い建物が少なく、気持ち良い春の青空と大きくて立派な桜並木がとても似合う町です。
のどかな真備で、桜並木の下でお花見がてらピクニックしてみてはいかがでしょうか。
真備とんぼ公園・まきび公園・八田神社・真備総合公園・まきびさくら公園のデータ
名前 | 真備とんぼ公園・まきび公園・八田神社・真備総合公園・まきびさくら公園 |
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住所 | 倉敷市真備 |
電話番号 |