オーナーの好きなものがぎゅっと詰まった「フューチャーヒャクカフェ」は、地元の人に愛される街の小さなカフェ。
ユニークな名前の由来は「100年がんばります」!
黒ごまがたっぷり入ったカレーに、愛らしいデザートとフードメニューも充実。
自分の日常にこんなお店があったらいいだろうなぁ。そう思わずにはいられない不思議な心地よさがありました。
おしゃべりに来るも良し、ひとりの時間を過ごすのも良し。常連になりたい素敵なカフェを紹介します。
記載されている内容は、2019年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
フューチャーヒャクカフェ のデータ
名前 | フューチャーヒャクカフェ |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市鶴形1-4-22 |
電話番号 | 086-423-1011 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前7時~午後8時 |
定休日 | 金 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 ごはんソムリエの厳選米を炊き上げた朝食セットのみ予約可 |
座席 | 13席 カウンター数:4 テーブル数:2 ソファ数:1 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ |
フューチャーヒャクカフェへの行き方
倉敷駅からヒューチャーヒャクカフェまでの道順を説明します。
倉敷駅南口を左に向かいましょう。
「ふるいち」の看板を目印に、すぐ横の路地を右に入ると倉敷駅前商店街に出ます。
駅前商店街のアーケードを、ひたすらまっすぐ進みましょう。
ふじ心などがある倉敷でパート前をまっすぐ。
中原三法堂倉敷店を左に曲がります。
ヒューチャーヒャクカフェの看板が見えてきました!
不思議な居心地の良さ。フューチャーヒャクカフェ
倉敷の街角にそっとたたずむ「フューチャーヒャクカフェ」。
朝7時から営業しているので、地元の人や観光客のモーニングにも重宝されています。
お店に入るとカウンターで立ち働くオーナーの渡辺さんが出迎えてくれます。
調理に配膳とすべてひとりで切り盛りしている姿は、忙しそうだけどなんだか楽しそう。
雑貨や本に囲まれてた居心地の良い店内。
「好きなものだけを集めたらこんなお店になった」そうですが、なぜかホッとくつろげるお店です。
窓に面したテーブル席。入れ替わり立ち替わりお客さんが途切れません。
おしゃべりを楽しみたいかたは、こちらのカウンター席へ。
とっても聞き上手で話し上手な渡辺さん。気が付けば音楽、料理、写真…と取材を忘れて楽しいひとときを過ごしました。
ソファ席もありますよ。自分の家のようなリラックス空間でのんびりできそう。
お店にあるたくさんの本はすべて渡辺さんの蔵書。絵本もあるのでお子さん連れにも喜ばれそうですね。
モーニングからデザートまで、日常使いに嬉しいメニュー
「ひとりでできるだけのメニュー」だそうですが、かなり充実しています。
午前10時までのモーニングプレートは、ドリンクとクロックムッシュ(ハーフ)で500円。常連さんや観光客にも好評です。
倉敷の農家さんとコラボした「ごはんソムリエの厳選米を炊き上げた朝食セット」(予約可)もあり、ぜひ新米の季節に伺いたいメニューです。
人気メニューの「豚肉となすとれんこんの黒ごまカレー」はセットもあり。コーヒーか紅茶を選べます。
「そうだ!10」のソーダメニュー。メニュー表もかわいいですね。このほかに季節限定のデザートやフェスメニューもありますよ。
驚きの美味しさ!特製黒ごまカレーにレトロなゼリー
「豚肉となすとれんこんの黒ごまカレーセット」880円(税込)を注文。ドリンクはアイスティーにしました。
カレーには黒ごまのペーストが入っています。見た目から黒ごまの存在感がありますね!
スパイスの刺激的な匂いの中に黒ごま独特の甘い香りが重なって、カレー好きの食欲をくすぐります。
ターメリックと炒めた十穀米に、にんじんのマリネが添えられています。パラパラとしたライスはカレールーとよく絡みますよ。
にんじんのマリネを和えても美味しい!オニオンチップの甘味とカレーの相性も抜群です。
酸味を感じるカレーに黒ごまのコクと香ばしさ、れんこんのしゃきしゃき食感に、なすのジューシー。
カレーと黒ごまがこんなに合うとは!
食べるごとに食感や味の違いがあり、あっという間に食べ終わってしまいました。
初めて食べるカレーなのにどこか懐かしさも感じる、筆者おすすめのひと皿です。
色の美しいアイスティー。通常は東京田園調布にあるティージュの紅茶を使用しています。
取材した日はたまたま手に入った、イギリスハロッズのイングリッシュブレックファーストを淹れてもらいました。
香りがすっきりとして飲みやすく、黒ごまカレーに合う美味しいアイスティーです。
渡辺さんは10年以上紅茶専門店に務めていましたが、ご本人はコーヒー党だそうですよ。思わず笑ってしまいました。
写真映えの良いものを…と用意して下さった「ハワイアンゼリー」450円(税込)。
なんて可愛らしいゼリーなんでしょう。ちょこんと載ったチェリーがレトロでおしゃれですね。
ハワイアンゼリーはほどよい弾力があり、口に含むと甘酸っぱい味にプルンとした食感が爽やかなデザートです。
「自分が心地よい店にしたい」というこだわり
なぜフューチャーヒャクカフェはこんなに居心地が良いのでしょう。
取材で緊張していた私も、気が付けばオーナーさんとのおしゃべりや、この空間を楽しんでいることにハッとしました。
「自分の好きなものしか置かない。自分が心地良いお店にしたかったから」
雑貨に小物、食器や本にいたるまで、カフェの中はオーナー渡辺さんの好きなものであふれています。
お店のなかに自分の好きなものを見つけてほっこりしたり、おしゃべりしたりボーッとしたり。
そんな自由でリラックスした雰囲気が、フューチャーヒャクカフェの魅力なのかも知れません。
街に人に。日常に溶け込むフューチャーヒャクカフェ
美味しいものを食べて、好きな物に囲まれて楽しく過ごしたい。それが毎日のことだったらすごく嬉しい。
フューチャーヒャクカフェは、そんな思いがカフェになったようなお店です。
取材を終えたあと、「次はいつ行こうかなぁ」と手帳をめくっている自分がいました。
知ってるとちょっと毎日が楽しくなる、行きたいな、と思うだけでなんか嬉しい。そんなお店があるって良いですよね。
100年がんばるフューチャーヒャクカフェに、これからもお邪魔したいと思います。