平成30年7月豪雨から、1年が経とうとしている真備町では、恒例行事が徐々に復活しています。
2018年は中止となった夏祭り「真備・船穂総おどり」も、2019年7月13日の開催が決定。
真備に灯(あかり)をともそう
という動きも増えており、2019年6月8日にはまきび公園で「ホタルを楽しむ会」が開催されました。
「まきび公園にホタルがいるの?」と思うかたもいると思います。
実は2017年10月と2018年10月の2回、ゲンジボタルの幼虫500匹を放流しており、被災をまぬがれたまきび公園では、今年(2019年)もホタル鑑賞が楽しめました。
当日は真備町のかたを中心に、たくさんの人が集まり、大人も子供も幻想的な空間を楽しんだようです。
令和元年開催倉敷まきび公園「ホタルを楽しむ会」の様子をレポートします。
記載されている内容は、2019年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
「ホタルを楽しむ会」とは
「ホタルを楽しむ会」は、平成30年(2018年)からまきび公園で開催されている、ホタル鑑賞イベントです。
2017年10月にまきび公園内の川にゲンジボタルの幼虫を放流し、以来少しずつホタルが増えてきています。
2回目の放流となった2018年10月は、災害後真っ暗になってしまった真備の町に「少しでも灯りを増やしていこう。夜に光るホタルを見て町民に少しでも笑顔になって欲しい」と、町内の末政川(すえまさ がわ)、まきび公園2カ所に放流されました。
有名スポットでは「ホタル祭り」として開催されることも多いですが、まだ「ホタルが乱舞する」というほどではありません。
真備町在住のかたが多く集まり、育てているイベントです。
イベントの様子
会場となるまきび公園は、遠方からだと車で来るかたが多いと思います。
車を停めるスペースは、併設されているたけのこ茶屋の駐車場など、近隣の駐車場が用意されていますが、決して数は多くないためなるべく乗り合わせて行きましょう。
イベントは午後8時から開始します。
普段のたけのこ茶屋は、この時間帯は閉店しているのですが、「ホタルを楽しむ会」のときには夜間営業していました。
子供2人を含む、家族5人で足を運びましたが、入り口で子供にお菓子をプレゼントしてくれました。
「ホタルを楽しむ会」は夜に行われるので、まきび公園はもちろん真っ暗。
普段なら「円窓」や「六角亭」が見えますが、真っ暗なので薄っすらとしか分からず、ときどき光るライトや子供達の「いたー!」という歓声だけが聞こえます。
円窓の先にある橋を渡り、六角亭のあたりまで行くと、ホタルがチラホラ飛んでいました。
さらに奥に進むと、いたるところでホタルが飛んでいます。
乱舞というほどの数ではないので、写真を撮るのは難しかったです。
周りを見渡しても、カメラを持つ人はほぼおらず、家族連れのかたが多かったように思います。
「みつけた!」
「ここにいるよ!」
「きれい!」
子供たちの歓声が響き渡っていました。
おわりに
「ホタル祭り」というと、観光客が多くザワザワしているイメージが強いです。
しかし「ホタルを楽しむ会」は、文字通り静かにホタルを楽しむイベント。
来年(2020年)には、さらにホタルが増えているかもしれませんね。
また足を運んでみようと思います。
倉敷まきび公園「ホタルを楽しむ会」のデータ
名前 | 倉敷まきび公園「ホタルを楽しむ会」 |
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期日 | 2019年6月8日 |
場所 | 岡山県倉敷市真備町箭田3652-1 |
参加費用(税込) | 無料 |