倉敷とことこ 「倉敷の今」を伝えるWEBメディア
住吉町の家 分福 〜 大正15年建築の古民家 旧浅野邸を使った高梁川流域のテレワーク拠点

住吉町の家 分福 〜 大正15年建築の古民家 旧浅野邸を使った高梁川流域のテレワーク拠点

観とこ / 2019.06.08

コワーキングスペースといえば、オフィスビルの長机。そんなイメージですよね。

それはそれで良いんですが、いつもとは違う雰囲気だと集中できたりするものです。
そんな一風変わったコワーキングスペースはいかがですか?

倉敷美観地区がある倉敷のイメージといえば、やはり古い町並や建物。
そんな倉敷の美観地区近くに、古民家を活用したコワーキングスペース、サテライトオフィスがあります。

住吉町の家 分福(すみよしちょうのいえ ぶんぶく)は、2018年にテレワーク拠点としてオープンした施設です。

分福は、古民家ならではの落ち着いた雰囲気の中で、作業や打ち合わせができるのが魅力。

部屋のなかに差し込んでくる穏やかな日光は、ポカポカとしていてリラックスした気分にさせてくれます。

さらに畳の上での仕事は、イスに座るのとちがったキリリとした緊張感があって、作業に没頭できました。

くわえて、分福は観光地である美観地区に近いのもポイント。
旅行の合間に仕事をしたいときにも、サッと寄って作業できるので便利です。

さらに分福には、いろいろな利用者が訪れます。
利用者間で話をしたりしてコミュニケーション取りやすいのも、古民家を使った施設ならでは。

利用者同士のコミュニケーションのなかから、新たなアイデアが生まれることもあるかもしれません。

そんな、古くも新しい施設である住吉町の家 分福を紹介します。

倉敷とことこの厳選記事を
LINEでお届けします

記載されている内容は、2019年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

Ads by Yahoo! JAPAN

住吉町の家 分福のデータ

住吉町の家 分福 外観
名前住吉町の家 分福
所在地倉敷市中央2丁目13-3
電話番号086-527-6248
駐車場なし
営業時間午前10時〜午後5時
定休日日、祝日
休業日でも、予約やイベント開催がある場合は開業
利用料(税込)一時利用:午前/午後で1回500円
終日利用:1日1,000円
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・iD・QUICPay
予約の可否
オンライン予約可能(予約受付フォーム)
予約は利用日の前日までにおこなう
原則として1ヶ月前から予約可能(イベント等での利用の場合は1ヶ月以前でも相談可能)
Wi-Fiあり
追加料金なしで利用可能
電源あり
追加料金なしで利用可能
利用可能備品Web会議システム
プロジェクター
100インチ スクリーン
65型4K液晶モニター
レンタルPC
コピー機
タバコ
トイレ
子育てイベント時などに託児サービスの相談可能(有料。余裕を持って相談のこと)
バリアフリー建物内に階段や段差あり
ホームページ分福 | 倉敷の新しいサテライトオフィス&コワーキングスペース

分福への行き方

道順を確認

住吉町の家 分福とは?大正15年に建てられた古民家「旧 浅野邸」を使ったコワーキングスペース

住吉町の家 分福の表札

築約90年の古民家を使ったコワーキングスペース、サテライトオフィスです。

使っている古民家は、旧 浅野邸。
大正15年(1926年)に浅野 辨次郎(あさの べんじろう)氏の邸宅として建てられました。

分福は古民家を改装したスペースなので、外観は民家そのもの。
一見コワーキングスペースに見えません。

分福は、美観地区の中央通りを挟んだ西側にあたり、倉敷市立美術館・図書館のすぐ南側という便利な場所にあります。

分福のオープンは、2018年3月。
高梁川流域テレワーク推進コンソーシアム」によって「古民家を使った倉敷らしいテレワーク拠点」をコンセプトとしてオープンしました。

なお、高梁川流域テレワーク推進コンソーシアムは、倉敷市・倉敷芸術科学大学・一般社団法人 日本テレワーク協会・一般社団法人 高梁川プレゼンターレによって構成される組織です。

分福という名前の由来は、古民家の中に保管されていた『ぶんぶく茶釜』の狸の置物に由来しています。

また、「住吉町の家」というのは、所在地の旧町名が住吉町だからです。

なお、分福を運営している一般社団法人 高梁川プレゼンターレは、令和元年(2019年)6月、総務省 中国総合通信局より「中国地域の電波利用・情報通信の発展に貢献があった団体」として表彰を受けます。

Ads by Google

住吉町の家 分福は仕事や勉強・会議・セミナー開催などに利用できる

分福は、さまざまな使い方ができます。

  • テレワークで働くための仕事場
  • フリーランスで働くための仕事場
  • 勉強するための場所
  • セミナー会場
  • 仕事の打ち合わせ場所
  • 会議の場所

ワークスタイルやライフスタイルにあわせた使い方ができるのが、分福の魅力です。

住吉町の家 分福の利用料金

分福の利用料金は、午前・午後ごとの一時利用と、終日利用の2パターンがあります。

どちらも利用者1人ごとに料金が必要です。

利用方法 利用時間 料金(税込)
一時利用 午前10時〜午後0時
午後1時〜午後5時
500円
終日利用 午前10時〜午後5時 1,000円

分福の営業時間は、午前10時から午後5時まで

休業日は日曜・祝日です。
ただし、予約があれば利用できるので、相談してみましょう。

予約は1ヶ月前から可能です。

Ads by Google

住吉町の家 分福の各部屋の紹介

分福のスペースは1階に2スペース、2階に2スペースの合計4スペースです。

いずれも入口で靴を脱いで利用するので、リラックスして作業や勉強ができます。

一般的なコワーキングスペースは、ビルの中にあるオフィスを使っていることが多いので、たいへんめずらしいと思いました。
まるで、実家や親戚の家にいるような気分です。

▼1階の南側のスペースは2部屋分の広さがあります。

住吉町の家 分福 1階 南側のスペースのようす

広い作業デスクが2つあり、ゆったりと作業ができそうです。

遠隔会議もできる大きなテレビもありました。
コワーキングスペースとしての利用のほかにも、多めの人数での会議にも最適です。

▼1階北側のスペースは、少しこぢんまりとしています。

住吉町の家 分福 1階 北側のスペースのようす

貸会議室向けのスペースで、少人数での作業やミーティング・打ち合わせによさそうです。

貸会議室向けですが、コワーキングスペースとして利用することもできます。

▼2階に上がる階段も昔ながらのもの。足元に注意して上り下りましょう。

住吉町の家 分福 階段

▼2階の南側のスペースは、2部屋分あって広々としています。

住吉町の家 分福 2階 南側のスペースのようす

通信室や会議室・研修スペースとしての利用も可能です。
もちろん、コワーキングスペースとして作業することも。

窓からは光がさしこみ、部屋を明るい雰囲気にしています。
やわらかな自然の光の下で作業や会議ができるのは、一般のコワーキングスペースにはない魅力ではないでしょうか。

▼畳の上に座って作業するので、落ち着けます。

住吉町の家 分福 2階 南側のスペースの机 住吉町の家 分福 2階 南側のスペースの机

多人数での会議やセミナーの開催などにも利用できそうです。

▼床の間には、犬養 毅(いぬかい つよし)から浅野氏へ贈られた掛け軸がかかっていました。

住吉町の家 分福 2階 南側のスペースの掛け軸

▼2階の北側にもスペースがあります。

住吉町の家 分福 2階 北側のスペースのようす

「貸スタジオ」としてのスペースなのですが、ふだんはコワーキングスペースとして利用することができます。

部屋の中には、6人掛けのデスクがありました。

北側の部屋なので明るすぎないため、もくもくと作業に没頭したいときに向いているのではないでしょうか。

住吉町の家 分福で利用できるおもな設備

分福では、設備も充実。

利用者は、いろいろな設備を利用することができます。

住吉町の家 貸し出し用スクリーン

貸し出し用スクリーン

  • Web会議システム
  • プロジェクター
  • 100インチスクリーン
  • 65型4K液晶モニター
  • 無料Wi-Fi
  • レンタルPC
  • コピー機(白黒1枚10円、カラー1枚50円)
  • ドリンク(1杯300円)

各設備を利用したい場合は、スタッフに申し出てください。

Ads by Google

火曜日限定でランチを提供

分福では、毎週火曜日限定でランチを食べることができます。

ランチは午前11時30分から開始で、1食850円(税込)。
プラス300円(税込)でコーヒーが付きます。

▼火曜日には、分福の門にランチの案内が掲げられていますので、目印にしてください。

住吉町の家 火曜限定 ランチの案内

取材した日のランチは以下のとおりでした。

  • 選べるメイン(鯖の竜田揚げ、またはレンコンコロッケ)
  • 新タマネギと春キャベツのコンソメスープ
  • わけぎのぬた
  • 高菜とあげの炒め煮
  • ごはん
  • 香の物

▼メインをレンコンコロッケにしたランチです。

住吉町の家 火曜限定 ランチ(メイン:レンコンコロッケ) 住吉町の家 火曜限定 ランチのメイン(レンコンコロッケ)

▼メインを鯖の竜田揚げにしたランチです。

住吉町の家 火曜限定 ランチ(メイン:鯖の竜田揚げ) 住吉町の家 火曜限定 ランチのメイン(鯖の竜田揚げ)

このボリュームで850円は、とてもお得感があります。
火曜日に利用するときには、ぜひ食べてみてください。

なお、分福のランチは「マンマカフェ(Mamma Cafe)」という店がつくっています。

マンマカフェは、以下の日程・場所で営業しています。

日程 場所 所在地
毎週 火曜日 住吉町の家 分福 倉敷市中央2丁目13-3
毎月 第3・4日曜日 倉敷町家トラスト事務所 倉敷市東町1-21
不定期 玉島市民交流センター カフェWAON(和音) 倉敷市玉島阿賀崎1丁目10-1
毎月 第2日曜日
(朝がゆのみ)
玉島みなと朝市 倉敷市玉島中央町周辺の商店街

ぜひ行ってみてください。

住吉町の家 分福の利用方法

まずはWebサイトから予約をしよう

分福を利用するには、事前に予約が必要です。
予約は、利用日の前日までにしましょう。

1ヶ月前から予約可能です。

公式サイトの予約ページから、利用したい日時とスペースを探してください。
利用可能であれば、必要項目を入力し、送信します。

少ししたら、入力したメールアドレス宛に返信があるので、予約ができたことを確認しましょう。

予約日時の少し前に分福を訪れる

予約日時に間に合うように、分福へ行きましょう。

見た目は民家と変わりませんので、中への入り方も民家といっしょです。

▼まずは門をくぐって玄関を目指しましょう。

住吉町の家 門から玄関へ

▼入口の扉を開けます。横開きです。

住吉町の家 玄関口

▼すると玄関があります。

住吉町の家 玄関

中に入って「ごめんください」と、あいさつをしましょう。

▼スタッフが出てきて案内をしてくれます。

住吉町の家 玄関へスタッフが現れる

玄関で靴を脱いで、スタッフの案内についていきましょう。

2回目以降の利用の場合は、すぐに利用したいスペースに向かって構いません。

初回利用時には利用者登録をする

▼分福では、初回利用時には利用者登録が必要です。

住吉町の家 分福の利用者登録用紙

▼スタッフから分福の利用説明を受け、必要項目を入力します。

住吉町の家 初回利用時の説明・登録

初回の利用は、利用説明と登録の時間が必要なので、利用開始時間より少し早めに訪問するのがおすすめです。

利用者登録が終わったら、利用したいスペースに移動して、作業や勉強・会議などを開始しましょう。

 

古民家という倉敷らしさを取り入れた、新しい形のテレワーク拠点の住吉町の家 分福。

分福を運営する一般社団法人 高梁川プレゼンターレ代表の坂ノ上 博史(さかのうえ ひろし)さんにお話をうかがいました。

インタビュー記事を読む

住吉町の家 分福のデータ

住吉町の家 分福 外観
名前住吉町の家 分福
所在地倉敷市中央2丁目13-3
電話番号086-527-6248
駐車場なし
営業時間午前10時〜午後5時
定休日日、祝日
休業日でも、予約やイベント開催がある場合は開業
利用料(税込)一時利用:午前/午後で1回500円
終日利用:1日1,000円
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・iD・QUICPay
予約の可否
オンライン予約可能(予約受付フォーム)
予約は利用日の前日までにおこなう
原則として1ヶ月前から予約可能(イベント等での利用の場合は1ヶ月以前でも相談可能)
Wi-Fiあり
追加料金なしで利用可能
電源あり
追加料金なしで利用可能
利用可能備品Web会議システム
プロジェクター
100インチ スクリーン
65型4K液晶モニター
レンタルPC
コピー機
タバコ
トイレ
子育てイベント時などに託児サービスの相談可能(有料。余裕を持って相談のこと)
バリアフリー建物内に階段や段差あり
ホームページ分福 | 倉敷の新しいサテライトオフィス&コワーキングスペース
Ads by Google
アサノ

アサノ

フリーランスとして活動するプロの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。企業の社員インタビューや事例紹介、採用コンテンツも。

カメラ片手に街を散策。倉敷観光に深みとコクをあたえます!

はれとこからのお知らせ

一般社団法人はれとこは「とことこシリーズ」を中心に、地域の情報発信を担う「市民ライター」育成などの活動をおこなっています。

  • 倉敷市民レポーター教室
  • 高梁川流域ライター塾
  • FMくらしき「倉敷とことこ」
  • 寄付募集
住吉町の家 分福 外観

この記事が気に入ったら

最新情報をお届けします。

  • ホーム
  • 観とこ
  • 住吉町の家 分福 〜 大正15年建築の古民家 旧浅野邸を使った高梁川流域のテレワーク拠点