ラーメンは、日本人の国民食ともいわれている外食の定番。
老若男女みんな大好きで、私も家族でよく食べに行きます。
そんな身近なラーメンですが、各地にいろいろご当地ラーメンがありますよね。
実は、岡山県にもご当地ラーメンがあるのを知っていますか?
それが「笠岡ラーメン」。
岡山県の最南西に位置する笠岡(かさおか)市のご当地ラーメンなんです。
笠岡ラーメンはカシワ(老鶏)をふんだんに使ったラーメンで、私も大好きなご当地ラーメンのひとつ。
ただ、笠岡市周辺以外では本格的な笠岡ラーメンが食べられる店は希少。
しかし、なんと倉敷駅前で毎月第3日曜日に開催される「倉敷三斎市(さんさいいち)」には、笠岡ラーメンの専門店が出店しているんです!
その名も「笠岡らーめん屋台」。
倉敷市の中心部で、本場・笠岡に負けず劣らずのおいしい笠岡ラーメンが食べられる数少ないお店なんです!
それもそのはず、店主は生まれも育ちも笠岡という生粋の笠岡ッ子。
そんな笠岡育ちの店主がふるまう笠岡ラーメンが食べられる、笠岡らーめん屋台を紹介します。
記載されている内容は、2020年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
笠岡らーめん屋台のデータ
名前 | 笠岡らーめん屋台 |
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住所 | 倉敷三斎市などのイベントに出店 |
電話番号 | |
支払い方法 |
|
笠岡らーめん屋台は倉敷三斎市などのいろいろなイベントに出店
笠岡らーめん屋台は、名前のとおり笠岡ラーメンが食べられる屋台です。
屋台形式なので、固定の店舗はありません。
イベントが開催されたときに出店しています。
2019年(令和元年)現在、ほぼ毎回出店しているイベントは、以下のもの。
倉敷三斎市 | 毎月第3日曜日(午前8時〜午前11時)に、倉敷駅前の商店街周辺で開催 |
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岡山京橋朝市 | 毎月第1日曜日(午前5時~午前10時)、岡山市北区・京橋西詰め旭川河川敷で開催 |
「一度、笠岡らーめん屋台の笠岡ラーメンを食べてみたい!」というときは、チェックしてみましょう。
そのほか、岡山市にあるコンベンション施設「コンベックス岡山」でのイベントなど、いろいろなイベントに出店しています。
笠岡ラーメンは岡山県笠岡市のカシワを使ったご当地ラーメン
笠岡市のご当地ラーメンである「笠岡ラーメン」は、鶏(カシワ)を使ったラーメンです。
笠岡ラーメンのおもな特徴は、以下のとおり。
- 具材にカシワ(老鶏)の煮鶏(にどり)を入れている
- ダシに鶏ガラを使っている
- 醤油味のスープの場合が多い(塩味なども存在する)
- カシワ以外の具材は、ネギとメンマなど、シンプルな場合が多い
もちろん、店によっていろいろな特徴があります。
ちなみにカシワとは、卵を産まなくなったニワトリのこと。
笠岡市周辺は、古くから養鶏場が多いエリアでした。
そのため、市内ではカシワをメインで扱う精肉店も多かったんです。
また、近くに浅口(あさくち)などの製麺業の盛んなエリアもあったため、麺類になじみがありました。
そんな背景があるため、笠岡ではカシワを使ったラーメンが自然に生まれたといわれています。
戦前には、すでに笠岡ラーメンの原型ができていました。
参考:ラーメンのまち笠岡|笠岡商工会議所 ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト推進委員会
笠岡らーめん屋台の「笠岡ラーメン」
倉敷三斎市に出店していた、笠岡らーめん屋台の笠岡ラーメンを食べてみました。
笠岡らーめん屋台のメニューは「笠岡ラーメン」ひとつのみ。
笠岡ラーメンは、1杯600円(消費税込)です。
笠岡らーめん屋台の笠岡ラーメンは、醤油スープに具材はカシワの煮鶏・メンマ・ネギというシンプルスタイルです。
食べる前から、すでにおいしい香りがしてきます。
さっそく食べてみましょう。
こだわりのスープは鶏ガラ+和風ダシ
ラーメンは、スープが命といわれることがあります。
笠岡らーめん屋台では、醤油味のスープです。
もちろん、笠岡ラーメンなので鶏ガラでダシをとっていますが、笠岡らーめん屋台のスープは一味違います。
店主の牧野 靖宏(まきの やすひろ)さんが、以前に東京で食べた京都風ラーメンがおいしくて印象に残っているそう。
そのラーメンが和風ダシだったので、笠岡ラーメンの鶏ガラダシと和風ダシをブレンドしたスープを思いついたとのこと。
その後、試行錯誤を重ねて、現在のスープができあがりました。
鶏ガラダシと和風ダシの笠岡ラーメンは、ほかの笠岡ラーメンではなかなか味わえません。
笠岡らーめん屋台のスープを飲んでみると、鶏のうまみと醤油の甘辛い風味とともに、奥深い広がりのあるような味わいで、とてもおいしかったです。
スッキリとした後口なので自然とスープを飲んでしまい、最終的にはすべて飲み干してしまいました。
手間と時間をかけてつくるカシワの煮鶏
笠岡ラーメンの象徴的なものが、カシワの煮鶏ではないでしょうか。
もちろん、笠岡らーめん屋台でも、カシワの煮鶏が入っています。
皮付きの煮鶏を薄くスライスしたものが、たくさん乗っていました。
しっかりとタレの味が染みていて、煮鶏の色が褐色になっています。
カシワなので、食べるとコリコリとした歯ごたえのある食感です。
かみしめているうち、タレの味わいとともに、鶏のうまみがジワジワと口の中に染み出してきました。
クセになる味わいです。
笠岡らーめん屋台では、カシワ肉を一度湯だけで煮込んでアクと脂を取り除いて、その後カシワ肉を水で洗い、さらにそのあと肉と調味料でもう一度煮込んでいるんです。
二度目に煮込むときには水を使わず、肉と調味料だけで煮ているのもポイント。
中細ストレートの麺
笠岡ラーメンでは、中細のストレート麺を使うことが多いです。
笠岡らーめん屋台でも、中細ストレートの麺を使っています。
麺はスープとよく合い、ズビズビと勢いよくすすってしまいした。
なお、メンマもコリコリとしておいしかったです。
味付けもちょうどいい感じ。
笠岡らーめん屋台の自慢はネギ!京都から取り寄せた九条ネギを使用
笠岡らーめん屋台では、実はネギに力を入れているんです。
店主・牧野さんもおすすめする自慢のネギです。
ネギは、なんと京都から取り寄せている「九条ネギ」。
今まで牧野さんが食べてきておいしいと思ったラーメンは、すべてネギがおいしかったとのこと。
ネギへのこだわりには、牧野さんの経験にもとづいた思いがこめられているんです。
ネギが自慢の笠岡らーめん屋台では、ネギ好きのかたのために、ネギの大盛りができます。
ちなみに笠岡ラーメンのお店では、ネギを斜めにカットする店が多いです。
笠岡らーめん屋台では、あえてネギを輪切りで出しています。
これも、九条ネギを一番おいしく食べられる切り方を考えてやっているとのことです。
倉敷三斎朝市への出店のようす
倉敷で笠岡らーめん屋台のラーメンを食べたいとき、一番食べやすいのが「倉敷三斎市」です。
倉敷三斎市は、倉敷駅前の商店街周辺で毎月第3日曜日の朝に開催。
笠岡らーめん屋台は、三斎市にほぼ毎回出店しています。
▼出店箇所は、焼肉の愛道園前の駐車場が多いです。
なお、出店箇所は変わる可能性があるので、事前に確認しましょう。
▼笠岡ラーメンと書かれた赤い看板と、黄色い幟(のぼり)が目印です。
注文したらお金を支払い、店の前でできあがりを待ちましょう。
できたら店員が教えてくれます。
愛道園前の駐車場にはベンチが置いてありますので、そこに座って食べるのがおすすめです。
ただし、人数が多いときは座れないときもあります。
本格派の笠岡ラーメンでありながら、独自のアレンジもほどこされた個性的な笠岡ラーメンを出す笠岡らーめん屋台。
そんな笠岡らーめん屋台の店主・牧野 靖宏(まきの やすひろ)さんにインタビューをおこないました。
笠岡らーめん屋台のデータ
名前 | 笠岡らーめん屋台 |
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住所 | 倉敷三斎市などのイベントに出店 |
電話番号 | |
支払い方法 |
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