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自家焙煎専門店「倉敷珈琲館」 〜 こだわりのネルドリップで味わう至福のひととき

自家焙煎専門店「倉敷珈琲館」 〜 こだわりのネルドリップで味わう至福のひととき

食べとこ / 2025.01.06

白壁の街並みが美しい、倉敷市を代表する観光スポット「倉敷美観地区」。
倉敷川沿いの街並みは訪れる人を魅了してやみません。その倉敷美観地区の一角に、レトロな看板と鮮やかな朱色の門が目をひくのが「倉敷珈琲館」です。

1971年創業自家焙煎珈琲専門店とはどういったお店なのか。おすすめのメニューや、創業時から使い続けている焙煎機など、珈琲専門店としてのこだわりを取材しました。

倉敷珈琲館外観

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記載されている内容は、2025年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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倉敷珈琲館のデータ

倉敷珈琲館外観
名前倉敷珈琲館
住所岡山県倉敷市本町4-1
電話番号086-424-5516
駐車場なし
専用駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
営業時間午前10時〜午後5時
定休日なし
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・nanaco・WAON・PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・楽天Edy
予約の可否不可
座席40席
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー
ホームページ倉敷珈琲館

こだわりの店内

倉敷珈琲館店内

創業当時とかわらない内装は、倉敷国際ホテルなどを設計した建築家 浦辺鎮太郎(うらべ しずたろう)が手がけたもの。店内は赤レンガと木が醸し出すレトロな雰囲気につつまれています。

倉敷珈琲館内装

天井の梁には浦辺鎮太郎の言葉「DOING NOTHING IS DOING ALL」が書かれていますが、浦辺氏の造語で直訳できない言葉です。

元になった言葉は英語のことわざ

「DOING NOTHING IS DOING ILL」(何も行動を起こさない事は罪である)

と思われますが、文献などでも確認できないため参考情報として記載します。

倉敷珈琲館タイル

床に敷かれているタイルはイタリア製で、これも創業時のまま。

倉敷珈琲館伝票台

カウンターにあるアンティークがお店の雰囲気をさらに引き立てます。

こだわりの珈琲

倉敷珈琲館は自家焙煎珈琲専門店です。
軽食やスイーツ、フルーツジュース、珈琲の種類のなかでも加圧して抽出する「エスプレッソ」はありません。

倉敷珈琲館ネルドリップの様子

珈琲は、布製のフィルターを使った「ネル・ドリップ」にこだわって淹(い)れていて、メニューには「水出しコーヒー」も用意されています。

こだわりの詰まった珈琲を飲んでみたくなり、人気No.1メニュー「琥珀の女王」と「ウインナコーヒー」を飲んでみることにしました。どちらの珈琲も、注文時にスタッフから「味の変化を楽しんでいただきたいので、珈琲は混ぜずに飲んでください」とアドバイスされました。

メニュー表(金額はすべて税込) 画像提供 : 倉敷珈琲館
メニュー表(金額はすべて税込) 画像提供 : 倉敷珈琲館

琥珀の女王

琥珀の女王
琥珀の女王

「琥珀の女王」は、リキュール(アルコール)が入っている冷たい珈琲ですが、ほんのりとした温かさを感じました。

最初に、濃厚なミルクの甘さが口のなかに広がり、そのあとを蜂蜜とリキュールで味付けされたコクのある水出しコーヒーが追いかけてきます。冷たい珈琲だからでしょうか、リキュールがしっかり効いてより味わい深いのものにしてくれました。

ウインナコーヒー

ウインナコーヒー
ウインナコーヒー

こちらは深みのあるあたたかい珈琲で、上にかけてある濃厚な生クリームが特徴です。

実際に飲んでみると、まず生クリームの濃厚さに驚きます。ほど良い甘さのクリームを楽しんでいると、続いてやや苦めの珈琲が口の中に広がってきました。濃厚なクリームと重なり、甘さと苦さが絶妙なバランスで口のなかに広がっていきます。

その後、カップのなかでクリームが溶け込み、甘さが和らいできた頃に、底にあるザラメの溶け込んだ珈琲が再び味を引き締めてくれました。

どちらの珈琲も「混ぜずに飲む」ことで、いくつもの味が楽しめるようになっています。

倉敷珈琲館のコーヒー

別の日に王道の「本日のストレート」もいただきました。この日の珈琲豆は「SANTOS」でスッキリとして飲みやすい印象でした。

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こだわりの焙煎機

焙煎は店長のみがおこなっており、創業時よりずっと使っているそうです。取材時は特別に焙煎する様子を見せていただけました。

倉敷珈琲館の焙煎機
倉敷珈琲館の焙煎機

焙煎は創業時から受け継ぐ直火式のアンティーク焙煎機を使用。デザインもどことなく「ぶたさん」に似ていてかわいいですね。

焙煎前の珈琲豆
焙煎前の珈琲豆

焙煎は時間にして20分ほどで、温度管理や空気調節などの作業のため焙煎機につきっきりだそうです。

焙煎機温度計

焙煎機の温度計もアナログ式でレトロな雰囲気。

焙煎中

焙煎機全体のようす。

焙煎中の豆

焙煎中の珈琲豆にいい色が着き始めたようで、最終的にはパチパチという音などで判断するとのこと。その日の気温や湿度などでかわってくるらしく、やはり経験がモノをいう作業だそうです。

焙煎終了の珈琲豆

焙煎された珈琲豆を冷却しながら、次の豆の焙煎をします。冷却が終わった珈琲豆は、さらにきれいな豆だけに選別され、3日ほどおくことで味がおちつくそうです。

倉敷珈琲館店長の松尾直毅(まつお なおき)さんに珈琲への想いを聞いてみました。

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倉敷珈琲館のデータ

倉敷珈琲館外観
名前倉敷珈琲館
住所岡山県倉敷市本町4-1
電話番号086-424-5516
駐車場なし
専用駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
営業時間午前10時〜午後5時
定休日なし
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・nanaco・WAON・PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・楽天Edy
予約の可否不可
座席40席
タバコ
トイレ
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taka.

taka.

倉敷市在住の備中人。2020年まで、ツアーコンダクターとして、日本国内、世界各国の観光都市を案内していました。今後は、ライターとして、大好きな地元倉敷の魅力を伝えていきたいです。

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倉敷珈琲館ウィンナコーヒー

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