倉敷天文台(通称:くらてん)で、2023年10月下旬から12月中旬の間にイベントが計3回おこなわれました。
- 10月28日「星降るハロウィンイベント in くらてん」
- 11月25日「くらてん生誕祭2023」
- 12月16日「星降る!くらてん最終回クリスマスイベント」
これらのイベントは、私たち倉敷商業高等学校の生徒が「イベント企画チーム」「SNS映えチーム」「情報発信チーム」の3チームに分かれて企画し開催したものです。
何をすればお客さんに来てもらえるか、楽しんでもらえるかをみんなで考えながら準備を進めました。その結果、多くのかたがたが集まり、くらてんが賑やかになりました。
私たちがどのような準備をしていたか、そのようすを紹介します。
この記事は倉敷商業高等学校 課題研究「地域経済探究」講座の生徒による寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。
記載されている内容は、2024年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
10月28日開催「星降るハロウィンイベント in くらてん」
第1回は2023年10月28日に開催した、「星降るハロウィンイベント in くらてん」です。
以下のような意見が出ていました。
- 天文台でおこなうイベントだから、星や宇宙に関する「何か」をしたい
- 開催日がハロウィン間近だからハロウィンの要素も入れたい
- よく目立って、よく映えるものを設置したい
- 小学生や未就学児をターゲットにしたイベントにしたい
そこで、星に関するクイズラリーや大きな宇宙の絵が飾られたフォトスポット、ハロウィンピニャータを作成しました。
ピニャータとは日本のくす玉のようなもので、お菓子を入れた型を吊して棒でたたいて割るゲームのことです。対象年齢が低いことから、クイズはわかりやすい内容にしてふりがなをつけたり、小学校にチラシ配りをしたりしました。
フード販売では、出店交渉をした結果「PAFFLE405」のキッチンカーが出店してくれました。
11月25日開催「くらてん生誕祭2023」
2回目は2023年11月25日の「くらてん生誕祭2023」です。
11月21日が、くらてんの97回目の誕生日でした。
イベント1回目の開催後に挙がった改善点として、1人あたりのピニャータを叩ける時間を調整し、子どもだけでなく大人もできるようなスケジュールにして、親子で楽しめるようにしました。
フードコーナーでは新しく倉敷商業高等学校から焼き芋を販売。当日準備を素早くするために、事前に効率の良い作り方を試していました。
ただ、情報発信の面でも改善点が……。
1回目の開催前にJR倉敷駅前でチラシ配りをしましたが、あまり受け取ってもらえませんでした。
駅を利用する人とイベントのターゲット年齢(小学生や未就学児とその親)に合っていないためと考え、このイベントでは幼稚園・倉敷天文台の近所にチラシを配りました。
すると、チラシを見て来てくれたかたが増えたんです。
どれだけ多くの人が集まるようなイベントでも、情報発信が不十分であれば人は来ません。
いかに情報を活用するか、情報発信の大切さを学びました。
今回のフード販売は、「台湾カステラ中村屋」がテントで出店してくれました。ふわふわのフルーツサンドがとてもおいしかったです。
12月16日開催「星降る!くらてん最終回クリスマスイベント」
3回目は12月16日の「星降る!くらてん最終回クリスマスイベント」です。
名前のとおりクリスマスを感じるイベントとして、以下を企画しました。
- サンタさんの帽子やトナカイのカチューシャを用意
- 少し大きめのクリスマスツリーを会場に飾る
- 毛糸のミニツリーを作るワークショップ
当日は小雨で気温が低い予報だったため、前日準備で室内での開催や防寒対策を呼びかけ臨機応変に対応。
お客さんが2回目より少ないことが予想されましたが、やれるだけやってみようと奮起して準備をした結果、多くのお客さんが来てくれました。
今回のフード販売は、「SERI’S KITCHEN」・「T’s Kitchen YOTTE」がキッチンカーで出店してくれました。
おわりに
3回のイベント開催を通じて、イベントの企画立案・運営の難しさを痛感しました。
- 対象年齢に合った内容にすること
- チラシやSNSを活用して情報発信
多くのお客さんに来てもらえるイベントにするためには、この2点が重要であると私たちは学びました。
準備期間が足りない、予定が合わないなどで至らない点もあったと思います。しかし、高校生なりに頑張りました。
参加したお客さんに心から感謝いたします。
倉敷天文台では、さまざまなイベントをおこなっています。最新情報はホームページで公開されているので、ぜひとも足を運んでみてください。
また、出店してくださった皆様、高校生の出店依頼にもかかわらず快く来てくださって、私たちのイベントを盛り上げていただいたことに感謝します。