串揚げ(串カツ)は、大人も子供も大好きですよね。
値段がリーズナブルなので、気軽に行けるのが魅力。
しかも、一口サイズで食べやすく、いろいろな種類が選べるのが楽しいです。
そんな串揚げを、倉敷の地で20年以上にわたってつくっているお店があります。
それが「串揚げ馬鹿一代 くし亭」。
くし亭は、ただの串揚げ店ではありません。
食材にとてもこだわっているんです。
倉敷はもちろん、岡山県内や近隣地域でとれた旬の野菜や鮮魚をたくさん使っています。
こだわりは、串揚げにつけるソースや塩までにもおよんでいるんです。
さらに串揚げ以外にも、地元の旬の食材を使った一品料理も豊富にラインナップ。
めずらしいものでは、オーナーの地元・京都から取り寄せた生麩・湯葉を使った料理も。
九州直送の馬刺しにも注目です。
そんな魅力いっぱいの串揚げ馬鹿一代 くし亭を紹介します。
記載されている内容は、2022年3月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
串揚げ馬鹿一代 くし亭のデータ
名前 | 串揚げ馬鹿一代 くし亭 |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市阿知2丁目5-10 ホワイトプラザ 2階 |
電話番号 | 086-426-9483 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午後5時〜午後11時 |
定休日 | 月 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 電話で受け付け 当日予約可能 |
座席 | 全22席 ・カウンター:10脚 ・4人がけテーブル:3 ※ テーブルは配置変更と予備の椅子の設置により、席数の増設可 |
タバコ | 喫煙可能 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカー入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー | 店内に段差はなく車椅子入店可能だが、2階までエレベーターがなく、階段のみ |
くし亭へ行くのに一番わかりやすいルートを紹介します。
まず商店街「ビオスくらしき(倉敷センター街)」の西入口(元町通り(倉敷中央通り)側の入口)を目指しましょう。
▼中国銀行 倉敷駅前支店が目印です。
▼そのままアーケード街の中へ入ります。
▼アーケードの中を、そのまま東方面へ直進しましょう。
▼アーケードの交差地点がありますが、ここもそのまま東方面へ直進。
▼交差地点から80メートルほど直進すると、進行方向左手に金光薬局があらわれます。
金光薬局のところの三つ角を、北側(左)へ曲がってください。
▼曲がったら、そのまま北方面へ約100メートル直進しましょう。
▼すると、西(進行方向左)側に「クラシキ マルシェ」という店が見えてきます。
この建物が、くし亭が入居している「ホワイトプラザ」というビル。
▼くし亭は、ホワイトプラザの2階で、進行方向奥側に位置しています。
▼ビルの真下から店を確認すると、窓に店名の「くし亭」と書かれてありますので、確認してみてください。
▼ビルの北側から見上げても、同じように窓に店名がありました。
▼くし亭が営業しているときは、ホワイトプラザ入口に立て看板が出ているので、目印になります。
▼ホワイトプラザの2階へは、中央やや左よりにある階段を使って上ります。
▼階段は緩く右回りになっています。
▼階段を上りきって、左に向いた突き当たりにくし亭があります。
なお、ホワイトプラザにはエレベーターはありません。
くし亭は1999年創業の串揚げ専門店。地元食材や旬の食材にこだわった料理が味わえる
くし亭は、1999年(平成11年)3月にオープンしました。
現在まで20年以上、同じ場所で営業しています。
自ら「串揚げ馬鹿一代」と名乗っているように、串揚げがメインのメニュー。
それは、創業時からずっと変わりません。
くわえて、地元で水揚げされた鮮魚を中心とした一品メニューもラインナップしていて、人気です。
さらに、オーナーの地元である京都の生麩・湯葉や熊本の馬刺しなどのユニークなメニューもそろっています。
串揚げに20年以上こだわったお店でありながら、それだけではないのが、くし亭の魅力です。
▼コの字カウンターの中では、スタッフで「揚場長(あげばちょう)」の鴨井(かもい)さんが、串揚げを揚げます。
掲載している写真は、2019年10月に撮影したものです。
現在は感染症対策として、カウンターおよびテーブルに「パーティション」が設置されています。
コの字カウンターなので、スタッフとお客さんのやり取りが楽しいのも、人気の秘密。
常連さんから初めてのお客さんまで、スタッフと気さくにコミュニケーションが取れる、明るい雰囲気のお店です。
テーブルの配置を変えたり、予備のイスを使うことで、少し増席可能。
くし亭は、一人からカップルやグループ、さらに子供連れのファミリーまで幅広いお客さんに人気です。
▼スタッフの名刺も運転免許風でユニーク。
一度見たら忘れられません。
揚げたてで衣がサクサクの串揚げは種類が豊富
くし亭の看板は、もちろん串揚げです!
▼取材時のメニューは以下の通り。
その多くが、地元岡山県やその近隣地域の旬の食材です。
なお、食べきれなかった串揚げは持ち帰ることもできます。
▼悩んだときは、コースをたのむのも手です。
コースは、15本・10本・5本の3コースあって、お店がおすすめの品を選んで出してもらえます。
もし、苦手な食材・食べられない食材がある場合、その食材を除いて選びますので、事前にお知らせください!
価格は消費税込み。2022年(令和4年)3月時点のもの
旬の食材にこだわるから、串揚げメニューは季節ごとに入れ替わる
くし亭では、串揚げのメニューは季節ごとに変わります。
串揚げで四季を感じられるのは、意外かもしれません。
だからこそ、四季ごとにくし亭を訪れて、旬の食材の串揚げを味わってみたくなります。
なお、取材は秋におこないましたので、秋のメニューでした。
秋のメニューには、以下のような旬の食材です。
- 寄島(よりしま)産のシャコ
- 倉敷産のれん根
- 矢掛(やかげ)産のアスパラ
- 岡山産のマッシュルーム
- 香川産のエリンギ
- ぎんなん
- 紅芋
ほかにも旬の食材がたくさん。
レギュラーメニュー以外にも、一品もののメニューの中に「日替わり串揚げ」もあるので、見てくださいね。
ちなみに、同じ季節でも年によって内容は変わる可能性があります。
人気の串揚げベスト・テン
串揚げは、種類が豊富なのが魅力。
たくさんのメニューの中から、どれを食べようか選ぶのも楽しみのひとつです。
しかし、種類が多くてどれにしようか悩んでしまうことも。
そこで、お店のスタッフで実際に串揚げを揚げている鴨井さんに、人気がある串揚げ10品を教えてもらいました。
人気の串揚げ10品は、以下のとおり!(順不同)
- 豚バラ
- 牛肉
- 牛チーズ
- アスパラ
- ヤングコーン
- れん根明太
- れん根蟹味噌
- ホタテベーコン
- エビ椎茸
- 手羽先
くし亭に行って、串揚げを選ぶときの参考にしてみてください。
なお、時季によっては取り扱いのない品もあります。
おすすめの串揚げ
取材時に実際に食べた串揚げ(秋メニュー)6品を紹介します。
串揚げは、どれも衣のパン粉はきめ細かく、カラッと揚がっていました。
口の中に入れると、サクッとした軽快な音をたてます。
衣自体も香ばしくて、何もつけなくてもおいしいと思えるほど。
玉ねぎは倉敷産の「藤田タマネギ」。
藤田タマネギは、倉敷のお隣・岡山市の藤田地区で誕生したブランド玉ねぎです。
春メニューには新タマネギも登場します!
玉ねぎの串揚げは、柔らかく「しんなり」としていて、衣のサクサク感と対照的なのが印象に残ります。
そして、タマネギ特有のやさしい甘みが味わえました。
ごぼうの串揚げは、串を使わずにアスパラのようにスティック状に切ったものを揚げています。
口の中に入れると、衣のサクッとした食感の後、ゴボウの「しなっ」とした食感。
そして、ごぼう自体にキンピラ風の甘辛い味の下味がしてあって、そのままでも十分においしいと感じました。
ごぼう独特の風味と甘辛い味付けが、とてもよく合います。
ごぼうは、倉敷連島産ですよ!
連島は、ごぼうの産地として有名です。
手羽先も串を使わずに、骨の部分を持って食べます。
皮はカリカリっとした食感で、香ばしくて甘みがありました。
身はジューシーで、鶏の肉のうま味がたっぷり。
そして、塩味とコショウがいい感じにきいています。
手羽先は、子供から大人まで幅広く好まれる品ではないでしょうか。
寄島シャコは、一品もののメニューの中にある「日替わり串揚げ」にありました。
寄島シャコは、名前のとおり倉敷市の西隣・浅口市(あさくちし)の寄島(よりしま)地区で水揚げされたシャコです!
岡山県は、シャコをよく食べる地域柄。
寄島シャコは、時季限定で地域色の強い串揚げです。
そのため、観光客・ビジネス客のかたにおすすめ。
寄島シャコの串揚げを食べると、まず衣のサクッという食感のあと、シャコの身がプリリとした食感です。
そして、シャコの身に歯が入った直後、シャコのうま味と淡白な甘みの味わいが口の中に、にじみ出てきました。
寄島シャコの串揚げは、塩をつけるか、何もつけずにそのまま食べるのがいいかも。
なお取材日には、寄島シャコの酢の物やボイルもありました。
うずらの卵2個を串に刺して揚げています。
見た目もかわいらしく、串揚げらしいと思いました。
衣のサクッとした食感に続いて、白身のプリッとした食感。
そして黄身のホロっとした食感がやってきます。
その後、黄身の味わいが広がってきました。
見た目がハッキリと、れん根とわかる見た目がおもしろいと思います。
串揚げに使っているれん根は、倉敷連島産です!
連島はごぼうとともに、れん根の産地でもあります。
れん根の串揚げをかんだ瞬間、衣のサクッとした食感と同時に、それに負けないれん根のシャキッとした小気味よい歯ごたえが。
次第に、れん根の淡い甘みが少しずつ広がっていきます。
そして、食べ終わる最後の瞬間までシャキシャキ感が楽しめました。
れん根の串揚げは、身がホクホクとしているのを想像していましたので、いい意味で期待を裏切られたと思います。
れん根の穴部分に明太子や蟹味噌を詰め込んだ串揚げもありますよ。こちらも人気メニューになっていいて、おすすめです!
れん根の串揚げは、観光やビジネスで来たお客さんに、ぜひ味わってもらいたい地元の味です。
串揚げのソースや塩・ポン酢にもこだわりあり!
串揚げといえば、ソースをつけて食べるイメージがないでしょうか。
もちろん、くし亭でも串揚げ用のソースがあります。
しかもソースだけでなく、塩とポン酢もあるんです。
▼ソース・塩・ポン酢は、ひとりひとり個別の皿で出てきます。
だから、大阪ミナミの串揚げ(串カツ)のように「二度漬け厳禁」ということはありません。
ソースは自家製。
オープン以来、継ぎ足しで使っている秘伝のソースです。
くし亭の自家製ソースは、ウスターソースをベースにし、いろいろなものをブレンドして煮詰めてつくっています。
そして、個性的なのはソースの中にピーナッツの破片が入っているとのこと。
甘みと酸味、ピーナツの食感と風味がクセになって、何度もソースだけつまんでしまいました。
このソースにハマるお客さんも多いんですよ。ソースをあてにして来られる常連客もいるほどなんです。
▼塩も、くし亭のオリジナリティがあふれています。
くし亭の塩は、店で塩に酒を合わせ、炒り直しているんです。
そのため、塩味の中に甘みが出ているのが特徴とのこと。
▼ポン酢は、アッサリと串揚げを楽しめます。
くし亭では、いくつかのポン酢をブレンドしています。
そのため、くし亭独特の味わいのポン酢に。
口直しのガリも付いています。
串揚げ以外にも魅力的な日替わりメニューがたくさん「食わずに死ねまへん」!
くし亭は、串揚げのお店ですが、魅力はそれだけにとどまりません。
その日の入荷によって変わる、日替わりの一品メニューも豊富にラインナップしています。
▼その名も「食わずに死ねまへん!!」。
名前がとてもユニークです。
取材日の日替わりメニューです
刺身やサラダ、居酒屋の定番メニューなどが並んでいます。
さらに、七輪焼きや馬刺し・湯葉・生麩といったものも。
串揚げのレギュラーメニューにない、日替わりの串揚げメニューもあるので注目です。
地元で水揚げされた日替わりの海鮮料理も名物
くし亭では、毎日地元の寄島港や下津井港などで水揚げされた海鮮を入荷しています。
新鮮な海鮮料理も、くし亭の名物です。
メニューは日替わりです。その日の入荷に合わせた料理を出していますよ。
刺身「カワハギ 肝付き」
▼取材時の海鮮メニューの中から「カワハギ 肝付き」の刺身をいただきました。
私は、カワハギは煮つけなどでは何度も食べたことがありますが、カワハギを刺身で食べるのは初めての経験です。
食べると、コリコリとした身の食感にくわえ、ほのかな甘みと旨みが噛むごとにジワッと出てきます。
肝を生で食べるのも初めてです。
肝を食べると、舌の上でトロッととけるような柔らかさ。
コクのある甘みが癖になります。
ゴマ・よもぎ・粟の三種セットの京都直送「生麩」
くし亭のオーナーは、京都の出身。
▼そのため、くし亭では京都の名物である生麩(なまふ)を食べられます。
しかも、生麩はオーナーの故郷・京都直送!
生麩は三種あります。
厚みがあってモッチリとした京都直送「くみあげ湯葉刺身」
生麩と同じく、くし亭では京都名物の湯葉が食べられます。
生麩と同じく。湯葉も京都直送です!
「くみあげ湯葉刺身」は人気のメニューです。
倉敷あたりでは、湯葉料理はあまり食べられないのではないでしょうか。
くみあげ湯葉刺身を食べてみると、とてもトロリとした、とろけるような舌触り。
湯葉独特の淡い甘みが楽しめます。
九州直送の馬刺し 紅白盛り
くし亭の人気メニューに、馬刺しがあります。
馬刺しで有名な九州・熊本からの直送です!
くし亭の馬刺しには、甘い味わいが特徴の希少部位「タテガミ」もいっしょに盛られる「紅白盛り」で提供されます。
タテガミは、文字通り馬のたてがみ部分の肉のこと。
なお、馬刺しは時価となります。
シメにはめずらしいメレンゲ状の「こだわり玉子メシ(TKG)」を
くし亭のシメには、めずらしい料理が人気です。
それは「こだわり玉子メシ(TKG)」。
いわゆる玉子かけごはんなのですが、くし亭ならではのアレンジがなされています。
専用のかき混ぜ器で玉子を混ぜて、白身をメレンゲ状に泡立てて食べるのです。
そうすることで、いままで味わったことのないような、独特の玉子かけごはんが完成します。
一度食べたら、やみつきになりそうです。
ドリンクはサワーやハイボールがおすすめ
くし亭では、定番のドリンクを幅広くラインナップ。
▼特にくし亭は、ハイボールやサワー類に力を入れています。
▼店内にもおすすめのハイボールやサワーのポスターが貼られていました。
価格は消費税込み。2022年(令和4年)3月時点のもの
強炭酸でライム入りの「角缶ハイボール」
▼取材時に注文したのが「角缶ハイボール」です。
金属製のカップで出されるのが個性的。
▼ライムが入るのも、くし亭ならではです。
くし亭のハイボールは、強炭酸が特徴なんです!
ライムのさわやかな酸味と、強炭酸の組み合わせがたまりません。
串揚げはもちろん、海鮮から馬刺し・湯葉・生麩など、幅広い料理が人気のくし亭。
そんなくし亭の創業当時から長年にわたり串揚げを揚げている、スタッフの鴨井 俊夫(かもい としお)さんにインタビューをしました。
串揚げ馬鹿一代 くし亭のデータ
名前 | 串揚げ馬鹿一代 くし亭 |
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住所 | 岡山県倉敷市阿知2丁目5-10 ホワイトプラザ 2階 |
電話番号 | 086-426-9483 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午後5時〜午後11時 |
定休日 | 月 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 電話で受け付け 当日予約可能 |
座席 | 全22席 ・カウンター:10脚 ・4人がけテーブル:3 ※ テーブルは配置変更と予備の椅子の設置により、席数の増設可 |
タバコ | 喫煙可能 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ベビーカー入店可能 子供用食器あり |
バリアフリー | 店内に段差はなく車椅子入店可能だが、2階までエレベーターがなく、階段のみ |