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COFFEE HOUSE ごじとま ~ 40年の歴史が詰まった味わい深いコーヒーの薫りが漂う、真備町のジャズ喫茶

COFFEE HOUSE ごじとま ~ 40年の歴史が詰まった味わい深いコーヒーの薫りが漂う、真備町のジャズ喫茶

食べとこ / 2020.02.14

「いらっしゃいませ~!」

扉を開けると、心地よいジャズとともに笑顔で迎えてくれるマスターご夫婦。

真備町の箭田(やた)に、癒しの音楽と薫り高いコーヒーを楽しめる喫茶店があります。

その喫茶店の名前は、「COFFEE HOUSE ごじとま」です。

コツコツと丁寧にコーヒーを淹れる、映画と音楽が大好きなマスターと、テキパキと動きながら笑顔で接客される奥様。

平成30年7月豪雨を乗り越えて営業を再開された真備町のジャズ喫茶の居心地の良さと、薫り豊かなコーヒーを紹介します!

記載されている内容は、2020年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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COFFEE HOUSE ごじとまのデータ

COFFEE HOUSE ごじとま 外観
名前COFFEE HOUSE ごじとま
住所岡山県倉敷市真備町箭田748ー4
電話番号086-698ー6225
駐車場あり
15台
営業時間土、日、月曜日
正午(午前12時)~午後6時
定休日火、水、木、金、祝日
営業日に関しては、お店のFacebookを要確認。
支払い方法
  • 現金
予約の可否
座席カウンター:5席 テーブル:20席
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー
ホームページごじとま

「COFFEE HOUSE ごじとま」の場所と行き方

道順を確認

「COFFEE HOUSE ごじとま」とは

COFFEE HOUSE ごじとま 外観

真備町で長く愛されてきた喫茶店「COFFEE HOUSE ごじとま」は、昭和55年(1980年)5月に開店しました。

コーヒー歴45年以上のマスターが毎日美味しいコーヒーを淹れ、夫婦でサンドイッチやドリンクなどを心をこめて出しています。

真空管アンプや手造りのスピーカーがレコードの音を流し、山積みされたたくさんの書籍が並ぶ、ここでしか味わえないコーヒーと空間が魅力的な喫茶店です。

けれど、平成30年7月豪雨によって、店舗兼住宅は2階部分の5メートル30センチまで水没してしまいました。

被災直後は、「営業の再開は難しい」と考えていた髙本さん夫婦でしたが、常連客の「いつ再開するの?」の声に後押しされ、令和元年(2019年)5月12日に店舗をリフォームして再オープンへ。

COFFEE HOUSE ごじとま 外観

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光が降り注ぐ、明るい店内のようす

平成30年7月豪雨以前より店内は明るくなり、使えるものはできるだけ残して被災前の雰囲気を大切にしたリフォームが行われました。

COFFEE HOUSE ごじとま 店内

被災を知った全国のファンや知人のかたが寄贈してくれたおかげで、本棚いっぱいに本やレコードが並んでいます。

COFFEE HOUSE ごじとま 店内

スピーカーなどの音響設備は、初代の作者のかたが作り直してくれたそうです。

耳に優しく馴染むジャズが流れる店内は、のんびりと居心地がよくて落ち着きます。

コーヒー歴45年以上のマスターが淹れる、特別なコーヒーを味わって

COFFEE HOUSE ごじとま メニュー

▼「COFFEE HOUSE ごじとま」のメニューは、以下のとおり。

価格は、取材時令和2年2月時点のもの
メニュー名 価格(税込)
ごじとまブレンドコーヒー 400円
ごじとま45thブレンド 500円
ICEコーヒー 400円
HOT/ICE カフェオーレ 500円
昭和なミックスジュース 500円
グアテマラ・メディナ 500円
コスタリカ・ハニー 500円
紅茶(ブレンド) 400円
サンドウィッチ 500円
トースト 250円
ケーキ 450円

COFFEE HOUSE ごじとま 「ごじとま45tブレンド」 メニュー

筆者おすすめは、深い味わいが特徴の「ごじとま45thブレンド」です。

マスター自身のお店「COFFEE HOUSE ごじとま」を持つ以前は、京都府の昭和9年(1934年)に創業された歴史ある喫茶店「築地」で働いていました。

また、マスターが「衝撃を受けたコーヒー」を提供する「イノダコーヒー 京都三条支店」でお客として通っていたそうです。

ごじとまのマスターにとって、「築地」の原田秋生さんがコーヒーの師匠、「イノダコーヒー」の猪田彰朗さんがコーヒーの神様とのこと。

この2人に捧げる意味を込めて、今だからこそできるオリジナルブレンドを作りました。

COFFEE HOUSE ごじとま 「ごじとま45tブレンド」

「ごじとま45thブレンド」は、岡山市南区の焙煎(ばいせん)工房「caferico(カフェリコ)」の協力を得て創作されました。

コーヒー豆は焙煎という工程により化学変化が起き、特徴的な苦味や酸味、香りなどが立つようになります。

焙煎の度合いにより「深煎り・中煎り・浅煎り」などの仕上がりが生まれ、同じコーヒー豆であっても味わいが大きく変化。

「ごじとま45thブレンド」は、深煎りのコーヒーです。

COFFEE HOUSE ごじとま サンドイッチとコーヒー

ふわふわの甘めの卵焼きが入ったサンドウィッチと一緒にいただきました。

苦みが特徴の深煎りは、酸味と甘みのバランスも良く、香りが上品でほっと落ち着く特別な一杯です。

COFFEE HOUSE ごじとま トーストとコーヒー

「トースト(プレーンとくるみ)」、「ごじとまブレンドコーヒー(中煎り)」

また、香ばしいトーストとコーヒーの組み合わせもおすすめ。

バターの甘い香りとコーヒーのビターな香りがお互いを引き立てるように漂い、食欲をそそります。

COFFEE HOUSE ごじとま トースト

トーストは、プレーンとくるみが入った2種類。

バターがじゅわっとパンによく染み込んでいて、ほおばると舌の上で甘みが広がります。

酸味と苦みと甘みのバランスのいい中煎りのブレンドコーヒーは、スッキリとした後味で飲みやすいです。

喧騒(けんそう)を忘れて、ゆったりと少しずつ味わうコーヒータイムは、日常の疲れを癒してくれますよ。

つぎに、「COFFEE HOUSE ごじとま」のマスター・髙本明英(たかもと はるひで)さんに、喫茶店を長く続けてこれたこと、被災してから営業を再開するようになった今の思いについてお話を聞きました。

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COFFEE HOUSE ごじとまのデータ

COFFEE HOUSE ごじとま 外観
名前COFFEE HOUSE ごじとま
住所岡山県倉敷市真備町箭田748ー4
電話番号086-698ー6225
駐車場あり
15台
営業時間土、日、月曜日
正午(午前12時)~午後6時
定休日火、水、木、金、祝日
営業日に関しては、お店のFacebookを要確認。
支払い方法
  • 現金
予約の可否
座席カウンター:5席 テーブル:20席
タバコ
トイレ
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まつこ

まつこ

生まれも育ちも倉敷、結婚を機に現在は真備町在住。
食べ歩きと美観地区散策が大好きなのんびり屋の30代。
真備町の復興へ少しでも貢献したいと猫好きな夫に支えられつつ奮闘中。
真備町と倉敷の「今」をお届けいたします!

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COFFEE HOUSE ごじとま トーストとコーヒー

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