入道雲 ～ 真備で待っていてくれる人がいる。カリフワ生地が自慢のお好み焼き店

2019年9月24日に、またひとつ、真備町で新たに再オープンしたお店が増えました。

お好み焼きと鉄板焼きのお店「入道雲」。

以前は、真備記念病院のテナントに入っていたお店です。

常連さんの「再オープンはいつ？」「待っているよ」の声に後押しされ、真備町での再開を決めた入道雲。

表面はカリッと、なかはふんわりとした生地のお好み焼きに、麺を茹で上げてから炒める焼きそばが自慢です。

また入道雲のお好み焼きが食べられると、地元のお客さんに喜ばれています。

家族連れで入りやすい、おしゃれなお好み焼き屋さんに生まれ変わった入道雲を紹介します。

入道雲の場所と行き方

道順を確認

2019年9月に移転オープン！お好み焼きの「入道雲」

グリーンの看板が新しい、真備町有井にある「入道雲」。

以前は、真備記念病院内のテナントに入っていましたが、すぐとなりにある土地に移転オープンしました。

向かって左どなりに焼き鳥の「七幸」、右どなりは「CAFE BRIDGE(カフェブリッジ)」。

どちらも平成30年7月豪雨災害以降、新しくできたお店です。

CAFE BRIDGE(カフェブリッジ) ～ 真備町でオーダーメイドの一杯を。おいしい珈琲とダッチベイビーが魅力的なカフェ

同じ敷地内には「讃岐うどん かわはら」、中華料理「新四季」も入り、真備町の飲食店が集中して入居している場所。

駐車場も共同でたっぷりありますよ。

讃岐うどん かわはら 〜 真備の豪雨災害から早期再開し地元の復興を応援

昼は洋楽ポップス、夜はジャズが流れるおしゃれな店内

入ってビックリ！まるでカフェのようにおしゃれな店内ですね。

BGMにも店長さんのこだわりがあり、昼は洋楽ポップス、夜は最近聞くようになったというジャズが流れます。

以前の店舗は座敷席もありましたが、新店舗はすべてテーブル席を設置しました。

テーブル席は、お年寄りに好評なんだとか。

鉄板を囲むように、カウンター席が7つあります。

お店の鉄板をガスから電気に変えたので、熱がこもらずに作業も楽になったそうです。

以前は、冬でも汗だくでお好み焼きを焼いていたそうですよ。

内装は店長さんの趣味を反映させ、工務店のかたと話しながら決めていったそうです。

緑が多くて開放感があり、家族連れで入りやすいですね。

「手に手をとって未来へ」。

たくさんの人が励まされた真備町ののぼりは、お店に入ると1番に飛び込んできます。

入道雲のメニュー：アルコールの種類も豊富

入道雲のメニューを紹介します。

夜は、お酒がすすむおつまみメニューも取りそろえていますよ。

お好み焼きは豚玉、すじこん玉がよく注文される定番商品。

生麺を使った焼きそばもおすすめです。

アルコール類も豊富。カクテルも楽しめそうです。

お酒のビンを並べてもらいました。

なかでも注目は、朝日米を使用した日本酒「福興(ふっこう)」。

福興は真備町の復興を祈って、倉敷市内の酒造メーカーが朝日米を使用して造った純米酒です。

「静」のお好み焼きに「動」の焼きそば！？どっちも食べたい！

特別に、鉄板を見学させてもらいました。

慣れた手つきでお好み焼きのタネを形成していきます。

ササッとものの数秒で美しい円形に。これが素人には難しいところ！

キャベツなどの材料は、そのとき状態の良いものを仕入れているそうですよ。

豚バラを生地の一面に広がるようにのせていきます。

「脂身の多いほうが、焼き上げたときに縮こまらなくて良い」んだとか。

ひっくり返して、じっくりと豚の脂がしみ出てくるのを待ちます。

生地がふっくらとしてきましたが、このふっくらの秘訣はなんでしょうか？

「やっぱり鉄板で焼くのが良いんじゃないかなぁ。家で同じ材料で焼いても、このふっくら感はでないもんねぇ」

豚バラの表面がカリッと焼き上がり、とっても美味しそう！

あまり手を加えない、しっかりと豚肉を焼いて待つことがポイントのようですね。

じっと待つお好み焼きと対照的に、焼きそばは動く動く！

入道雲の焼きそばは、地元倉敷の製麺所から仕入れた生麺を使用しています。

その都度麺を茹でるので、タイミングを見計らい野菜や具材を炒めます。

茹で上げた麺、具材、そしてソースを絡ませていきます。素早すぎてカメラが追いつきません！

この熱気、この湯気、そしてソースの香ばしい匂いが立ちこめます。

あっという間に海鮮焼きそばのできあがりです。

麺の茹であがりからものの数分の出来事でした。

まさに「静」のお好み焼き、「動」の焼きそばですね。

音や匂い、待っているあいだのわくわく感は、鉄板焼きならではの楽しみでしょう。

カリッと、そしてふんわり！熱々を頬張りたいお好み焼き

お好み焼きの「豚玉」、そして「海鮮焼きそば」ができあがりました。

粉もの好きの筆者にはたまらない、多幸感あふれる光景。

「お腹いっぱい粉もんを食べたい！」その夢がいま叶います。

まずは「豚玉」630円(税込)からいただきます。

ソースは地元、倉敷市玉島のタテソースがたっぷりと。

タテソースは、お好み焼きに最高なんです！

熱々の鉄板の上で、焼きたての美味しさが保たれています。

青のりにカツオ粉、そしてマヨネーズがたまりません。

ふっくらと高さがあるお好み焼き。

家庭ではなかなか出せないふっくら感ですね。

熱々を頬張ると、豚肉の旨味、カリッとした歯触り、そして何ともいえないふんわりとした生地の食感！

キャベツの甘味もあり、熱々なのにどんどん食べ進みたくなる美味しさです。

タテソースのほんのり甘いソースとの組み合わせが最高、いくらでも食べられそうなお好み焼きです。

しこしこ麺にソースが絡み合う！海鮮焼きそばも美味しい

お好み焼きと食べたいもの、それは焼きそば！

「海鮮焼きそば」750円(税込)をいただきます。

紅ショウガにネギのトッピングが良いですね。

エビ、イカ、タコなど、豪華な具材が入った海鮮焼きそば。

海の旨味をたっぷりと吸った麺が美味しい！

しこしことした食感で、いわゆる焼きそばの中華麺とはまったく違う味わいです。

タテソースも良く麺に絡み、お好み焼きとはまた違った一面が感じられますよ。

2019年9月に移転オープンした「入道雲」。

平成30年7月豪雨災害から、再オープンを決意するまで、そしてこれからのことなどを、店長の岩間 勝則さんにインタビューしました。

インタビューを読む