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里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021 〜 9月〜11月が旬! 町をあげて取り組む特産品づくり(次回は2023年9月下旬開始予定)

里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021 〜 9月〜11月が旬! 町をあげて取り組む特産品づくり(次回は2023年9月下旬開始予定)

食べとこ / 2021.09.24

まこもたけ」を知っていますか。

くせがない淡泊な味とシャキシャキとした食感が特徴の、中華料理などに使われる高級食材です。

まこもたけ
提供:株式会社アグリケイエル

まこもたけの生産に積極的に取り組むのが、岡山県里庄町。

毎年、旬の味を知ってもらおうと、収穫期に合わせ「里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021」が開催されています。

里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021

2021年の開催期間は、9月13日~11月14日

この季節にしか出会えない生のまこもたけが購入できるだけでなく、里庄町内や近隣のお店でまこもたけを使ったメニューが登場!

里庄まこもたけの魅力と、「里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021」について紹介します。

以降の掲載内容は2021年度の開催情報となります。

次回のスタンプラリーは2023年9月下旬ごろから開催予定です。

記載されている内容は、2021年9月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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里庄町について

岡山県南西部にある里庄町は、人口約11,000人(2021年7月31日時点)のコンパクトなベッドタウンです。

2021年にブレイク中のシンガー・ソングライター 藤井 風さんの出身地。つばきの丘運動公園では午前10時と午後3時に藤井 風さんの曲が流れます。

里庄町

町のマスコットキャラクターは「里ちゃん」と「まこりん」。

里庄町役場展示スペース
里庄町役場のロビーには藤井 風さんのポスターと、里ちゃん、まこりんがお出迎え

里ちゃんは、暑さが苦手なつばきの妖精です。里庄町の木「つばき」は、つばきの丘運動公園などで冬に見ごろを迎えます。

まこりんは、里庄町の特産品「まこもたけ」の妖精です。

皆さんの「美味しい」の声が、まこりんの元気の源です!

茎も葉っぱも栄養たっぷり! 「まこも」とは

まこもたけの畑
里庄まこもたけの田んぼ

イネ科の多年草「まこも」。茎や葉っぱを食べることができます。

多彩な加工品とともに、食べ方、使い方を紹介します。

まこもたけ

まこもたけとは、イネ科の多年草「まこも」の茎の部分。黒穂菌という無害の菌がついて肥大化します。

まこもたけ
提供:株式会社アグリケイエル

手と皮むき器などで緑色の外皮を取り除き、白い部分を食べます。新鮮なものは生食も可能です。

アクやクセがなく、淡泊な味わいで、シャキシャキとしたタケノコのような食感が特徴。

中華料理に使われる高級食材として知られていますが、炊き込みご飯やてんぷらといった和食や、パスタやソテーといった洋食にもアレンジできます。

マカレの手延べ麺パスタ
手延べダイニング&ライブ Macaret のまこもたけを使った手延べ麺パスタ 提供:里庄町

食物繊維カリウムが多く含まれており、腸内環境を整え、血圧を下げる効果があるといわれる健康食材です。

白い部分に黒い斑点があることがあります。これが黒穂菌です。取り除かなくても美味しく食べられます。

黒穂菌
提供:里庄町

ちなみに、黒くなったまこもたけは、平安時代はお歯黒の材料として活躍していたようです。

まこもは古くから日本に存在した植物なのですね。

生のまこもたけが食べられる期間は9月後半から11月前半と限られていますが、真空パックのまこもたけ(150グラム 税込380円・500グラム 税込900円)は年間を通して販売中。

まこもたけ真空パック
真空パックのまこもたけ150グラム 提供:株式会社アグリケイエル

まこもたけ直売所などでは、ほかにもさまざまな加工品が手に入ります。

まこもたけ直売所

まこも葉パウダー

「まこも」の葉をパウダー状にした、まこも葉パウダー(50グラム 税込1,500円)。

まこもパウダー
提供:株式会社アグリケイエル

お茶として飲むほか、きれいな緑色なので、料理やお菓子の色づけとしても活躍。

粉末状となっているので、食物繊維・ビタミンなど自然の栄養素をまるごと摂取できます。

まこも葉せんべい

緑色がきれいなまこも葉せんべい(10枚入り 税込350円)。岡山県産米の米粉を使っています。

まこもせんべい

里ちゃんの焼き印がかわいらしく、お土産に重宝しそう。

まこもせんべい

まこも葉ジェラート

道の駅笠岡ベイファームのHAPPYのジェラートには、まこも葉が練り込まれたまこも葉ジェラート(税込450円)。

まこも葉ジェラート

うっすらと緑色に色づいています。

ミルクの味わいとともに、イ草のような和の香りが楽しめて美味しかったです。

生のまこもたけが食べられる期間は9月後半から11月前半だけど、加工品で年中味わってほしいな!

入浴剤

食べるだけではありません。まこも葉を使った入浴剤(税込400円)は、「お肌がすべすべになる」とのこと。

まこもたけ入浴剤

大きな袋いっぱいに購入するかたもいるほどの、人気商品です。

乾燥したまこもたけの葉が入っているのがわかるでしょうか。

まこもたけ入浴剤

そのほか、まこも直売所では、予約制でまこもコロッケまこもバーガーも販売しています。

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まこもの栽培方法

まこもは日本全国で栽培されている植物。イネ科で、米のように田んぼで育ちます。

葉は2メートル以上の背丈に成長!

まこもたけの畑
提供:株式会社アグリケイエル

肥大化する茎は根本の50センチメートルほどの部分です。

まこもたけ
まだ育ちきっていないまこも

まこもたけの収穫期は、天候で前後することもありますが、9月後半から11月前半。

栽培から収穫の流れは以下のとおりです。

流れ
3月古い苗を採取し、株分け。
5月田植え。以降収穫まで草取り。
9月後半~11月前半鎌を使って手作業で収穫。

農薬、除草剤、殺虫剤は使わずに育てられるよ!

里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021

旬の里庄まこもたけを味わってもらおうと、里庄町が毎年開催している「里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021」。

里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021

2013年からスタートし、2021年で9回目となります。

期間中に対象店舗で里庄まこもたけを使った料理を食べたり、里庄まこもたけ商品を含むお買い物など、合計500円以上のお会計でシールが1枚もらえます。

里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021

パンフレットに付属している応募ハガキにシールを2枚~5枚貼り、必要事項を記入し提出すると、里庄町内の企業の品が当たるかもしれません。

賞品は以下となっています。

必要数賞品当選者数
A賞シール5枚6,000円相当の里庄町内企業の品1名
B賞シール3枚3,000円相当の里庄町内企業の品10名
C賞シール2枚1,000円相当の里庄町内企業の品30名

2021年の応募締め切りは11月24日。郵送の場合は当日消印有効です。

・違う店舗のシールを集めてください

・里庄町役場企画商工課の窓口の応募専用箱に入れるか、63円切手を貼って郵便ポストに投函してください(一部対象店舗にも応募専用箱があります)

・ハガキ1通につき1口。1人何口でも応募可能

里庄町・浅口市・笠岡市内の飲食店や洋菓子店、直売所やスーパーなどがスタンプラリー対象店となっています。

里庄まこもたけをつかったメニューを提供しているのは以下の店舗です。

  • 鳥屋 楓【初】(里庄町)
  • お好み焼き ラブリー(里庄町)
  • 台湾料理 四季旺(里庄町)
  • 魚屋+台所 ななつや(里庄町)
  • SOL BAKERY(里庄町)
  • 備前屋会館(里庄町)
  • 活魚料理 魚専(里庄町)
  • 喫茶 チロル(里庄町)
  • 手延べダイニング&ライブ Macaret(里庄町)
  • カフェ@サンラヴィアン(里庄町)
  • かもがた亭本店(浅口市)
  • パティスリーシエル(浅口市)
  • 海鮮料理 ぶしの花道(浅口市)
  • パンカフェ Assiette(笠岡市)
  • 洋菓子工房 ベルジェ(浅口市)
アシェットのパン
パンカフェ Assiette のまこもたけを使ったパン 提供:里庄町

里庄まこもたけがどんなメニューで登場するか、お楽しみに!

里庄まこもたけを購入できるのは里庄町内の下記の店舗です。

  • JA晴れの国岡山 鴨方直売所「なごみ」
  • もりはらストアー
  • まこもたけ直売所
  • JA晴れの国岡山 里庄直売所「里ちゃん」
  • ファイン
  • 小野酒店

スタンプラリー対象店は里庄まこもたけの緑色のぼりが目印です。

天候やまこもたけの収穫状況により、商品の提供ができない場合もあります。

町をあげて特産品「里庄まこもたけ」に取り組む里庄町。

生産者やスタンプラリーの主催者はどういった思いで取り組んでいるのでしょう。

アグリケイエル&ケイエルシステム
提供:株式会社アグリケイエル

里庄まこもたけの生産者である株式会社アグリケイエル 販売部長 荻野 良(おぎの りょう)さんと、里庄まこもたけを味わうスタンプラリー2021を主催する里庄町役場 企画商工課 樋之津 公祐(ひのつ こうすけ)さんにお話を聞きました。

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こばん

こばん

カブで旅するフォトライター。2017年に岡山県浅口市へ移住。大阪府出身。フットワーク軽く走り回り、訪れたくなる倉敷の情報を紹介します。種松山公園が大好きです。

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