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【5月8日(水)~13日(月)開催】第10回手しごとの会 ~ 普段は倉敷で見られないものばかり。お気に入りの手しごとを探しに行こう

【5月8日(水)~13日(月)開催】第10回手しごとの会 ~ 普段は倉敷で見られないものばかり。お気に入りの手しごとを探しに行こう

伝えとこ / 2024.05.07

全国初の地方民芸館である倉敷民藝館が設立された倉敷は、民芸の聖地とも呼ばれているのだとか。

戦後間もない1947年から岡山の地方百貨店である天満屋と岡山民芸振興株式会社が、力を合わせて百貨店の売り場の一角に民芸品コーナーを作るなど、街をあげて民芸を盛り上げてきた歴史があります。

倉敷天満屋で、2024年5月8日(水)から「第10回手しごとの会」が開催されるにあたって、楽しみかたや開催への想いを主催者へ取材してきました。

記載されている内容は、2024年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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「第10回手しごとの会」とは

「第10回手しごとの会」は、岡山県民藝振興株式会社が主催する展示会です。

岡山県民藝振興株式会社は、岡山市北区問屋町にある本店を中心に、岡山市と大阪市に「くらしのギャラリー」を展開しています。また、「民藝」にとどまらず、暮らしに根付く手仕事の品々を幅広く取り扱い、若い作り手の品物を中心に企画展なども開催しています。

手しごとの会は、おもに天満屋倉敷店を会場に回数を重ねてきたイベントで、今回は3年ぶりの開催。

会期は2024年5月8日(水)~13日(月)で、会場は天満屋倉敷店一階イベントスペースです。

出店者については、以下の画像を確認してください。

画像提供:岡山県民藝振興株式会社
画像提供:岡山県民藝振興株式会社

「第10回手しごとの会」主催者インタビュー

第10回手しごとの会について、主催者の岡山県民藝振興株式会社 仁科聡(にしな さとし)さんにインタビューしました。

仁科聡さん
仁科聡さん

「手しごとの会」とはどのような企画ですか。

仁科(敬称略)

手しごとをする人や手しごとが好きな人が集うイベントです。ここに集まる作品はどれも今まさに活動している作家さんの作品ばかりなので、新しい作品と出会えるきっかけになっていただけるはずです。

普段倉敷では手に入らない作品も多数ご用意していますよ。

今回は10回目の開催ですが、前回までとの違いはありますか。

仁科

今回は、初めてワークショップを開催します。ワークショップでは沖縄に自生する植物を使い、芭蕉布のコースター、クバ扇、竹のバーキなどの民具を作られている島遊舎かぁらんやーさんの指導のもと、こぶりなバーキ(沖縄のかご)を参加者に実際に編んでもらいます。

ワークショップで作るバーキ
ワークショップで作るバーキ

私も実際に沖縄に行って作ったことがあるんですが、かごを編むのってなかなか難しいけど楽しいんです。参加費が4,950円と少し値が張るのですが、本物の材料と職人さんが来てくれるのでそれだけの価値があると思っています。

なにより、倉敷で沖縄のかごが作れるっておもしろいですよね。

ワークショップは、両日とも定員に達しました。

手しごとの会の会場に倉敷を選んだ理由はありますか。

仁科

倉敷天満屋は倉敷駅直結の百貨店なので、倉敷市内の人だけでなく県外から訪れる観光客も多く足を運ぶ施設です。そのため、出店してもらう作家さんにとってもたくさんの人の目に触れてもらえる場所だと思っています。

さらに倉敷は、地方民芸館の第一号である倉敷民藝館がありますよね。そして、その近くには大原美術館もある。だから、街を歩きながらいろいろな作品に触れられる環境にあるので、美観地区周辺を観光してその前後にミュージアムショップのような感覚で立ち寄ってもらえたらうれしいなと思います。

「第10回手しごとの会」の楽しみかたを教えてください。

仁科

手しごとの会で扱う作品はどれも暮らしのなかで使ってもらうことを想定して展示をします。

画像提供:岡山県民藝振興株式会社
画像提供:岡山県民藝振興株式会社

そのため、作品を見て実際に手で触れてみて、自分の生活のどのような場面でどうやって使おうか思いを巡らせながら楽しんでほしいです。もちろんスタッフもいますので、お客様のお話を伺いながら、手しごとと共に暮らすイメージ作りのお手伝いをさせていただきます。

それからもちろん、購入したい道具や見たい作家さんの目星をつけて来場していただくのも楽しいと思います。全国の作り手に出店のお声がけをしたので、幅広い作品に出会えるきっかけになるのではないでしょうか。

読者にメッセージをお願いします。

仁科

「第10回手しごとの会」でお気に入りを見つけて、自分の暮らしに迎えてみませんか。ご来場をお待ちしております。

フライヤーと仁科さん
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おわりに

私自身東北の生まれなので、家族の編んだかごや近所で作られたダルマが自宅にあるのが当たり前の生活をしていました。今でも旅先に出ると、その地の焼き物を購入して日々の暮らしで使うことを楽しんでいます。

「手しごとの会でお気に入りを見つけて、日々の暮らしに取り入れてほしい」という話を聞きながら、倉敷にいながら全国の作家さんに出会えることにワクワクしています。

ゴールデンウィークが明けて少し落ち着いた週末は、天満屋倉敷店を起点に倉敷民藝館や大原美術館を巡り、帰りに「第10回手しごとの会」で、お気に入りをお迎えする日帰り旅行をしてみてはいかがでしょうか。

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第10回手しごとの会のデータ

第10回手しごとの会宣伝ポスター
名前第10回手しごとの会
期日2024年5月8日(水)~13日(月)
午前10時~午後7時(最終日のみ午後6時閉場)
場所岡山県倉敷市阿知1丁目7-1
参加費用(税込)入場無料、ワークショップ4,950円(要事前申込)
ホームページくらしのギャラリー
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高石真梨子

高石真梨子

東北→九州→近畿→関東を経て、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊になりました。

音の世界と音のない世界の狭間に住んでいる、手話と日本語のバイリンガルです。障がいの有無にかかわらず、倉敷を旅して倉敷に住み続けたくなるような情報を発信していきます。

こんにちは、地域おこし協力隊です

県外から倉敷市への移住をより一層進めるため、Webを通じた生活者目線での情報発信や、移住関連イベントへの協力をミッションに活動しています。

倉敷市地域おこし協力隊

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