【3/29〜30･4/5〜6開催】ワイナリーさくらまつり ～ 鳥のさえずりと満開の桜の下で、おいしく楽しいひとときを

倉敷市船穂町にある「ふなおワイナリー」。
ぶどうの女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」で作ったワインで有名です。

ここで「ワイナリーさくらまつり」が開かれると聞き、話を聞きに行ってきました。

「ワイナリーさくらまつり」とは

2017年（平成29年）から始まった「ワイナリーさくらまつり」（以下、「さくらまつり」と記載）は、新型コロナウイルス感染症拡大対策期間の中止をはさんで、2025年が5回目となります。

秘かな桜の名所でもあるふなおワイナリーを、この機会に多くのかたに知ってほしいと、ワイナリーの商品の販売だけでなく、地元のかたのパフォーマンスやお店も集めたイベントとして、開催しているそうです。

ふなおワイナリーの周辺には、およそ100本もの桜の木があります。
桜の開花時季の週末、2週にわたって開催されるさくらまつりでは、多くのお店が集合します。

• 和太鼓やバンドによるステージパフォーマンス
• 船穂・真備地区のお店やキッチンカーによる、おいしいフードやスイーツ
• とれたて野菜
• グラスワインやソフトクリームの販売

また、当日はワイナリーのショップでの商品購入2,000円ごとに参加できる抽選会があり、ワインやジュース、ジャムの他、お買い物割引券などの豪華賞品が用意しているとのことです。

1週目（3/29～30）と2週目（4/5～6）で、プログラムや出店者が異なります。

詳しくは以下のチラシ画像を確認してください。

桜の下で「桜ワイン」

ふなおワイナリーでは、新商品として桜の花から採取した酵母で醸造した辛口の「桜ワイン」を販売しています。
岡山理科大学との共同開発により開発したもので、ふなおワイナリーとしては初めての天然酵母仕込みとのこと。まだ本数は限られているそうなので、早めの購入がおすすめのようです。

ワイナリー周辺の山は、野鳥の観察コースにもなっています。さまざまな鳥のさえずりを聴きながら、桜の木の下でおいしい食べ物や飲み物を楽しむこともできますよ。

お店にはツバメもやってきていて、巣作り真っ最中でした。

おいしいものたくさん

当日は地元の船穂・真備を中心に、人気のお店やキッチンカーが多く来ます。

調理パン、おこわ、弁当、焼き鳥、お好み巻き、フルーツサンド、クッキーなど日替わりで多くのメニューがあるので、チラシを確認してお目当てのものの出店日行くのがおすすめです。

もちろん、ふなおワイナリーのグラスワイン、子どもや運転手に人気のマスカットソフトクリームやジュースもあります。ワインの試飲もできるそうですよ。

今年のお花見はふなおワイナリーで

私が訪れたときは、まだつぼみがほころび始めたところでしたが、ワイナリーの周辺にはさまざまな種類や大きさの桜の木が数多くありました。さくらまつりの当日には多くのの花が迎えてくれることでしょう。

ふなおワイナリーの桜は、建物の周辺だけでなく周囲の山の斜面にもあります。

ワイナリーの庭のテントの下で休むも良し、山の斜面のベンチに腰掛けて桜越しにぶどうのビニールハウスや建物を見下ろすのも良し、さまざまな方法で桜を愛でられそうです。

さくらまつりをきっかけに、倉敷の新たな桜の名所として訪れる人が増えそうな予感がしました。

隠れた桜の名所ふなおワイナリーにようこそ

「ワイナリーさくらまつり」を企画した、ふなおワイナリー有限会社 広報担当の宗海ナミ（そうかい なみ）さんは、以下のように話していました。

宗海

桜とワインを一緒に楽しめるのは今の時季だけです。
おいしい食べ物と一緒に、ふなおワイナリーのワインやジュースをどうぞ。

いらっしゃるタイミングによって開花の度合いも異なります。第1週目は咲き始め、2週目は満開、そして一面の桜の絨毯……。お天気や風向きなどにより、同じ場所でも違う雰囲気が楽しめます。

ご家族、ご友人と一緒に、もちろんお一人でも、何度でもお越しください。

おわりに

ふなおワイナリーには何度も行ったことがありましたが、これほど多くの桜の木があるなんてこれまでまったく知りませんでした。この山の桜が満開になったらどんなに素敵だろうと、さくらまつりにはぜひ行ってみたいという思いが強くなりました。

イベントのない日にもお店はオープンしており、試飲や商品の購入が可能です。
支配人の城後さんは「お弁当を持ってきて、お好きな場所でのんびりと桜を見ながら春を感じてください」と教えてくれました。

倉敷の新しい桜の名所として、「ワイナリーさくらまつり」に足を運んでみてはいかがでしょうか。