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倉敷薄荷(はっか) 〜 薄荷栽培の復活と自然由来の商品開発への挑戦

倉敷薄荷(はっか) 〜 薄荷栽培の復活と自然由来の商品開発への挑戦

買っとこ / 2021.04.27

かつて倉敷では、薄荷(はっか)の栽培が盛んに行なわれていました。

1873年から1941年における日本の薄荷の生産量は、世界1位。

岡山県の国内シェアは、北海道に次いで2位だったそうです。

倉敷でも特産品として栽培されていましたが、高度経済成長に伴って農家が減少し、薄荷の栽培は衰退してしまいました。

吉備のくに未来計画」は、倉敷における薄荷栽培の歴史を振り返り、復活させることに成功。

育てた薄荷を活用した商品開発を行ない、倉敷市内にある店舗「倉敷薄荷」とオンラインショップで販売しています。

倉敷での薄荷栽培の歴史や取り組みへの想いについて、倉敷薄荷の所長で、倉敷市地域おこし協力隊としても活躍する岩崎 真子(いわさき まこ)さんに話を聞きました。

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「倉敷薄荷」とは?

「倉敷薄荷」の概要

倉敷薄荷の外観3

倉敷薄荷」は、倉敷で育てた薄荷を活用した商品の販売所です。

合同会社 吉備のくに未来計画が運営しています。

倉敷市立美術館の西側、約100メートルの位置にあるかわいらしいレトロな建物。

大正時代に建てられた民家を改装したそうです。

倉敷薄荷の内装1

倉敷薄荷の正式な名前は「倉敷薄荷陳列所」。

かつて倉敷で盛んに薄荷が栽培されていた歴史と照らし合わせ、古風な名前がつけられています。

店内は木製の柱や梁があり落ち着いた雰囲気。

薄荷を蒸留するためのガラス器具が目を引きます。

吉備のくに未来計画

倉敷薄荷の看板1

合同会社 吉備のくに未来計画は、倉敷の資源や特産品を活用してまちづくりを行なっている団体。

2010年ごろから、倉敷でまちづくりに携わる人たちが前身の元倉敷未来計画として活動していたのが始まりです。

倉敷で薄荷が栽培されていたという歴史を知り、薄荷の栽培と商品開発を開始。

2015年に合同会社を設立して、倉敷薄荷で販売を始めました。

「倉敷薄荷」の商品

どんな商品があるの?

倉敷薄荷で扱っている商品には、エッセンシャル・オイルエアフレッシュナーがあります。

乾燥させた薄荷を蒸留機で蒸して水と油に分解。

抽出した油がエッセンシャルオイルです。

さわやかな香りの成分であるメントールが凝縮されています。

エアフレッシュナーは、エッセンシャル・オイルを精製水で薄めたものです。

スプレーが付いたビンに入れられています。

倉敷薄荷商品4

店舗だけでなく、倉敷薄荷のホームページからも購入可能です。

店舗で購入するときの価格は、オンラインショップよりも安くなっています。

以下は、倉敷薄荷で扱っている商品の価格です。

商品店舗価格 (税込)オンラインショップ価格 (税込)
エッセンシャル・オイル (3ミリリットル)1,600円1,700円
エッセンシャル・オイル (5ミリリットル)2,500円2,700円
エアフレッシュナー800円800円

商品の利用方法

エッセンシャル・オイルは、アロマディフューザーに入れて香りを楽しめます

掃除のときに、エッセンシャル・オイルを混ぜた水でテーブルや床を吹くと、除虫の効果が期待できるそうです。

倉敷薄荷商品3

エアフレッシュナーは、除虫の効果が期待できるので、屋外へ出かけるときの虫除けとして利用できます。

ハンカチやマスクに吹きかけると、清涼感を楽しめるそうです。

倉敷薄荷商品1

倉敷の薄荷栽培の歴史

かつて日本の薄荷生産量は世界1位だった!?

倉敷薄荷の内装3

岡山で薄荷の栽培が本格的に始まったのは江戸時代

総社に住む秋山 熊太郎(あきやま くまたろう)が薄荷の種根(しゅこん)を江戸から持ち帰り、栽培を始めました。

薄荷の栽培は全国に広がり、1873年から1941年にかけて、日本の薄荷生産量は世界1位だったそうです。

国内のシェアは北海道が1位、岡山が2位

倉敷でも薄荷の栽培が盛んに行なわれていました。

倉敷薄荷の内装4

1967年には、「秀美 (しゅうび)」と呼ばれる品種の薄荷が倉敷にあった農場試験場で作られました。

しかし、高度経済成長による農業人口の減少、海外からの合成メントールの流入により、薄荷栽培は衰退

試験場も閉鎖してしまいました。

薄荷栽培は、工業化や市場の国際化の波に飲まれてしまったのです。

倉敷で薄荷栽培が復活するまで

倉敷薄荷の看板3

2010年代になり、岡山県内で自生している薄荷が見つかりました

吉備のくに未来計画の前身 元倉敷未来計画が、自生していた薄荷のルーツを岡山大学の植物園で調査。

倉敷で薄荷が栽培されていた歴史が明らかになりました。

蒸留器具2

かつて盛んだった産業を地域おこしに活用しようと、試験的に栽培を開始。

倉敷での薄荷栽培が復活したのです。

生産量が安定し、2015年から倉敷薄荷で商品を販売するに至りました。

倉敷薄荷の所長であり、倉敷市地域おこし協力隊の 岩崎 真子さんに倉敷薄荷に関わろうと考えた背景や取り組みへの想いについて話を聞きました。

インタビューを読む

倉敷薄荷(倉敷薄荷陳列所)のデータ

倉敷薄荷の外観1
名前倉敷薄荷(倉敷薄荷陳列所)
地域
お店の分類
ジャンル
住所岡山県倉敷市中央2丁目10-11
電話番号070-3851-8924
駐車場なし
営業時間午前9時〜午後5時
定休日水、木
支払い方法
  • 現金
  • PayPay・メルペイ・d払い・au PAY
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー
ホームページ倉敷薄荷
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ぱずう(後藤寛人)

ぱずう(後藤寛人)

87年生まれの埼玉育ち。倉敷に転勤でやってきて6年目。メーカーの研究員として働きつつ、週末はゴミ拾いボランティア団体の代表として活動しています。ひとりも知り合いもいなかった倉敷の街。ゴミ拾いを通じてたくさんの出会いがあり、倉敷の魅力を教えてもらいました。余所者から見える倉敷の景色を伝えていきたいです!

岩崎さん3

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