分厚い本の表紙を開くと、見たこともないような景色が飛び出してくる「しかけ絵本」。
次から次へとページをめくりたくなり、気が付けば夢中で見入って時が経つのも忘れてしまうほどです。
しかけ絵本には、魔法のようなワクワクドキドキでいっぱいの魅力があふれています。
「しかけ絵本専門店 森のかくれんぼ」は、日本で2軒しかない、そして西日本唯一のしかけ絵本専門店です。
店内は、まさにしかけ絵本の海!
芸術品のように美しい本や、思わずプレゼントしたくなる楽しいしかけの本がいっぱいです。
ひとつひとつじっくり見ていると、まるで子供の頃に戻ったような楽しい時間が過ごせます。
お店にはどんなしかけ絵本がかくれんぼしているのか、探しに行きませんか?
記載されている内容は、2019年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
しかけ絵本専門店 森のかくれんぼのデータ
名前 | しかけ絵本専門店 森のかくれんぼ |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市鶴形1-3-3 |
電話番号 | 086-424-0696 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 平日・日・祝日:午前10時~午後5時 |
定休日 | 木 |
支払い方法 |
|
ホームページ | しかけ絵本専門店 森のかくれんぼ |
しかけ絵本専門店 森のかくれんぼまでの行き方
森のかくれんぼへの行き方は、まず倉敷南口を出たら天満屋方面、左手に進みます。
ぶっかけうどん ふるいち側の階段を降りて、丸印のある倉敷センター街の看板を目指しましょう。
倉敷センター街の看板に着きました。
倉敷センター街に入り、すぐ左の路地へ曲がりましょう。
そのまままっすぐ道なりに進むと、「しかけ絵本 森のかくれんぼ」が入る森田クリニックの建物が見えてきます。
蔵書は圧巻の約1,300冊!ゆっくり時間をかけてお気に入りを探そう
「しかけ絵本 森のかくれんぼ」の店内は、絵本好きにはたまらない楽しい空間です。
しかけ絵本やセレクトされた絵本、絵本にまつわる雑貨などがところ狭しと並んでいます。
壁一面のしかけ絵本。
こんなに種類があったのかと驚かされますね。
しかけ絵本の蔵書はなんと約1,300冊。
いまは絶版になったものや、海外の貴重な本も揃います。
奥の奥まで本がずらり。
どれも開いて見ることができますよ。
店主の森睦子(もり むつこ)さんが、お客さんと対話をしながら丁寧に本を選んでいる姿が印象的でした。
▲外国の大人っぽい絵本もあります。こちらはしかけ絵本ではなく、切り絵の絵本。
繊細な切り絵が浮かび上がってくるようです。
芸術品のようなしかけ絵本にうっとり!かわいい雑貨も必見
絵本は仕入れたあと、出版社に返品することはないため、全ての絵本に愛着があるのだとか。
「本が売れると嬉しい反面、寂しくもあるんです」と店主の森さん。
「眠れる森の美女」の一幕。
見てください、この繊細な細工を!
本を大切にする森さんの気持ちが伝わるのか、オープンしてから4年間で本の破損は1冊だけだそうですよ。
色づかいもシックで、子供用というよりはむしろ自分に欲しいと思った1冊。
こんな素敵な本を、惜しげもなくバンバン見せてくれます。
女の子が夢中になりそうな、360度開くしかけ絵本。
お人形遊びも出来るので、プレゼントに買い求めるお客さんも多いそうです。
男の子には、大迫力の飛び出す恐竜絵本がぴったり。
本から大きく飛び出した恐竜からは、鳴き声まで聞こえてきそうなリアルさですね。
レオ・レオニの絵本や「パムとケロ」など、絵本ファンなら散財してしまいそうなコレクション。
食器がかわいすぎます!
アンティーク雑貨は、主にイギリスやドイツのもの。
手仕事の良さが分かる、美しいマグカップに一目惚れしてしまいました。
のぞき穴から美観地区!?ロンドン万博からアリスまで
ひとくちに「しかけ絵本」といっても、種類はたくさんあり、歴史は17世紀にもさかのぼるのだとか。
森のかくれんぼでは、以下のような本をしかけ絵本としています。
- 飛び出す絵本
- ポップアップ絵本
- からくり絵本
- 穴あき絵本
- 触れる絵本
- 光る絵本
- 音が出る絵本
- 舞台絵本
- 一般の絵本に何らかの工夫がされている絵本
レジの横に、アンティークタイプのしかけ絵本がありました。
あれ?左下の絵本、どこかで見たことあるような景色ですね…?
アンティークのしかけ絵本はじゃばらになっていて、丸い穴から中をのぞき込んで楽しみます。
この本は、どんな景色を見ることが出来るでしょう。
もう分かりましたか?
柳に白鳥、そして小さな舟、橋…。
これはまさしく倉敷美観地区!
じゃばらの遠近法を使って奥行きを出しているんですね。
お土産にも良さそうです。
ちなみにこちらは18世紀に開かれた、第1回ロンドン万国博覧会のようすを表したしかけ絵本です。
奥行きが素晴らしく、行き交う人々や天井まで、あまりの細やかさに感動です。
18世紀のじゃばら状絵本から、しかけ絵本は飛躍的に進化を遂げました。
特に、2006年に発売された『不思議の国のアリス』は、見たことがあるかもしれませんね。
しかけ絵本『不思議の国のアリス』の作者ロバート・サブダは、アメリカ人のしかけ絵本作家です。
日本では、まだ数えるほどしかいない「しかけ絵本作家」。
アメリカ、イギリス、フランスなどは数多くのしかけ絵本作家を輩出し、森のかくれんぼでも多数の蔵書をそろえています。
プレゼントにもおすすめ!クリスマスのしかけ絵本
取材当時は11月下旬。
店の中央にクリスマスツリーがあり、店内はクリスマスの本でいっぱい。
クリスマスにおすすめの、しかけ絵本を選んでもらいました。
まずは『クリスマスのまえのよる』。英題の「The Night Before Christmas」が有名ですよね。
実は、現在の「クリスマスのサンタクロース」のイメージを作ったお話だということを知っていますか?
赤い服のサンタさん、空からそりに乗ってやってくる、そりはトナカイが…。
絵柄を変えて、国を超えて、何年も語り継がれているクリスマスのお話です。
クリスマスをワクワク待ちわびるのに、ピッタリな1冊がこちら『誰も知らないサンタの秘密』。
サンタさんのお家では、クリスマスに向けて準備の真っ最中。
家の外に回ると…
こっちにもいっぱい!
お家の中と外、1ページで2度美味しい、絵本の回りをぐるぐる眺めたくなる本ですね。
ほかには、小さな人形劇のようなベツレヘムのお話の絵本。
アンティークとしても素敵な五角形のしかけ絵本など、本当にバラエティ豊かです。
しかけ絵本を読みながら、クリスマスを待ちわびたいですね。
素敵なしかけ絵本を扱っている店主、森睦子(もり むつこ)さんにインタビューをしました。
しかけ絵本専門店 森のかくれんぼのデータ
名前 | しかけ絵本専門店 森のかくれんぼ |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市鶴形1-3-3 |
電話番号 | 086-424-0696 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 平日・日・祝日:午前10時~午後5時 |
定休日 | 木 |
支払い方法 |
|
ホームページ | しかけ絵本専門店 森のかくれんぼ |