パティスリー ル・ヴェールの店主 片岡さんにインタビュー
パティスリー ル・ヴェールの店主 片岡由治(かたおか よしはる)さんに、インタビューをしました。
ル・ヴェールの開業の経緯は?
片岡(敬称略)
実は、もともとパンが好きだったので調理の専門学校に通い、パンについて学ぼうと考えていました。
しかし、パンよりもの生菓子について学ぶ機会のほうが多くあり、生菓子を作る技術が身につき、得意になったのです。
卒業後は倉敷市内のケーキ屋で5年間修業し、1993年、私が23歳のときに倉敷市広江の自宅に店舗を構えました。
2021年で、開業して28年目になります。
イベント出店に力を入れている理由は?
片岡
もともと、職人気質で頑固な性格。
接客することは得意ではありませんでした。
店舗での営業を続けて10年ぐらいしたのち、水島で開催されるスイーツ販売のイベントに声をかけられたのです。
イベントで他の出店者を見て、売り方や見せ方の違いに気がつき、世界が広がりました。
イベントへの参加は学びの機会にもなると感じたため、それ以来、積極的に出店するようにしています。
また、お客様からの反応もよかったため、新型コロナウイルス感染症が拡大する以前は、店舗での販売はやめて、イベント出店に力を入れていました。
店舗を再開した理由は?
片岡
新型コロナウイルス感染症による影響で、マルシェなどのイベントがことごとく中止となりました。
イベントで商品を販売できずに困っていたところ、Atelier sora design(アトリエ ソラ デザイン)が主催する小規模なマルシェイベント てくてくTAKE OUT マルシェに出店。
最初は、てくてくTAKE OUTマルシェに出店していただけでしたが、主催者から使用していなかった倉敷市広江の店舗の活用を勧められて、再開したのです。
再開したときのお客さんの反応は?
片岡
店舗を一時的にオープンしたのは、2020年10月。
十分に対応できないほどのたくさんのお客様がきて驚きました。
うれしい、楽しいという感情が浮かぶ暇はなく、一日中、商品を作り続けるのに必死だったと記憶しています。
2020年12月に、もう一度店舗を開けたときには、さらに多くのお客様がきてくれました。
商品開発にこだわる理由は?
片岡
飽き性なので、常に新しいものを求めてしまいます。
なにより、新しいものを作っているときが楽しいのです。
また、地域の企業とのコラボレーションした商品については、お客様が求めて訪ねてくるのがわかります。
いつ訪れても変化があるお店にすることで、お客様に楽しんでもらいたいと考えています。
今後、どのようなお店にしていきたいですか?
片岡
地元企業とのコラボレーション商品や、地産地消にこだわった商品だらけのお店にしたいと思っています。
理想は、いつ訪れても店舗に並んでいる商品が変化していて、何度でも楽しんでもらえる洋菓子店。
「今日はどんなスイーツがあるかな?」と店舗に向かう道中から、期待で胸が膨らむような洋菓子店にしようと思っています。
パティスリー ル・ヴェールの洋菓子を食べてみて
ナスのチーズタルトと聞いたときは、驚きました。
どのような味がするのか想像できず、恐れながら口に運んだことを覚えています。
口に入れて、噛んでみると、アップルパイのリンゴのような食感。
ナスの意外な一面を感じ、洋菓子の新たな楽しみ方を発見できました。
私たちが思いつかないような食材を使ったスイーツに出会えるパティスリー ル・ヴェール。
常に変化し続けるパティスリー ル・ヴェールは、お客さんを何度でも楽しませてくれる洋菓子店でした。
パティスリー ル・ヴェールのデータ
名前 | パティスリー ル・ヴェール |
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住所 | 岡山県倉敷市広江2丁目12−50 |
電話番号 | 090-4102-8931 |
駐車場 | あり 6台 |
営業時間 | 店舗の営業日、イベント出店日はパティスリー ル・ヴェールのInstagramを参照 |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
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予約の可否 | |
座席 | |
タバコ | |
トイレ | トイレなし |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | ル・ヴェール (Instagram) |