備中とと道は、明治~昭和初期に笠岡市金浦から高梁市吹屋へ、瀬戸内海の鮮魚を届けるために使われた道です。
とと道の多くは狭くて車が通れなかったため、時の経過とともに森の中へ消えてしまいました。備中とと道トレイル推進協議会は、森の中に消えたとと道を発掘・整備し、とと道を活用したさまざまな取り組みを行っています。
とと道を活用した新たな取り組みとして開催する「備中とと道トレイルラン」について、備中とと道トレイル推進協議会 事務局長の金子晴彦(かねこ はるひこ)さんに話を聞きました。
「備中とと道トレイルラン」とは

「備中とと道トレイルラン」は2027年1月24日(日)に開催されます。
備中とと道を舞台に、歴史、地域、グルメなどの魅力を発信し、備中ならではの新しいスポーツツーリズムの推進と地域振興を図ることを目的としています。
備中とと道トレイルランの実施概要は以下の画像を確認してください。エントリー期間は2026年9月14日(月)~2026年12月27日(日)です。

ロングとショートの2コースがあり
「備中とと道トレイルラン」はロングとショートの2つのコースがあり、参加費も内容も異なります。
| ロング | ショート | |
|---|---|---|
| 費用 | 17,000円 ※25歳以下は8,000円 | 10,500円 ※25歳以下は5,000円 |
| スタート地点 | 金浦小学校(笠岡市) | 中世夢が原(井原市美星町) |
| スタート時間 | 午前6時45分 | 午前9時45分 |
| コース長 | 57km(累計標高1,365m) | 32km(累計標高792m) |
| 定員 | 400人 | 300人 |
また参加資格もあるので、事前に確認しておきましょう。
備中とと道トレイル推進協議会の金子晴彦さんにインタビュー
備中とと道トレイル推進協議会 事務局長の金子晴彦さんに話を聞きました。

開催の経緯を教えてください
金子(敬称略)
2018年から開催しているとと道ウォークは、協議会役員と同世代のシニアにとと道を知ってもらうことを第一に考え、開催してきました。
ウォークでは、60kmを3つのセクションに分け、3回歩けば全ルートを踏破できるようになっています。その結果、3回参加してとと道を歩きぬいた方が増加し、ウォーク大会の参加者が減少し始めたのです。
現状を踏まえ、倉敷ユネスコ協会の皆さんと話し合った結果、とと道を一気に走り抜けるような能力を持つ若い方が魅力を感じる大会の開催が必要だという結論に至り開催を決めました。
トレイルランは、初めてのことばかりなので、関係機関も僕たちもあたふたしていますが、2025年9月から準備を進めてきました。
どのような人に参加してほしいですか
金子
基本条件としては、フルマラソンを走った経験があることが望ましいです。
トレイルランは、長い距離を制限時間内に走るため、タフさが求められるからです。
トレイルランをする人の年齢層を調べてみると、40~60歳でした。
若い方にもたくさん参加してほしいので、25歳以下の参加者は、参加費を半額にしています。
参加する方に一言お願いします
金子
備中という世界を知ってほしいです。
知るためには、現地に行って地べたを歩いたり走ったりしないと分からないと思うんです。
古くから続く備中という世界を体感してほしいですね。また、コース周辺の景色にも思いをはせてほしいです。
トレイルランの開催に向けて意気込みがあれば教えてください
金子
道は人が歩いたり走ったりすることで残ると思うので、そう思ってもらえる道を守り続けたいです。また、より幅広い視野でとと道を未来に向けて維持していきたいと考えています。
トレイルランを踏まえて、とと道を守りたいと思ってくれるような若い方が現れることを願っています。
おわりに
2026年6月頃の長雨で、道の半分が崩れ落ちそうになっていたそうです。金子さんは、道を守ることの難しさを痛感したと話します。
しかし、道が崩壊しそうになったことで、地域の方にもとと道を改めて知ってもらえ、より地域の理解を得て大会を開催できるようになったと前向きに話してくれました。
以前、とと道を取材した際、金子さんはとと道を「南北で異なる歴史や文化、自然が織り交ざった道」と話していました。
南北で異なる風景を見せる60kmのとと道を走りながら、楽しんでみませんか。
備中とと道トレイルラン
開催日時:
2027年1月24日(日)
参加費:
ロング(57km):17,000円
ショート(32km):10,500円
Webページ:
備中とと道トレイルラン
https://totomichi-trailrun.com/






































※18歳未満の方は保護者の同意が必要