倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち エリアマネージャーの田中さんへインタビュー
エリアマネージャーの田中さんに、商品やお店への想いなどを聞きしました。
お店の歴史を教えてください。
田中(敬称略)
ふるいちは1948年(昭和23年)に創業しました。
創業者である古市博(ふるいち ひろし)会長は、今とは違いアイスキャンディーの行商からはじめたそうです。
当時、1個5円のアイスキャンディーを売り歩くというのが、ふるいちの歴史のはじまりとなります。
古市博は古市家に養子できたのですが、元々実家では真備町で小麦の製粉や乾麺などを作る商売をしていたそうです。
実家が小麦を扱っており仕入ができたことから、次は饅頭を焼くようになります。
その饅頭が1975年(昭和50年)代に大ブレイクしたといわれています。ふるいちに限らず、日本中がブームだったそうです。
そこからラーメンやお好み焼きを経て、うどんを提供するようになります。
ある時、創業者の古市博が現会長の古市了一(ふるいち りょういち)と麻雀をしていたときに、うどんを作るように命じます。
了一会長は麻雀がしやすいようにうどんを丼に入れ、具をその上にのせて、たれを上からかけて持っていった。
それを食べた古市博が「これを商品化しよう」と言ったそうです。
これが「ぶっかけ」の誕生の瞬間だったそうです。
「倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち」のオープンの経緯は?
田中
オープン日は2023年(令和5年)11月20日です。
今までのふるいちはどちらかというと、普段の生活に密着した日常食でした。
しかし、「倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち」は倉敷美観地区で営業をするので観光客を意識しています。良い雰囲気でおいしいうどんを食べていただき、倉敷を感じてもらいたいです。
内装は古民家リノベーション風ですが、初めて訪れてもどこか懐かしさを感じられる作りにしています。
「倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち」で食事をすることが、旅の思い出の一つになるようになってほしいですね。
またうどんはより強いインパクトをお客様に残したいと思い、備前焼に入れて提供しています。
器も含めて料理を楽しんでいただき、倉敷や岡山を感じてもらいたいです。
おすすめのメニューを教えてください。
田中さん
個人的には「和牛しゃぶしゃぶ肉ぶっかけ」ですね。
この商品はお客様自身で肉をしゃぶしゃぶしていただいて、肉ぶっかけを仕上げます。
作って楽しめることも込みの商品です。
特に海外から日本に来られたかたにとって、和牛はとても価値があると思います。
日本の食文化を代表する寿司、そば、天ぷらと並んで和牛はてとても大事ですよね。ここに行きつくまで、いろいろと試行錯誤しました。
本来、肉ぶっかけを作る場合はたれつゆと一緒に炊き込んで作ります。しかし、それでは肉が良すぎて味の調和がうまくいきませんでした。
そこで行きついたのがしゃぶしゃぶです。
しゃぶしゃぶにすることで程よく脂を落とし、うどんに入れたときにおいしくなります。また和牛の柔らかさをしっかり感じられます。
結果、しゃぶしゃぶで提供する形が一番おいしくできました。
今後やってみたいことはありますか?
田中
「倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち」を多くの人に知ってもらいたいですね。
お客様にきていただければ、店内や料理、雰囲気なども含めてきっと倉敷の良い思い出になる。そのために、今マーケティングの勉強を頑張っています。
休みの日には、うどんはもちろんラーメンなどの麺をよく食べるようにしていますね。
おわりに
2023年11月20日にオープンした「倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち」。
従来のふるいちが日常に密着したお店ならば、ぶっかけ庵ふるいちは非日常。古民家風の内装や、備前焼の器で提供される料理は、倉敷の忘れられない思い出になると思います。
うどん好きのかたはもちろん、倉敷に訪れたかたは機会があれば一度訪れてみてください。
倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいちのデータ
名前 | 倉敷うどん ぶっかけ庵ふるいち |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市中央2丁目1−16 |
電話番号 | 086-435-3900 |
駐車場 | なし 近くに市営駐車場あり |
営業時間 | 営業時間:午前11時~午後7時 |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 |
座席 | 1階26席、2階48席 |
タバコ | 禁煙(指定エリアのみ喫煙可能) |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | 倉敷うどんぶっかけ庵ふるいち |