店長の河野さんへインタビュー
商店街の一角にある、レンガ造りのレトロな雰囲気のあるカレーハウス神戸屋。
メニューが豊富で男性、女性、大人から子どもまで愛されるカレーを提供しています。
三代目店長の河野(こうの)さんにインタビューをしました。
店名の由来
店名に「神戸屋」とありますが、由来を教えてください。
河野(敬称略)
初代が広島市から倉敷へ移って、1936年に精肉店の「肉の神戸屋」を始めました。
当時はあまり店がなかったようなので、繁盛したそうです。
神戸屋をつけたのは、恐らく神戸牛にあやかろうとしたんでしょうね。
神戸って聞くと、お肉のイメージがあるじゃないですか。
カレー屋にするときも「神戸屋」を引き継ぎました。
ただ、二代目の父がなぜカレー屋にしたのかなどは、もうわからないんです。
肉へのこだわり
かつては精肉店だったので、肉にはこだわっていますか?
河野
僕が肉を切っていて、下処理もていねいにしているんですよ。
注文を受けてから肉にパン粉をつけて揚げています。
揚げるコツは揚げ過ぎないことですね。
余熱で火をとおして2、3分置くので、昔より作るのに時間がかかるようになりました。
エビフライのエビは、注文後に皮をむいているんですよ。
創業から大切にしている味と新しく誕生したメニュー
ドレッシングも人気なんですか?
河野
和風しょうゆドレッシングも店で作っていて、自家製です。
二代目がカレー屋を始める前に、倉敷の一番街と旧ダイエーがあった近くで居酒屋パブのような店を並行して経営していたんです。
その居酒屋パブでサラダを出していて、このドレッシングを使っていました。
今もパブ時代通っていたお客様がカレーハウス神戸屋に来てくださっています。
新しく誕生したメニューもあるんですか?
河野
ミルクセーキやクリームソーダが新しいメニューです。
コロナ禍で、なにかしないと!と思って作りました。
小さなことからコツコツ挑戦して、新しいメニューを提供しようと。
けっこう人気なんですよ。
店に対する想い
お客さんにとってどのような店でありたいですか?
河野
店を大きく変えようとは思っていません。
なるべくお客様に目が届くようにしたいと思っています。
県外に出た地元のかたが倉敷へ戻って来たときに、変わらずにある店でありたいです。
お客様ひとりひとりを大事にする積み重ねが大切ですよね。
それがリピーターにつながりますし。
おわりに
筆者は取材する前にも何度かカレーハウス神戸屋を訪れていましたが、店名の由来や歴史など多くが謎に包まれていました。
取材をとおして、長年の謎が解き明かされる感覚を味わうことに。
カレー屋になって約40年、ずっと愛されるには大変な努力が必要だったと思います。
多くのファンから支持される味を守りつつ、新しいメニューも生み出すカレーハウス神戸屋。
気になったかたは、カレーもハヤシライスも食べに行ってみてくださいね。
カレーハウス神戸屋のデータ
名前 | カレーハウス神戸屋 |
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住所 | 岡山県倉敷市阿知2-7-1 |
電話番号 | 086-422-0298 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前11時~午後8時30分(ラストオーダー午後8時) |
定休日 | 月 |
支払い方法 |
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予約の可否 | |
座席 | 21席 カウンター数:6 テーブル数:4 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | カレーハウス神戸屋 |