FMくらしきで、毎週土曜日午前8時から午前9時まで放送している「あつまれ!小学生」。
パーソナリティの阿部あすかが倉敷市内の小学校を訪れ、学校や校区の魅力、そして大きな夢を語る子どもたちに取材する番組です。子どもたちの生の声を通じて、地域の魅力を改めて感じられます。
2025年11月1日(土)の放送回では、倉敷市児島にある「琴浦西小学校」のようすを紹介しました。
元気いっぱいの子どもたちの声をお送りします。
この記事は株式会社エフエムくらしきによる寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が編集し、公開しています。
記載されている内容は、2025年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
FMくらしき「あつまれ!小学生」
「あつまれ!小学生」では、訪問先の小学校の6年生に直接インタビューし、みんなが通う学校の魅力を深く掘り下げていきます。また、小学生の視点で語られる地域の良いところや好きなところを紹介する「校区自慢」も注目です。
わくわくする将来の夢を語ったり、いつも一緒にいる家族への感謝の気持ちを伝えたり……思わず大人も胸が熱くなる、心温まるインタビューもお送りします。

今回訪問したのは、倉敷市児島にある琴浦西小学校です。月に一度「ジーンズの日」という児島ならではの取り組みが実施されており、制服ではなくジーンズを履いて登校する児童がいます。
琴浦西小学校の魅力について、さっそく子どもたちに語ってもらいました。
琴浦西小学校について

学校紹介をしてくれたのは、長谷川暖乃(はせがわ のの)さんです。大きな拍手に包まれながら、学校の自慢を4つ紹介してくれました。
一つ目は、月に一度の「ジーンズの日」があることです。
この日は、児童が制服と私服どちらを着てきても良いとされています。児島はジーンズ産業が盛んな地域であるため、ジーンズを取り入れた服装をすることで、地域の良さを考える機会にもなっているそうです。ジーンズを履いてくる先生もいて、いつもと違う雰囲気の学校生活が送れると話します。
二つ目の自慢は、学年を超えた交流を深める「縦割り班活動」です。
掃除や遊びを通じて学年を超えた友達が数多くできることが大きな魅力だと、長谷川さんは話します。
三つ目は、「朝のプロジェクト」です。
学校がより良くなるように、児童たちが工夫して取り組んでいます。具体的には、6年生が下級生をサポートしたり、学校が綺麗になるように清掃活動に力を入れたりして、素敵な学校生活を送るきっかけとなっています。
最後の四つ目は、先生たちが優しいことです。
時には厳しく叱られることもあるそうですが、「それはすべて私たちのためだと分かっています」と長谷川さんは話します。発表を聞いている先生たちもうれしそうな顔をしていました。
地域性を生かした特別な日や、学年を超えた協力活動、そして先生がたの温かい指導など、琴浦西小学校は多くの自慢がある素敵な学校です。
琴浦西小学校の児童が語る「学校&校区の自慢」
続いて、子どもたちが誇りに思っている「学校や校区の自慢」を紹介します。
3人の小学生に、学校と校区の魅力を教えてもらいました。
1. 特産品の学生服やジーンズが身近な存在

トップバッターは吉崎杏慈(よしざき あんじ)さん。琴浦西学区の「ジーンズや学生服の産業が盛んなところ」について、魅力を語ってくれました。
児島では昔、塩作りがおこなわれていましたが、そこから塩分に強い綿花が作られるようになり、それをきっかけにジーンズや学生服の繊維産業が始まりました。
琴浦西小学校のすぐ傍には、日本被服の制服工場や、ジーンズの歴史が分かるジーンズミュージアムなどがあります。児童たちは3・4年生の時に実際に工場を見学する機会があり、服を作る人々の努力や服の良さを感じられたそうです。
世界に誇る児島の繊維産業が身近にあり、その歴史とものづくりに触れられることは、琴浦西小学校の特別な自慢となっています。
2. 地域の人たちの温かい支え

続いて、塩手璃世(しおて りせ)さんが自慢として語ってくれたのは「地域の人たちの優しさ」です。
地域の人たちは、雨の日も晴れの日も欠かさずに通学路を見守ってくれています。「いってらっしゃい」「気をつけてね」と優しい言葉をかけてもらえるのが、塩手さんにとってはうれしいそうです。
他にも、朝の挨拶運動を実施したり、夏は草刈りをおこなうなど、寄り添うような温かいサポートがあります。琴浦西小学校を卒業したOB・OGのかたも多く、地域全体が安心安全で暮らせるように、みんなで協力していることが自慢だと話してくれました。
3. 地域を代表するお祭り「高八幡宮霊大祭」

最後に発表してくれたのは、知念菜々美(ちねん ななみ)さんです。知念さんは「お祭りが盛んなところが校区の魅力」だと話してくれました。
毎年秋には、地域を代表する大きなお祭り「高八幡宮霊大祭」が開催されます。
お祭りでは、地区ごとに分かれてだんじりを引いたり、楽器を演奏しながら地域を回ったりします。また、神社の鳥居をくぐり、急な坂を駆け上がるなど、迫力のあるところも見どころです。
みんなは夏から公民館などで集まり、楽器や掛け声の練習に熱心に取り組んでいます。お祭りに参加しなくても、応援したり、屋台でおいしいものを食べたりして、みんなでこの日を楽しんでいるそうです。
地域が一体となる高八幡宮霊大祭は、子どもたちにとっても秋の風物詩になっています。
琴浦西小学校は、校区にある文化や産業を非常に大切にしている学校でした。自分たちの暮らす街の産業が身近な存在だと思えるのは、地域の魅力でもあると思います。これからも、琴浦西小学校の子どもたちが元気に過ごせるように見守っていきましょう!
未来へ向かう子どもたちの声
学校の魅力をたっぷり教えてもらった後は、みんなの将来の夢についても尋ねました。
今回インタビューに答えてくれたのは16名です。
獣医やゲームクリエイター、パティシエ、パン屋さん……なかには「友だちと世界一周する」といった楽しい夢を教えてもらいました。みんなの未来の姿を想像すると、わくわくしますね。
「好きなこと」を原動力に挑戦する子どもたちの姿は、私たち大人にも大きな勇気と感動を与えてくれました。
琴浦西小学校の皆さん、ありがとうございました。
おわりに
「あつまれ!小学生」では、子どもたちの声を通じて、今後も学校や地域の魅力を皆さまにお届けします。
小学校を訪問するたびに、先生がたや地域の皆さまの温かい支援のもとで、子どもたちが毎日成長していることが伝わってきました。
地域の子どもたちが健やかに、そして楽しく過ごせるよう、エフエムくらしきは今後も見守り続けてまいります。




















































「あつまれ!小学生」は、エフエムくらしきのホームページからもお聴きいただけます。