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マングローブ植林プロジェクト Vol.1(2025年2月7日放送)~ FMくらしきの挑戦!1本のマングローブの苗木から、環境を守る未来を築く

マングローブ植林プロジェクト Vol.1(2025年2月7日放送)~ FMくらしきの挑戦!1本のマングローブの苗木から、環境を守る未来を築く

伝えとこ / 2025.05.07

毎週金曜日午後3時から午後7時に放送中の「週刊くらしきハッピーレディオ」。

マングローブ植林プロジェクト」というコーナーでは、番組MCのチャーリー大谷が実際にフィリピンに出向き、現地のマングローブのようすや植林について伝えています。

カネパッケージ株式会社様の協力。そして、フィリピン環境省の指導のもと、FMくらしきはマングローブを植林する活動をスタート!

2025年2月7日に放送された、第1回マングローブ植林プロジェクトを紹介します。

オランゴ島のマングローブ

この記事は株式会社エフエムくらしきによる寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。

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記載されている内容は、2025年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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マングローブ植林プロジェクト

私たちの暮らす地球は、さまざまな環境問題に直面していますが、特に海岸線の保護や生態系の維持に重要な役割を果たす「マングローブ」の森が現在急速に減少しています。

この影響で海岸の浸食が進み、漁業や地域住民の生活にも深刻な影響が出ているそうです。

マングローブ植林プロジェクト

マングローブを植えることで、地球には以下のような効果が期待できます。

  • 海岸侵食の防止
  • 気候変動の緩和
  • 生物多様性の保護
  • 津波や高潮からの保護
  • 水質浄化

今回のプロジェクトでFMくらしきが連携するのは、カネパッケージ株式会社様。2008年にフィリピンのオランゴ島でマングローブの植林を始め、地域の生態系を保護する取り組みを続けている企業です。

マングローブ植林プロジェクト

早速、カネパッケージ株式会社(以下、「カネパッケージ」と記載)のテッセイさんと一緒に、フィリピンのマングローブに会いに行ってみました。

オランゴ島に植えたマングローブ

セブ島から船で約1時間弱の位置にあるオランゴ島は、フィリピンで初めてラムサール条約に認定された島です。

オランゴ島までの道のりで使うのは、バンカーボートと呼ばれる船。見た目はまるで、牡蠣の養殖をおこなう漁船にそっくり!この日の波は穏やかでした。

マングローブ植林プロジェクト

オランゴ島では、カネパッケージが取り組むマングローブ植林の活動がおこなわれています。

今回はどのようなマングローブが見られるのでしょうか。

今回訪れるオランゴ島は、2008年に私たちが最初にマングローブを植えた場所です。

マングローブは成木(せいぼく)になるまでに10年から15年ほどかかりますが、その間に二酸化炭素を吸収し、水質を浄化する非常に重要な役割を果たしています。15年でどれくらい成長するのか、そのあたりのようすをぜひ見てもらいたいです。

また、私たちの活動はただマングローブの数を増やすだけでなく、自然界のバランスを保ちながら植林をおこなうことが重要なんです。

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なぜ、マングローブを増やすだけではだめなのか

その理由について、テッセイさんは日本のスギとヒノキの例を挙げました。

たとえば、日本でスギやヒノキがたくさん植えられると花粉症がひどくなるでしょう。特定の種だけが増えると自然界のバランスが崩れるんですよ。

その自然界のバランスを崩さないためにも、自社でマングローブの専門家を採用し、マングローブの研究をしながらフィリピン各地の島に植林を展開しています。

今回の取材でも、マングローブの専門家が同行してくれました。

カネパッケージには、CSR活動をおこなう部署にマングローブの部門があり、そこにはマングローブの専門家が集っています。なかには、マングローブの研究で博士号を取得したメンバーもいるそうです。

また、カネパッケージの熱意はこれだけではありません。マングローブの研究により力を入れるために、フィリピンの現地(セブ島・マクタン島)にも研究所を開設したといいます。

マングローブを研究する際、通常は東南アジアや熱帯雨林で得たものをシンガポールや日本の研究機関に持ち込んで検査するのですが、そこには持ち運ぶ時間や通関の手続きの時間がかかります。そのため、検体が劣化し鮮度が失われてしまうことがあるんです。

そこで私たちはセブ島とマクタン島に設備を整えた研究所も設置しました。ここまで鮮度の高い検体を検査できる環境を持っているのは、おそらく世界でも私たちだけだと思います。

ただ植えるだけではない、マングローブの植林。

地域の自然環境と調和を保つためには、計画的に植林をすることが重要なんですね。

次回の放送では、いよいよオランゴ島に上陸します!お楽しみに。

マングローブ植林プロジェクト

おわりに

FMくらしきでは、国際連合が掲げる方針「SDGメディア・コンパクト」に参画しており、放送している番組とSDGsで掲げられている17の目標の関連を明確にして、持続可能な開発目標の推進に力を入れています。

マングローブ植林プロジェクトは、SDGメディア・コンパクトに基づく番組でもあり、現在も進行中です。

「週刊くらしきハッピーレディオ」のゲストさんで、車で来られたかたがいらっしゃれば、1台につき1本の植樹。

そして、1個500円の缶バッジをご購入いただいた場合、1個につき1本の植樹をおこなっています。缶バッジは2025年2月の時点で、80個ご購入いただきました!

引き続き応援をよろしくお願いいたします。

ラジオの視聴方法

「マングローブ植林プロジェクト」は、Spotifyからもご視聴いただけます。

エフエムくらしき★週刊くらしき ハッピーレディオ | Podcast on Spotify

番組の詳細をチェック

エフエムくらしき「マングローブ植林プロジェクト」のデータ

名前エフエムくらしき「マングローブ植林プロジェクト」
住所岡山県倉敷市白楽町520-28
電話番号086-430-0828
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