毎週金曜日午後3時から午後7時に放送中の「週刊くらしきハッピーレディオ」。
「マングローブ植林プロジェクト」というコーナーでは、番組MCのチャーリー大谷が実際にフィリピンに出向き、現地のマングローブのようすや植林について伝えています。
カネパッケージ株式会社様の協力。そして、フィリピン環境省の指導のもと、FMくらしきはマングローブを植林する活動をスタート!
2025年2月14日に放送された、第2回マングローブ植林プロジェクトを紹介します。

この記事は株式会社エフエムくらしきによる寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。
記載されている内容は、2025年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
マングローブ植林プロジェクト
FMくらしきが取り組むマングローブ植林プロジェクト。
海岸線の保護や生態系の維持に重要な役割を果たす「マングローブ」の減少を防ぐために、カネパッケージ株式会社(以下、「カネパッケージ」と記載)と連携しながら活動しています。
- 第1弾:2025年2月7日放送
カネパッケージのテッセイさんと一緒に向かったのは、フィリピンのオランゴ島。
セブ島から船で約1時間弱の位置にあり、マングローブの植林が盛んにおこなわれている島です。
オランゴ島の港からマングローブ植林の現地までは、さらに20~30分ほどかかるため、「トライシクル」というフィリピンでは主流の乗り物に乗って移動しました。

マングローブの力で漁業が豊かに!
非常に美しく、澄んだ色をしているオランゴ島の海。その海のきれいさは、マングローブを植林した影響もあるそうです。

テッセイさんは、マングローブによって海が浄化され、島の漁獲量も増えたと話します。
テッセイ
マングローブによる水質浄化の影響で、オランゴ島の海の生態系全体が豊かになっているんです。海藻なんかもよく育っていますよ。
マングローブの根っこは、まるで「養殖場」や「自然のゆりかご」のように、小魚たちが守られる場所でもあります。
マングローブが増えることで漁獲高もどんどん増えてきていて、実際に15年前に植林活動を始めたときと比べると、魚の獲れる量は格段に違っているんです。
オランゴ島の住人は約2万人。おもな産業は漁業です。
漁獲量が増えたことで、地元の人たちの収入も増えたそうです。なんともうれしいニュースですね。

オランゴ島には、世界の渡り鳥が集まるスポットも
オランゴ島には、ネイチャーツアーに参加する観光客も多く訪れています。
テッセイ
ネイチャーツアーに参加する人たちは、マングローブの植林や、渡り鳥が数多く集まるスポットを見に来られています。
自然が豊かで魚も多いオランゴ島には、南からも北からも渡り鳥がやって来るんです。そして、渡り鳥たちは、この島で小魚などを食べて栄養補給し、また次の地域へと飛んで行きます。本来、北半球や熱帯の島でしか見られないような鳥も見られる、貴重な場所なんですよ。
マングローブによって、さらなる自然の恵みが生まれているオランゴ島。
多様な生態系を保つ素晴らしい地域として、これからも大切にしていくべきだと感じました。
この後は、いよいよマングローブ植林の現場に向かいます。

おわりに
FMくらしきでは、国際連合が掲げる方針「SDGメディア・コンパクト」に参画しており、放送している番組とSDGsで掲げられている17の目標の関連を明確にして、持続可能な開発目標の推進に力を入れています。
マングローブ植林プロジェクトは、SDGメディア・コンパクトに基づく番組でもあり、現在も進行中です。
「週刊くらしきハッピーレディオ」のゲストさんで、車で来られたかたがいらっしゃれば、1台につき1本の植樹。
そして、1個500円の缶バッジをご購入いただいた場合、1個につき1本の植樹をおこなっています。缶バッジは2025年2月の時点で、80個ご購入いただきました!
今後も地域の皆さまに役立つ情報をお届けしてまいります。
「マングローブ植林プロジェクト」は、Spotifyからもご視聴いただけます。