合資会社ガラクタス 黒明立暉さん ~ ゲストハウスから児島のジーンズストリートの新たな楽しみかたを伝えていく(若手が紡ぐ倉敷仕事物語 Vol.3)

合資会社ガラクタスアイキャッチ
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黒明立暉さんにインタビュー

合資会社ガラクタスで働く若手社員、黒明立暉くろみょう たつきさんに話を聞きました。

取材を受ける黒明立暉(くろみょう たつき)さん
取材を受ける黒明立暉(くろみょう たつき)さん

入社3年目の仕事のやりがい

今の仕事でやりがいを感じられるのはどのようなところですか?

黒明(敬称略)

まずデニムロッジでのやりがいは、観光客のかたと交流することで、直接的に地域貢献している実感が得られるところです。

観光案内所を兼ねた休憩所やゲストハウスは、これまでのジーンズストリートにはなかった存在です。

地元のスタッフだからこそおすすめできる景観スポットや、地元のおいしい飲食店などをお伝えできるので、それが観光の満足度につながっていたら良いなと思います。

ただ買い物をするだけでなく、ぜひ食や体験などでもジーンズストリートを楽しんでもらいたいです。

お客さんからの手書きメッセージ
お客さんからの手書きメッセージ

デザインの業務も多いと思いますが、そちらのやりがいはいかがですか?

黒明

やはり一番のやりがいは、感謝の言葉をいただく瞬間ですね。

クライアントさんの業界や分野がさまざまなので、毎回新しいことを学べるのが楽しいです。視野も広げられますし、新たに挑戦できる機会も多いですし、問題解決力のノウハウが身に付いてきている気がします。

クライアントさんの「こうしてほしい」というご依頼に対して、僕がプラスαで提案した内容を喜んでいただけたときはうれしいです。

本社兼食品開発ラボラトリー「ブルーロケットフードラボラトリー」
本社兼食品開発ラボラトリー「ブルーロケットフードラボラトリー」

入社されて3年目。仕事で苦労したことはありますか。

黒明

実はあんまりまだ苦労した記憶がなくて、すべて楽しんで取り組んでいます。何事も成長のチャンスだと捉えてしまうんです。

もし何か困ったことがあればすぐに頼りやすい環境ですし、そういう意味でも安心して働けています。

ただ、入社当日にプレゼンするのは、人によっては苦労したことなのかもしれません……自分がポジティブで良かったです!

黒明さん

社内・社員同士の雰囲気について教えてください。

黒明

親しみやすいといいますか、自分が思ったことを上下関係なくちゃんと伝えやすい雰囲気があると思います。

それもあってか、僕のような若手でも「これをやってみたいです」と上の人に言いやすいんです。しかも、若手が始めた取り組みに対してちゃんとフォローもしてもらえますし、際限なく挑戦できる環境で働けているなと思います。

デニムロッジネストの女将・中庭さん(真ん中)と、ガラクタスの代表の中埜さん(右)と一緒に。
デニムロッジネストの女将・中庭さん(真ん中)と、ガラクタスの代表の中埜さん(右)と一緒に。

地元への愛を感じられる児島の人々

黒明さんが想う児島・味野の魅力について教えてください

黒明

味野のあたりは良い意味で変化のある街だと思います。

ジーンズストリートがある観光地だからこそかもしれませんが、新しい施設やお店ができたり、マンションができて人が増えたりと、時代の流れで変化していくようすが見ていて面白いですし、飽きない街です。

フォトスポットにもなるデニムロッジの壁
フォトスポットにもなるデニムロッジの壁

あとは、愛郷心(あいきょうしん)のある人が多いのも魅力ですね。

現在のジーンズストリートがある場所には昔、味野商店街がありました。その商店街が栄えていた時代を知っている人たちは、「当時の活気を復活させたいよね」とよく話しています。ジーンズストリートに関わっているかたは特にその想いが強くて、地元愛を感じています。

そのような地域でどのように頑張っていきたいですか?目標があれば教えてください。

黒明

ゲストハウスの運営を通して、今よりもさらにジーンズストリートを盛り上げていきたいです

ホテルがいくつもあるような全国的に有名な観光地で宿泊施設を運営するのと、ジーンズストリートでゲストハウスを運営するのとでは、まったく違う課題や難しさがあると思っています。

具体的にどうやって盛り上げるのか……というのは、正直まだ思いついていません。ただ、まちづくりに正解はないので、楽しんで取り組んでいきたいと思います。

作業をする黒明さん

楽しさとやりがいのある仕事の見つけかたとは

同世代の若手に向けて、メッセージをお願いします。

黒明

インターネットやSNSなどが身近にある世の中で、周りと自分を比較して落ち込んでしまう人も多いと思います。ですが、あまり周りにとらわれずに、自分の軸になるものを見つけてほしいです

自分が好きなことと、社会が求めていること。そこが重なる部分を見つけられたら、仕事にも楽しさややりがいを見出せるのではないでしょうか。

また、僕は今児島のまちづくりに携わっているので、いつかまちづくりに興味を持つ人も増えたら良いなと思っています

今すぐに関わらなくても、20代、30代でインプットしてきた経験を、40代、50代になってからまちづくりに生かす……そのような選択肢が、多くの人のなかに生まれたらうれしいです。

黒明さん

おわりに

ジーンズストリートには、誇りやプライドを持つ人たちが多く集まっている印象がありましたが、黒明さんが取材で言っていた「愛郷心」という言葉が非常にしっくりきました。

まちづくりには「地元を盛り上げたい」という気持ちが必要不可欠だと感じます。

ガラクタスの魅力でもある多種多様な提案力とノウハウを生かして、今後どのように地域を盛り上げていくのか、注目していきたいです。

ジーンズストリートを訪れた際は、ぜひデニムロッジにも足を運んでみてください。今まで出会えなかった地域の新たな魅力を教えてもらえるかもしれません。

黒明さん、そしてデニムロッジの今後の活躍を応援しています。

若手が紡ぐ倉敷仕事物語 バックナンバー

合資会社ガラクタスのデータ

本社兼食品開発ラボラトリー「ブルーロケットフードラボラトリー」
団体名合資会社ガラクタス
業種IT・デザインの企画制作を基盤としたトータルプランニング・プロデュース
食品の製造・OEMサービス/アパレル製造販売など
代表者名中埜 幹夫
設立年2001
住所岡山県倉敷市児島味野4034-4
電話番号070-6649-0930
ホームページ合資会社ガラクタス(Garakutas & Co.) 公式ホームページ

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岩佐りつ子
岩佐りつ子
ずっと住んでいた神奈川を離れ、2023年12月に地域おこし協力隊として倉敷に移住しました。 縁もゆかりもなかった倉敷のまちは、見るもの、出会うもの、全てが初めてづくし!毎日の暮らしに居心地の良さを感じています。 移住者目線を忘れずに、倉敷の魅力を伝えていきたいです。

こんにちは、地域おこし協力隊です

県外から倉敷市への移住をより一層進めるため、Webを通じた生活者目線での情報発信や、移住関連イベントへの協力をミッションに活動しています。

倉敷市地域おこし協力隊

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