「吉備様夏祭り」は、地域の賢人・吉備真備(きびのまきび)の功績を称え、倉敷市真備町箭田(やた)にある彼の墓所といわれている「吉備公廟(きびこうびょう)」、通称「吉備様(きびさま)」で行われる毎夏恒例の行事です。
しかし、平成30年7月豪雨による被害のため、平成30年度は中止となりました。
令和元年8月17日(土)、2年ぶりに開催され、多くの人でにぎわった「吉備様夏祭り」のようすを、くらとこレポーターが紹介します!
記載されている内容は、2019年9月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
境内には多くの屋台
吉備様の境内には多くの屋台が出店されており、その一部を堪能しました。
▼真備竹林麦酒醸造所の地ビール「ささ」。
フルーティな味わい、上品な香りのビールです。
他に、味わい深い濃厚なモルト風味の「たけ」もありました。
大人の参加者としては、うれしいメニューです。
出店リスト
- 焼き鳥
- アイス
- かき氷
- 焼きそば
- 地ビール
- フランクフルト
- スーパーボールすくい など
ステージでは多様な演奏
まきび少年少女合唱団のみなさん。
おなじみの『ふるさと』をはじめ、多くの曲を堂々と歌っていましたよ。
建物手前広場に設けられたステージでは、他にも多様なジャンルのかたがたが演奏を披露し、祭りに華を添えていました。
ステージプログラム
- 太鼓演奏
- ギター弾き語り
- 合唱(まきび少年少女合唱団)
- パンフルート 他(今井 勉さん)
- 尺八(荒川さん)
建物ではおみくじもひけました
建物でおまいりをした後は、おみくじをひきました。(200円お納めする)
おみくじには運勢の他に等級が書かれており、等級に応じた景品をいただくことができましたよ。
締めくくりは2,000発の花火
吉備様境内から眺めた花火。
午後9時、近くを流れる小田川の土手から花火の打ち上げです。
1発目は豪雨で亡くなった方々への追悼の意を込めた白い花火が、総数も例年の2倍の2,000発が打ち上げられ、月とともに夏の夜を美しく彩りました。
花火の動画
吉備様夏祭りで打ちあがった花火の動画もあります!
1分間に、すごい数の花火が上がって、とてもきれいです。
よければ、観てくださいね。
おわりに:吉備真備とは
奈良時代の学者で、22歳と57歳のときに唐(現在の中国)へ渡り、現地の学問や知識を日本に持ち帰りました。
そして政界でもチカラを発揮し、右大臣の地位まで昇り詰めたんです。
これは、学者としては日本史上最高位。
学問の神様と称される菅原道真(すがわら の みちざね)に並びます。
政界を退いたのちは、現在の真備町の地で過ごしたとも伝えられているんです。
時を経て、昭和の時代に彼にゆかりのある地は真備町と名付けられ、倉敷市に編入後もその名を残しています。
吉備真備にゆかりのある吉備寺周辺は「まきび公園」として整備され、数々の資料が保管・展示されているまきび記念館があるので、興味があればぜひ訪れてみてください。
また「吉備様夏祭り」の会場となった神社は「吉備様」と呼ばれ、多くのひとが参拝に訪れます。
吉備様夏祭り/吉備様復興花火大会のデータ
名前 | 吉備様夏祭り/吉備様復興花火大会 |
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期日 | 令和元年8月17日(土) 夏祭り:午後6時~9時 花火大会:午後9時~9時30分 |
場所 | 夏祭り:吉備様境内(倉敷市真備町箭田) /花火大会:小田川土手(倉敷まきび支援学校南) |
参加費用(税込) | |
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