書道部といえば、静かに書をしたためているイメージがあるかもしれません。
そんなイメージをくつがえす活動の一つが「書道パフォーマンス」です。
- 音楽にのせて複数人で巨大な作品を作る
- 大筆を使うなどダイナミックな動き
例年であれば毎年書道パフォーマンスの大会が開催されていましたが、コロナ禍になって以来は中止されていました。
令和3年度(2021年度)は少しずつ再開しているものの、予選が映像審査になるなど、観客ありでのパフォーマンスができない状況でしたが、2022年1月10日は久しぶりの生パフォーマンス!
倉敷にある「倉敷商業高校書道部」も出場していました。
この記事では、2022年1月10日にイオンモール倉敷で開催された「新春!高等学校書道パフォーマンス」のようすをレポートします。
記載されている内容は、2022年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
「新春!高等学校書道パフォーマンス」について
![全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01270.jpg)
「新春!高等学校書道パフォーマンス」は、2022年1月10日にイオンモール倉敷 セントラルコートで開催されました。
運営は「全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ事務局」が行なっていましたが、本戦ではありません。
2021年9月18日に開催予定であった「全国高等学校書道パフォーマンスグランプリの中四国大会 岡山県予選」が、中止&動画審査となったため、「人前でパフォーマンスを披露する機会」をという意図で開催されたそうです。
全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ中四国大会 岡山県予選の1位は「岡山東商業高校」でした。
その後、2021年12月11日に開催された中四国大会で「4位」となり、2022年1月23日にイオンモール幕張新都心で開催された決勝大会に出場しています。
新型コロナウイルス感染症拡大対策のため、密を避ける形での開催で、出場も1時間ごととなっていましたが、保護者・OBなどを中心に多くのかたが足を運んでいました。
![タイムスケジュール](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01276.jpg)
出場校と、出演時間は以下のとおりです。
高校名 | 時間 |
---|---|
岡山芳泉高校 | 正午〜 |
倉敷商業高校 | 午後1時〜 |
矢掛高校 | 午後2時〜 |
岡山東商業高校 | 午後3時〜 |
書道パフォーマンスのようす
時間の関係で、午後1時からの倉敷商業高校、午後2時からの矢掛高校のパフォーマンスを見ました。
以降は写真を中心に紹介します。
倉敷商業高校
作品は倉敷商業高校の卒業生で、プロ野球・中日、阪神、楽天で指揮を執り、闘将として知られる故・星野仙一さんをテーマにしたものです。
![倉商書道部のパフォーマンス](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01198.jpg)
![書くだけでなく、動きにも統一感があります](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01199.jpg)
![作品の完成](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01207.jpg)
![終了後のインタビュー](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01227.jpg)
![記念撮影](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01243.jpg)
![倉商書道部のみなさん](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01240.jpg)
矢掛高校
![矢掛高校のパフォーマンス](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01278.jpg)
![部員6名でのパフォーマンス](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01307.jpg)
![大筆で書き上げる](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01334.jpg)
![終了後のインタビュー](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01374.jpg)
![記念撮影](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01388.jpg)
おわりに
![倉商書道部の作品](https://cdn.kuratoco.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC01216.jpg)
筆者が書道パフォーマンスを見たのは、これで2回目でした。
技術的なことはわからないため「評価」はできませんが、ライブ感があり、力をもらえるパフォーマンスに魅力を感じています。
書道パフォーマンスは、ほぼ高校でしか行なわれていない取り組みです。
コロナ禍において、大人は物事を後回しにしたり優先度を変えたりしながら、仕事や生活をしています。
しかし、「今しかできないこと」をしている学生たちにそれはできません。
パフォーマンス後のインタビューで、各校とも「校外でのパフォーマンスは今回が初めてでした」と語り、終了後は保護者やOBが集まり記念撮影などが長く続いていました。
1回でも観客の前でパフォーマンスできてよかった、と思うべきなのか?
2022年1月下旬は、新型コロナウイルス感染症の感染者が再び増加し、部活動などにも制限が出てきていますが、学生たちの「今しかできないこと」は制限しないでほしいと願わずにはいられません。