たい焼はパリッと派ですか、それとも真っ白なもっちり派?
「たい焼本舗」のたい焼は、黄色いワッフルのような「ふんわりたい焼」が自慢です。
卵をたっぷり使用した生地に、バラエティー豊かなあんがぎっしり。
ほかでは食べられない「倉敷のたい焼」を片手に、美観地区散策へでかけましょう。
記載されている内容は、2019年3月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
たい焼本舗のデータ
名前 | たい焼本舗 |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市阿知3丁目22-25 |
電話番号 | 086-422-1721 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前9時30分~午後6時 |
定休日 | 日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 |
座席 | ソファ2席 |
タバコ | |
トイレ | |
子育て | |
バリアフリー |
大橋家住宅のすぐ近く!たい焼本舗への道のり
たい焼本舗は美観地区の反対側、阿知南の信号を渡ります。
重要文化財の大橋家住宅を左手に過ぎると「たい焼本舗」の幟(のぼり)が見えてきますよ。
こちらが「たい焼本舗」の外観。店主と奥さまで切り盛りされている、こぢんまりとしたお店です。
窓からは、たい焼を焼く鉄板がずらりと見えます。
元パン職人の店主が切り盛りしているお店
笑顔で迎えてくれた、たい焼本舗店主の小野道之(おの みちゆき)さん。
大手パンメーカーを定年退職したのち、たい焼本舗を初めて12年。御年77歳だそうです(2019年3月現在)。
「身体がなまってしまうからね」と始めたお店。お客さんは、ほぼ地元の人です。
2009年頃の「たい焼ブーム」当時8軒あったたい焼屋も、いまではたい焼本舗1軒となりました。
店内には休憩できるスペースがありますが、テイクアウトのお客さんがほとんどです。
店内には、近所に住む画家の若林毅(わかばやし つよし)さんが描いた「翔べ!鯛焼きくん」が飾られています。
パン職人だったころの思い出の地「ハワイ」の写真も。
現地の指導職人として、渡航回数は18回、最長滞在日数はなんと400日!
写真を見ながら、いろいろなお話を聞かせてもらいました。
名物お餅入りたい焼に季節限定、4種類のたい焼
たい焼本舗のたい焼は以下の4種類です(2019年3月現在)。
商品名 | 値段(税込) |
---|---|
餅入りたい焼 | 110円 |
クリームたい焼 | 110円 |
りんごりんごたい焼 | 130円 |
季節限定さくらあんたい焼 | 130円 |
1番良く売れるのは「餅入りたい焼」110円(税込)。
倉敷名物とあるこちらのたい焼は、中に粒あんと求肥(ぎゅうひ)が入っています。
3月、4月の季節限定「さくらあん」130円(税込)。季節限定は以下の通りです。
季節(月) | 商品名 |
---|---|
3・4月 | さくらあん(桜の葉入り) |
5・6月 | 緑茶あん(煎茶) |
7・8月 | 甘夏あん |
9・10・11月 | 栗あん(天津甘栗入り) |
12・1・2月 | さつまいもあん |
季節毎に楽しめそうですね。夏はかき氷もあるそうです。
いつまでも見ていたい職人技!焼きたては甘い香り
たい焼作りも見せてもらいました。鉄板を見るだけでワクワクです!
温度をきっちりと計ります。たい焼に適した温度は130℃だそうです。
素早く、かつ的確に。あっという間に生地とあんこの列ができあがりました。
優しい手つきで求肥(ぎゅうひ)を置いていきます。
ふくふくと生地が盛り上がってきます。良い香り!
生地にはたっぷりと卵、そして砂糖蜜、練乳、蜂蜜入りなので、まるでホットケーキが焼けるような甘い香りが広がるんですね。
片方の焼き型に生地を流し込み…
ひっくり返して、たい焼が完成しました!この色、ほれぼれするほど美味しそう~。
「あんまり黄色いから、色粉が入っているのか?と聞かれるんよ」と小野さん。
この黄色は卵がたっぷりと入っているからなんですって。こんなキレイなたい焼見たことない!
ふわふわ優しい、ワッフル生地のたい焼が美味しい!
手のひらサイズのかわいいたい焼、さっそくいただきます!
まずは「餅入りたい焼」110円(税込)から。
中に入れた求肥が伸びているのが分かりますか?この求肥がとろりとした食感で美味しいんです!
たい焼用に、と特別に作られたつぶあんとの相性もバッチリです。
こちらも定番の「クリームたい焼」110円(税込)。
たっぷりと入ったクリームは、シュークリームなどの洋菓子に使うカスタードクリームを使っています。
卵の風味が懐かしい上品な甘さのクリームなので、いくらでも食べてしまいそうです。
こちらは変わりダネの「りんごりんご」130円(税込)。中身は細かく刻んだ煮りんごとカスタードクリーム。
メーカーから仕入れた煮りんごを、お店で味直ししているそうです。
シナモンの香り、そしてりんごのサクサクとした食感が楽しい、アップルパイのようなたい焼です。
最後は季節限定の「さくらあん」130円(税込)。桜色のあんがきれいですね!
まるで桜餅を食べているような華やかな香り、そして葉っぱの塩味が抜群です。
そしてどのたい焼も、ふわふわふんわりと優しい食感がたまりません。
お店を始める前、全国のたい焼を食べ歩いたという小野さん。
「焼きたては美味しいんだけどね、冷めるとしわい(固い)んだよね」
お店の近くはお年寄りが多く、冷めても美味しい柔らかいたい焼を、と考えたのがワッフル生地のたい焼でした。
冷めても美味しいたい焼ですが、手軽に焼きたてを味わうこともできます。
たい焼をレンジで30秒温めてから、トースターで2分。これだけです。
冷凍はレンジで1分温めるだけでOK!冷凍庫で1ヶ月日持ちます。
遠くに住むお孫さんへ、と宅配便で送る常連さんもいるんだとか。
倉敷のたい焼は、優しいワッフルのたい焼でした
実は筆者、お店を訪問するまではパリッパリのたい焼派でした。
「たい焼は熱いうちに食べるもの!」なんて思い込んでいたんです。
たい焼本舗のたい焼は、ふ~んわりとした懐かしい香り、ホッとお腹が落ち着く優しい味に心が和みました。
冷めても美味しいたい焼に、なるほど!と目からウロコが落ちる思いです。
ふわふわのたい焼には、小野さんのパン職人としての確かな技術、経験、そしてお客さんへの優しさが込められていました。
そしてすっかり「たい焼はふんわりワッフル派!」となった筆者。
季節のあんを楽しみに、これからも訪れたいと思います。
笑顔が素敵な店主の小野さんと奥さま。これからも末永く、美味しいたい焼を届けてもらいたいですね。
たい焼本舗のデータ
名前 | たい焼本舗 |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市阿知3丁目22-25 |
電話番号 | 086-422-1721 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前9時30分~午後6時 |
定休日 | 日 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 |
座席 | ソファ2席 |
タバコ | |
トイレ | |
子育て | |
バリアフリー |