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トーキョーコーヒー児島 ~ 大人が本気で楽しむことで、子どもに安心と意欲を

トーキョーコーヒー児島 ~ 大人が本気で楽しむことで、子どもに安心と意欲を

知っとこ / 2023.07.23

学校に行きにくかったり、行かない選択をしたりした子どもたちの親が集まっておこなう「トーキョーコーヒー」という活動があります。

名前を見ると、東京にあるカフェかと思いますが、そうではありません。

全国に活動拠点があり、それぞれにみそづくりをしたり、野外で焚火をしたり、DIYや畑仕事を楽しんだりと、活動内容は多岐にわたります。

「トーキョーコーヒー」とはいったい、どのようなものなのでしょうか。

活動の趣旨と、倉敷市児島の活動拠点を紹介します。

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記載されている内容は、2023年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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トーキョーコーヒーとは

トーキョーコーヒーは、奈良県生駒市にあるアトリエe.f.t代表・吉田田タカシ(よしだだ たかし)さんが立ち上げました

学校に行きにくかったり、行かない選択をしたりした子どもたちの親・保護者らが中心となっておこなう、大人のための活動です。

トーキョーコーヒーのロゴ

不登校ではなく、登校拒否

文部科学省が令和4年度に発表した、令和3年度の不登校児童数は、約24万人で過去最多。平成24年度から、9年連続で増えています。

令和2年度からの増加人数は約5万人となり、令和元年度から令和2年度への増加人数約1.5万人をはるかに上回りました。

増え続けている不登校は、子どもたちの問題ではなく、大人が子どもたちの声を理解していないからではないか

トーキョーコーヒーの活動は、発起人・吉田田タカシさんのひとつの気づきからはじまりました。

トーキョーコーヒーとは

〝トーキョーコーヒー〟は、登校拒否のアナグラム(文字を入れ替えてつくる言葉遊び)。
全国で学校を長期欠席する約41万人の子どもたちのアクションを受けて、
「問題は子どもの不登校ではなく、大人の無理解」という視点から教育を考え、学ぶ。
そして戦後から続く、子ども達を均質化する教育システムを塗り替え、アップデートする為のムーブメント。

TOKYO COFFEE 公式ホームページ より

引用中の文言について
・「長期欠席」する約41万人の子どもたち
令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、長期欠席の小中学生は413,750人(昨年度比約13万人増加)。
このうち、病気や経済的理由、新型コロナウイルス感染回避によるものを除いた、不登校の小中学生は244,940万人(昨年度比約5万人増加)となっている。

トーキョーコーヒーの由来に「登校拒否」という言葉をつかった背景には、不登校を子どもたちからのSOSと受け止め、大人の課題として取り組もうとする思いがあるといいます。

トーキョーコーヒーの特徴

トーキョーコーヒー児島のおもな活動拠点となっている備前焼窯元鷲羽窯 ※活動場所は変更になる場合があります
トーキョーコーヒー児島のおもな活動拠点となっている備前焼窯元鷲羽窯 ※活動場所は変更になる場合があります

トーキョーコーヒーでは、大人自身が価値観や考えをアップデートして教育に新しい風を吹かせる、全国規模のムーブメントを起こすことを目標としています。

令和4年8月の活動開始以降、活動趣旨に賛同した主宰者たちによって全国に261か所(令和5年6月時点、準備中拠点含む)立ち上げられました

活動内容や回数は主宰者にゆだねられているため、各活動拠点によっていろいろな特色があることが特徴です。

ただし、活動内容にはひとつだけ条件があります。

それは、大人が楽しむための活動であること。

大人が楽しむことで、何が起こるのでしょうか

大人のアップデートから教育のアップデートへ ~ 世界一たのしい革命

学校に行くことが当たり前だと思ってきた世代の多くのひとにとって、子どもが学校に行かないことで生じる不安や心配は大きなものではないでしょうか。

我が子と向きあってみても出口が見えなかったり、学校との話し合いに行き詰まったりすることもあるかもしれません。

子どもにとっても、学校と家庭の両方で居心地が悪くなり、追い詰められてしまうこともあるといいます。

親・保護者と子ども、両方が暗い顔をして家庭に引きこもってしまわないためのヒントは、意外なところにありました。

それが、「大人が楽しむこと」です。

大人が楽しみながら、時にリラックスしたり、活動に夢中になったりする、そのようすを見た子どもたちは誰に何を言われなくても自ら活動できるようになるといいます。

トーキョーコーヒー児島 6月は焚火de夜のトーキョーコーヒー
  • 子ども達はそこで自由に時間を過ごしてる。大人の活動の場だから、子どもは何をしててもいい。まずは何も押し付けられずに安心できる場所で、自信と意欲を高める。
  • そのうちに子どもが主体的に何かやりたくなったらそれを応援する!
  • 教(共)育とは子どもの成長の邪魔をしない事!
    「安心と自信」「意欲」があれば何からでも学ぶ!
TOKYO COFFEE 公式ホームページより

安心できる場で子どもがのびのびと過ごしていると、それを見た大人が気づきを得ます。

同じ活動の場で安心できる仲間と語り合い、子どもを見守るなかで、子育ての価値観や教育のあり方を振り返る機会を得られるのです。

トーキョーコーヒーが目指すこと
  1. 全国に大人がイキイキ活動できて学び合える拠点を500ヶ所以上つくる
  2. 全国の拠点では子どもたちの個性が尊重され、安心して過ごせる
  3. みんなの活動を通して、学校教育を進化させるムーブメントを起こす

子どもの不登校というアクションを、大人の課題として真摯に受け止めつつ、大人自身が楽しんで進化していくこと。

その先に教育をも巻き込んでしまおうというこの活動を、トーキョーコーヒーでは「世界一たのしい革命」と表現しています。

吉田田タカシさんの呼びかけに賛同し、倉敷市児島で活動する主宰者・清板由香(せいた ゆか)さんに話を聞きました。

インタビューを読む

トーキョーコーヒーNo.80 倉敷市児島のデータ

トーキョーコーヒーのロゴ
名前トーキョーコーヒーNo.80 倉敷市児島
期日月一回程度
不定期開催
活動案内はInstagramを確認してください
場所倉敷市児島
参加費用(税込)大人 1,000円
子ども 500円
※活動内容によって変更される場合があります。
ホームページInstagram tokyo_coffee_no.80
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あおましいろ

あおましいろ

倉敷市在住、三姉妹(あお・まし・いろ)のアラフォーかあさん。なんでもかんでも活かしてみたくて、DIY、ハンドメイド、家庭菜園などなどにチャレンジ中。倉敷市の魅力がより活きるような情報を発信します。

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トーキョーコーヒー児島 鷲羽窯での活動

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