「外観は蔵なのに中はお洒落なカフェ」。
そんな驚きのスポットが児島にありました。
児島の歴史と美しい景色と歩むそのカフェの名前は、「caffe antico Sion(カフェ アンティーコ シオン) 」。
そこはこだわりあふれる素敵な空間でした。
この記事では、「caffe antico Sion」の魅力を紹介していきます。
この記事は倉敷鷲羽高等学校2年次生 総合的な探究の時間「児島未来学」の生徒による寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。
記載されている内容は、2022年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
caffe antico Sionのデータ
名前 | caffe antico Sion |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市児島下の町2−7−28 |
電話番号 | 086−472−3447 |
駐車場 | あり 7台 |
営業時間 | 午前11時〜午後5時 |
定休日 | 月、火、日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | 26席 |
タバコ | 完全禁煙(屋外に喫煙スペースあり) |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | caffe antico Sion公式Instagram |
江戸時代の蔵がカフェに変身!?caffe antico Sionの誕生のヒミツ
外観はちょっぴり歴史を感じる蔵なのに、中に入るとお洒落な雰囲気のcaffe antico Sion(以下:Sion)。
実は、オーナーの潮上家が代々受け継いできた、江戸時代の蔵だそうです。
今は誰もが写真を撮りたくなるほど素晴らしい内装になりましたが、昔は誰も手をつけられないほど物にあふれ、散らかってしまっていたとのこと。
しかしオーナーは、知人の「何かに使えるのでは?」という言葉に一念発起して、2010年頃に片付けを始めました。
すると、少しずつ空間ができ、潮上家の歴史を思わせるような貴重な品々がきれいな状態で保存されていることに気付きます。
そこで、この蔵を緑に囲まれた癒やしと文化交流の場所に変えられるのではないかという思いに。
やがて、店内には古い資料や地域に関連する資料が、季節ごとに展示されるようになり、たくさんの人たちがほっとひと息つくことができる空間へと変身していったのです。
歴史ある蔵で心地よいひとときを
Sionの魅力は、なんといっても140年もの歴史ある蔵。
当時の構造がそのまま残されており、壁に掛けられている絵画はとてもおしゃれで歴史を感じます。
机に置かれているドライフラワーや食器、ピアノ、入り口付近にあるのれんなど、どれをとっても懐かしさと上品さを兼ね備えたアンティーク。
また絵画は、児島出身の画家によって描かれたものを中心に飾るというこだわりっぷり。
カウンターチェアは、曲線が美しい英国のアーコールチェアを使っていて、Sionならではの空間となっています。
素敵な空間をさらに演出するのが、店内に流れるBGM。
オーナーが趣味で集めたレコードやCDのバロックを含むクラシック音楽が流れており、とても心が安らぎます。
「いつまでもここに居たい」、そんな気分にさせてくれるのがSionです。
ここにしかない景色、児島の絶景を楽しもう
Sionは児島を一望できる高台にあります。
店舗へと続く坂道からの景色は、どこまでも見渡せるほどの隠れ絶景ポイントです。
お店からは、左手に王子が岳、正面には大槌島が見えます。
この美しい児島の景色はここでしか楽しめません。
また、座る席によって見える景色が違うので何回行っても楽しむ事ができます。
よみがえった140年の歴史ある蔵。
その蔵の中で眠っていた貴重なカトラリーやお盆、お皿などたくさんのモノがお店に置かれており、どれも目を惹きます。
ここにしかない景色、ここでしか感じられない味わい。それがSionの魅力です。
やさしさも美味しさもあふれるこだわりカレー
Sionで出されている料理は、どれもこだわって作られたものばかりです。
平日はホットサンド、土曜日はトマトバターチキンカレーが用意されており、カレーは化学調味料を使わず、3日かけていねいに作られています。
使う油も最小限にとどめており、果肉たっぷりのトマトが持つ水分と生姜と数種類のスパイス、チキンの油とバターのみで作られる徹底したこだわり。
グルテンフリーなので小麦アレルギーのかたも安心して食べられます。
店内外から料理に至るまでこだわりを感じるcaffe antico Sion。
オーナーへお店に込められた愛をお聞きしました。
caffe antico Sion オーナーへインタビュー
江戸時代から受け継がれてきた蔵を改装したcaffe antico Sion。
オーナーへインタビューし、お店や地元に対する想いを聞きました。
お店の名前の由来とは?
お店の名前の由来を教えてください
オーナー
実は、お店の名前の由来には3つの意味が込められているんです。
1つ目は、オーナーの名字である潮上(しおがみ)の”しお”と、オーナーの趣味がクラシック音楽であることから、”潮音 Sion”に。
2つ目は、蔵の周辺に昔から”紫苑(しおん)の花”が咲いていたこと。
3つ目は、旧約聖書に聖なる場所として出てくる「シオンの丘」が気に入っていたので、Sionという名前になりました。
料理に対する想いやこだわりとは?
どのようにしてレシピを生み出していますか?
スタッフ
チーズケーキやガトーショコラなどオープン当初からあるものも、少しずつ配合を変えながら進化させています。
また、その時期に旬のものやSionで採れたものを使って、基本のケーキと組み合わせながら試食を重ね、味のバランスや食感を考えつつ作っています。
店内で一番こだわっているところはどこですか?
オーナー
癒しの空間です。Sionは喫茶店ではありますが、メインはゆっくりくつろげる空間、雰囲気、音楽です。
“食べ物は添え物程度に”がコンセプトで始めたお店なので、空間を一番大切にこだわっています。
caffe antico Sion の展望
店内から見える景色はどこが一番きれいに見えますか?
オーナー
午後3時から午後5時頃に2階のカウンター席の正面から見た景色がきれいです。とくに雨上がりは絶景ですよ。
どんな世代のお客さんに来てほしいですか?
オーナー
若い人、カップル、同世代、趣味が合う人、心が落ち着くと言ってくれる人など誰でも大歓迎です。
Sionは、何時間滞在してもオッケーですので。
今後どんなお店にしたいですか?
オーナー
立ち上げたときと同じ気持ちで、「ゆっくり出来るいい場所だった」「来てよかった」と思ってもらえるような空間づくりを大切にしていきたいです。
おわりに
caffe antico Sion は古き良き昔ながらの雰囲気を楽しめるカフェで、常連さんや地元のかたに親しまれています。
オーナーの地元愛やお店に対する熱意を感じ、「お店を経営しお客さんに笑顔で幸せになってもらいたい」という気持ちがとても伝わってきました。
絶景を見たいかたや癒やされたいと思うかたは、ぜひcaffe antico Sionに立ち寄ってみてはいかがですか?
caffe antico Sionのデータ
名前 | caffe antico Sion |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市児島下の町2−7−28 |
電話番号 | 086−472−3447 |
駐車場 | あり 7台 |
営業時間 | 午前11時〜午後5時 |
定休日 | 月、火、日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | 26席 |
タバコ | 完全禁煙(屋外に喫煙スペースあり) |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | caffe antico Sion公式Instagram |