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時實さんにインタビュー

大好きなmtに囲まれて仕事をする楽しさ
営業先である文具店や代理店の担当者とは、どのようなお話しをされるんですか
時實(敬称略)
今はどのような商品が売れているのか、流行りや傾向を聞くことが多いです。
ありがたいことにmtが好きなご担当者様が多く、いつもファンのかたからヒアリングするような気持ちでお話しを伺っています。「今回のデザイン、どう思いますか?」など、ファンのかたからご意見を聞く気分で聞いてしまいます。
私自身もmtが大好きなので、mt愛を感じられるお客様とお話しする時間が楽しいです。
自分の好きなものを販売できる仕事って楽しそうですね、素敵です
時實
そうですね、本当に楽しくお仕事できています。
ものを販売するというよりも、好きなものをシェアしている感覚に近いかもしれません。自分の好きなものが、より多くのかたの手に渡ることがうれしいです!

お仕事をされていて、やりがいを感じられる瞬間はどのような時ですか
時實
2025年2月にコンベックス岡山で開催された「紙博 in 岡山」では、初めてメインで企画を担当しました。
どのような商品がお客様に喜んでいただけるのかを考えて、自分なりに決めたテーマを元に、mtの制作にも携わりました。それで完成したのが、切手に岡山の特産品が描かれたデザインです。
岡山で開催される文具イベントなので、岡山らしいモチーフと文具のモチーフを混ぜたデザインにしました。

当日、お客様が「これかわいいね」と手に取ってくださった時は、やりがいを感じましたね。自分のアイデアから生まれたmtで、お客様に喜んでいただけたこと。仕事をするなかで一番うれしく思います。
あとは、イベント時にmtファンのかたがたとお話しする時間もたまらなく楽しいです。私が入社する前のイベントのお話しや、新しいマスキングテープの使い方など、お客様から教えていただくことも多いので、大変勉強になります。
営業の枠を超えて、mtの魅力を伝える

お話しを聞いていると、企画系の業務も多いんですね
時實
だいたい月1くらいのペースでなにかしらのイベントを開催しているので、企画の仕事は多いかもしれません。
コンシューマー部の営業は、東京や大阪の支店を含めて13名が在籍していて、全員が営業だけでなくイベント企画や、現地での販売・接客などもおこないます。
幅広い業務で大変なこともありますが、その分イベントが終わった際のやりきった達成感はありますね。

日本各地で頻繁にイベントを開催しているので、個人的に13名は少数精鋭に感じました
時實
私も入社前まで部署の人数を知らなくて、「こんなに少ないんだ」と驚きました。
本社所属のコンシューマー部は、私ともうひとりの先輩の二人だけなので、その先輩にすべての仕事を教えてもらっています。他の支店の先輩とは、オンラインで話すこともありますが、イベントが多いので対面で会うことのほうが断然多いですね。
他の部署のかたに仕事の相談をすることもありますが、どのかたも優しく教えてくださるのでありがたく感じています。

入社前と入社後で、なにかギャップはありましたか?
時實
予想以上に出張が多かったことです。
入社前はてっきり岡山近辺で仕事をすることが多いと思っていたのですが、出張で北は福井県、南は山口県まで行きました。日本全国でイベントを開催しているmtだからこそなのかなと思います。
私は知らない地域に行くことが好きなタイプなので、日本全国でmtを販売できて楽しいです。

「好き」を仕事にしたら、きっと乗り越えられる
今頑張っていることはありますか?
時實
実は私、人と喋ることが苦手で、人見知りなんです……。でも喋らざるをえない営業の仕事をしているので、自分にノルマを設定してなんとしてでも話せるようにしました。
たとえば、イベントに立つ日は「今日は5人のお客様に声を掛けてみよう!」と目標を決めるんです。お客さんからお声掛けいただいた場合はノーカウントで、あくまでも「自分から話しかけてmtをPRする」ことを目指して動いていました。

目標設定をした甲斐があったのか、入社当初よりもお話しできるようになったかなと思います。
先輩がたが築いてくださったお客様との信頼関係があるので、その信頼を崩さないようにこれからも頑張ります。
話しがお上手なので、人見知りだとは思いませんでした。営業職への就職は勇気が必要だったのでは……
時實
不安な部分も少しはありましたが、好きなものを扱える仕事なら、多少のしんどいことは乗り越えられるだろうと思って飛び込んじゃいました。
どの仕事を選んでも、きっと楽しいことばかりではないと思うので、辛いことがあっても好きなものを扱える楽しさが勝つだろうと思って挑戦しています。

最後に、同世代へ向けてメッセージをお願いします
時實
カモ井加工紙は創業100年を超えて、現在次の100年に向けて頑張っている最中です。積み重ねてきた歴史を守りながら、新しいことにも挑戦していく企業だと思っています。
倉敷の街全体もなんとなく似ていて、美観地区のような伝統もあれば、アップデートされていく部分もあるように感じています。
古いものと新しいもの、どちらも大切にしながら、若者が暮らしやすい街を一緒に作っていきたいです。
移住者であれば、今の倉敷にはない新しい視点を持っているかたもいるはず。そのようなアイデアも取り入れながら、倉敷をさらに盛り上げていけたらと思います!

おわりに
ファンやクライアントなど、mt愛のある人たちに囲まれながら、好きなものに携わる環境で働く時實さん。その表情は生き生きとしていて、やりがいを感じられる理想の働きかたのひとつだと思いました。
自分自身がファンだからこそ、ファンが欲しいと思うものを捉えられるのかもしれません。
カモ井加工紙の採用サイトには、「ものづくりの根幹は、顧客の悩みを解決し、要望に応えること」という言葉が書かれています。
時代に合わせて、世の中が求めているものを生み出し続けていくことは、きっとそう簡単ではありません。しかしカモ井加工紙は、倉敷で100年以上、そのような取り組みを続けている老舗企業です。
次の100年を目指すカモ井加工紙の活躍を、今後も見守っていきましょう。
カモ井加工紙株式会社のデータ

団体名 | カモ井加工紙株式会社 |
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業種 | 工業用・捕虫用製品/文具・雑貨用マスキングテープの製造販売 |
代表者名 | 鴨井 尚志 |
設立年 | 1923年 |
住所 | 〒710-0805 岡山県倉敷市片島町236 |
電話番号 | 086-465-5811 |
営業時間 | |
休業日 | |
ホームページ | カモ井加工紙株式会社 |