児島でいちじくが栽培されていることを知っていますか?
倉敷市児島地区は、いちじくの栽培が盛んで、9月に出荷の最盛期を迎えます。
取材をした2020年8月下旬、児島のいちじく畑でもいちじくの収穫が始まりました。
そして、下津井の「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」では、純児島産の「いちじくジェラート」が発売されます。
「いちじくジェラート」を考案したのは、岡山県立倉敷鷲羽高等学校ビジネス科の生徒達です。
この記事では、私たち倉敷鷲羽高等学校ビジネス科の生徒がジェラート開発をした経緯や、開発風景のようすを紹介します。
記載されている内容は、2020年9月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
なぜ倉敷鷲羽高等学校の生徒がジェラート開発?
なぜ倉敷鷲羽高等学校の生徒が、ジェラート開発するのでしょうか?
岡山県立倉敷鷲羽高等学校ビジネス科とビジネス研究部では、「こじまっちんぐ」プロジェクトと称して、児島地域に既にある産品同士をマッチングし(組み合わせ)、新たなる価値を生み出すための取り組みを始めました。
第1弾として目を付けたのが「いちじく」だったのです。
なぜ「いちじく」に注目したの?
2020年4月、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため臨時休校に。
休校期間中の課題で児島についてインターネットなどを利用して調べていくうちに、倉敷市児島通生(かよう)で、いちじくを栽培している岸本さんの存在を知りました。
倉敷鷲羽高等学校ビジネス科とビジネス研究部が、以前から連携して商品開発をおこなっていた「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」の新作ジェラートになるのではないか、と考えたのがきっかけでした。
児島でいちじく栽培をしている岸本寛吾さん
ジェラートの原料になるいちじくを栽培しているのが、倉敷市児島通生の岸本寛吾(きしもと かんご)さんです。
岸本さんは、倉敷市農地利用最適化推進委員として耕作放棄地への対策などをしており、父親の代から始めたいちじく栽培を、約2ヘクタールの農地で30年以上おこなっています。
いちじくは雑草に強い木で、耕作放棄地への対策の一つにもなるそうです。
いちじくは1本の枝から8~9個、1株から200個程度収穫できます。
しかし、いちじくはとてもデリケートなフルーツ。
害虫予防として、カミキリムシなどの虫を見つけるため1つ1つの株を確認しています。
また、糖度が高い朝一番に収穫をおこない、収穫のピークである9月頃は猛暑に負けないために、毎日水やりも欠かせません。
しかし、雨に打たれてしまうと商品価値が下がってしまうとのこと。
出荷できないものは、ジャムやジュースに加工しているそうです。
そのため「いちじくジェラート」には、出荷できないいちじくを利用できないかを考えました。
海が見える牧場「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」
いちじくを加工してジェラートにしてくれるのは「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」です。
2019年1月11日にオープンし、眼下には瀬戸内海を臨む絶好のロケーション。
牛にストレスを感じさせない飼い方により生産された生乳を原料にしたアイスやさんです。
アイスの種類は、常時メニューとして以下の8種類があります。
- ミルク
- チョコ
- いちご
- クッキー
- チーズ
- 抹茶
- コーヒー
- ほうじ茶
さらに、期間限定メニューとして「ピオーネ」「マンゴー」もありました。(2020年8月時点)
季節に応じて違ったアイスを楽しめるのが魅力です。他にも家の冷凍庫に保存できる、カップアイスが300円(税込)で販売されています。
いちじくジェラートの試作品完成!「いざ、実食!!」
さっそく、岸本さんの畑で収穫されたいちじくを使った「いちじくジェラート」の試作品が完成しました。
そして「いざ、実食!!」
取材に行ったメンバーから出てくる言葉は「おいしい・・・!!」ただそれだけ。
気の利いた言葉は出てきません(笑)
なんば牧場は三代続く酪農家で、協力いただいたのは三代目の難波晃大(なんば こうだい)さん。
元々、岸本さんの畑で収穫されたいちじくを店頭で販売していたこともあり、今回のマッチングはスムーズに進みました。
そして、より良い商品にするために情報交換をおこない、以下のような意見をだしました。
- いちじくの独特な触感であるつぶつぶがもう少しあっても良いのでは
- ミルクが濃いのでいちじくの分量を増やしてみては
いちじくジェラートはいちじくが旬の間だけの期間限定品!
こうして、難波さんとの開発の末、改良を重ねた 「いちじくジェラート」が2020年9月上旬に店頭でお披露目されます。
商品のPOP(ポップ)もビジネス研究部の部員が作成しました!
店舗の2階では瀬戸内海を眺めながらジェラートを食べることができます。特に、夕日の時間帯は写真映えする最高のロケーションです。
ジェラートを食べたら牛さんにご挨拶!
お店から徒歩で坂を下っていくと牛舎があり、ホルスタイン、ジャージー、黒毛和牛と合わせて約50頭が瀬戸内海を眺めながら優雅に暮らしています。
可愛いヤギや子猫もお出迎えしてくれましたよ。
牛さんにご挨拶をしていると、難波さんからまさかのご依頼が!
なんと、2020年8月3日に生まれたばかりの子牛の名前を私たちが付けるという大役をいただきました。
子牛に名前を付けたら登録され、登録証が発行されるそうです。
ぜひ、子牛にも会いにいってみてくださいね。
こうして、いちじくジェラートの開発をしたあとに、まさかの子牛の命名までさせていただき、瀬戸内海に沈む夕日を眺めながら、私たちは初めての取材を終えました。
さいごに
児島地域には約6万6千人が暮らしています。
もし1人がシングルカップ(300円)を1年に1個購入すれば、それだけでなんと約2千万円もの売り上げになるのです。
元気な素材がいっぱいの児島だからこそできる「こじまっちんぐ」。
児島で農業と酪農に取り組むかたがたの想いを一つにまとめた「いちじくジェラート」。
1人でも多くのかたに食べていただきたい。
私たちの挑戦は始まったばかりです。
「こじまっちんぐ」プロジェクト参加者募集中
コロナ禍において、遠方からの観光客を呼び込むことが難しい状況です。
そこで私たちは「マイクロツーリズム」をテーマに、地元の人に地元の良さを知ってもらうための方策を考えています。
児島地域には多種多様な特産品があり、それぞれが光り輝いています。
これらをうまくマッチングすることにより、新たなる価値を生み出すことができるのではないか。
その橋渡しを私たち倉敷鷲羽高校ビジネス科の生徒で請け負い、生きたビジネスを学びたいと考えています。
興味のあるかたは、ぜひ鷲羽高校までご連絡ください。
シーサイドファームなんば牧場アイスやさんのデータ
名前 | シーサイドファームなんば牧場アイスやさん |
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住所 | 岡山県倉敷市下津井5-2388-11 |
電話番号 | 086-479-9596 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 4月〜10月:午前11時〜午後6時 11月〜3月:午前11時〜午後5時 |
定休日 | 水 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 |
座席 | 25席 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | シーサイドファームなんば牧場アイスやさん |