ビアガーデンといえば夏のイメージがありますが、おでかけがしやすい春の季節にもぴったりなイベントです。
児島では、港町ならではのビアガーデン「児島港ヨル市」が2024年4月20日(土)に開催されました。
児島港ヨル市は、瀬戸内海に面した児島観光港でおこなわれ、目の前に広がる海を眺めながらクラフトビールやおつまみを楽しめます。
春の海風を感じながら飲むビールに惹かれ、私も友人と一緒に参加してきました。
当日のようすを紹介します。
記載されている内容は、2024年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
児島港ヨル市とは
児島港ヨル市は、2024年4月20日(土)に児島観光港で開催されたイベントです。
瀬戸内海の夜景を眺めながら、バラエティ豊かなクラフトビールや食べ物を楽しめます。今回はライトアップされた瀬戸大橋を間近で見られるナイトクルージングも出航しました。
出店は、地元・児島で人気の飲食店からお隣の香川県の名物まで集まっており、どれを頼もうか悩ましいラインナップです。
お酒に合うおつまみはもちろん、子どもが喜びそうなスイーツや、個性あふれるハンドメイドアクセサリーなど、お酒が飲めない人でも楽しめるお店もいくつかありました。
今回は26店舗が出店しています。詳しい情報は下記の画像をチェックしてください。
過去にも2023年4月・9月に開催しており、前回も多くの参加者で賑わったそうです。
当日のようす
イベント当日、雨が降ったり止んだりと不安定な天気が続いていましたが、JR児島駅に到着した頃にはちょうど雨が止んでいました。
イベント会場の児島観光港は、JR児島駅から徒歩5分というアクセスの良さが魅力です。駅前で友人と待ち合わせし、早速会場へ向かいます。
児島観光港を散策
会場の児島観光港へ向かうと、人の賑わう声とおいしそうな香りが徐々に近づいてきました。
海沿いにずらりと並ぶ出店の数々に圧倒されます。人の数も想像以上に多く、私もお祭りムードが一気に高まってきました。
まずはどのようなお店があるのか、会場をぐるりと一周してみます。
最初に目に入ったのはブルワリーの出店です。今回は以下の4つのブルワリーがクラフトビールを販売していました。
どのブルワリーも個性あふれるクラフトビールを用意しており、どれを飲もうか悩ましかったので、先におつまみを選ぶことにしました。
飲食店ブースでは、焼き鳥やソーセージの焼かれる香りがただよい、食欲をそそります。
野菜だけで作られたスパイスカレーや出来立てのパスタなど、出店で食べられるクオリティとは思えないお店もありました。
下津井ならではの魚介を使ったおにぎりも販売されており、がっつりご飯を食べたい人も満足できそうです。
出店の並びには、船が発着する乗船場がありました。
こちらの乗船場では、今回のイベントにちなんで夜に2回クルージングが運行します。ライトアップされた瀬戸大橋を海上から眺められるそうです。
乗船場の手前でも、船が発着する桟橋を間近で見られました。日が沈んだ後、どのような景色が広がるのか楽しみです。
乗船場のすぐそばにある待合所では、雑貨の出店がありました。
名前からインスピレーションを受けて詩を生み出す筆文字artや、一点物のハンドメイドアクセサリーなど、お店の人と話しながらじっくりと買い物ができます。
クラフトビールで乾杯
友人と「何を食べようか」と作戦会議をしながら、飲食店ブースに戻ります。
ソーセージを焼く音に惹かれて近づいたのは、お肉系のおつまみを提供するFLAGO。
揚げ物も揚げたてを食べられるので、島唐辛子チキンを注文しました。
オリジナルの島唐辛子スパイスがまぶされたチキンは、見るだけでビールが進みそうなビジュアルです。ザクザク感のあるスパイスも食欲が刺激されます。
チキンが温かいうちに、他のおつまみも調達していきます。
次は、会場に到着したときから気になっていた、香川県名物の骨付鳥を購入することにしました。
おやわかキッチンは、香川県丸亀市にある骨付鳥の名店「藤ちゃん」が監修した骨付鳥専門のキッチンカーです。
他県のご当地グルメを求める人も多く、お店の前には人が並んでいました。
骨付鳥は、食べ応えのある親鳥とやわらかでジューシーな若鳥から選択でき、私は肉汁の多そうな若鳥を選びました。
注文する際に、お店の人から「みんなでシェアするなら切り分けましょうか?」と聞かれ、カットもお願いしました。
ひとくちサイズに食べやすくカットしてくれた骨付鳥。細かな心配りがうれしかったです。
おつまみも揃ってきたので、次はクラフトビールを買いに行きました。
緑色の看板が目立つ真備竹林麦酒は、真備町の地ビールを提供するブルワリーです。
この機会に倉敷市内の地ビールを飲んでみたいと思い、お店の人に好みを伝えながらビールを選びます。
私が注文したのは、真備の名産品である竹をイメージした「ささ」という生ビールと、黒糖が入った黒ビール「やた」です。小サイズのカップに入れてもらい、飲み比べをしてみることにしました。
泡が消える前にひとくち飲んでみると、「ささ」はスッキリとした後味でどのようなおつまみにも合いそうなビール。「やた」は香ばしさのなかにもコクとまろやかさがあり、飲みやすい黒ビールでした。
おつまみと一緒に飲みたくなり、早足で友人が待つ集合場所に戻ります。
外のベンチで乾杯する予定でしたが、あいにく雨が降ってきたので、待合所に移動しました。
早速、友人たちと一緒におつまみとビールを広げます。
友人は「下津井むすび さんかくや」のおにぎりとおでんも用意してくれました。雨が降ってほんの少し肌寒さを感じるなか、温かい料理が食べられるのはうれしかったです。
乾杯し、お互いのクラフトビールをひとくちずつ味見して感想を言い合いました。飲み比べてみると、クラフトビールのそれぞれの特徴が良く分かり、「どのビールが好き?飲みやすい?」と話が盛り上がります。
激辛に見えた島唐辛子チキンは、想像していたより刺激は控え目で食べやすく、香り豊かなスパイスがビールにピッタリでした。
香川名物の骨付鳥は、焼きたてならではのジューシーな味わい。かなりボリュームがありましたが、やわらかくてぱくぱく食べられます。
友人が用意してくれたおでんとおにぎりは、出汁がしっかりと効いていて食べ飽きない味です。私はお腹が空いていたので、ご飯ものがあったおかげでだいぶお腹が落ち着きました。
会場内にはクラフトビール以外にもさまざまなお酒が売られていて、友人はクラフトレモンサワーをゲットしていました。おつまみに合わせていろいろなお酒を組み合わせるのも楽しそうです。
夜の瀬戸内海を眺める
ビールのおかわりを買いに外に出てみると、雨は止んで夜市らしい光景が広がっていました。
子連れのファミリーや部活終わりの学生たちも多く、地元のお客さんたちで賑わいます。
元気に走り回る子どもたちを見て、私も子どもの頃に夜のお祭りではしゃいだことを思い出しました。子どもにとって、夜のおでかけは特別感があって楽しいですよね。
子ども時代を思い出しつつ、向かった先はビールのブルワリー。
3種飲み比べという文字に惹かれて、吉備土手下麦酒醸造所でビールを買うことにしました。
吉備土手下麦酒醸造所は岡山市からの出店です。「街角の豆腐屋さんのような地ビール屋になりたい」という想いで、地元に愛される地ビールを製造しています。
「御崎(おんざき)」という人気ビールと、牛窓産のレモンを使った「レモンサワービール」、ワインのような鮮やかさの「赤葡萄」の3種飲み比べを購入しました。
雨も止んできたので、夜の瀬戸内海を眺められるベンチで飲んでみます。テーブル付きのベンチは、今回のような飲食イベントではありがたい存在です。
目の前に広がるのは真っ暗な瀬戸内海。
ちょうどクルージングの船が桟橋に到着していました。桟橋の灯りが海面に反射して美しいです。
夜の瀬戸内海を眺めながら、早速クラフトビールをいただきます。
吉備土手下麦酒の3種飲み比べは、香りと味のバランスが良い「御崎」、酸味の強い「レモンサワービール」、甘みの強い「赤葡萄」と、それぞれまったく違った味わいで飽きずに楽しめました。「赤葡萄」はビールが苦手な友人でも飲みやすいそうです。
海風にあたりながら飲むビールはやはりおいしく、「子どもの頃のお祭りも楽しかったけど大人になって良かったな」としみじみ思ったひと時でした。
最後に雑貨ブースで自分土産のアクセサリーを購入し、買い物にも満足して会場を後にしました。
おわりに
児島港ヨル市は、おいしいクラフトビールとおつまみを気軽に楽しめるイベントでした。
食べ物や飲み物はどれもこだわりのあるものばかりで、外で食べられるのがうれしいクオリティです。1品ずつの量がしっかりとあるので、友人とシェアして食べてちょうど良かったと思います。
地元の人で賑わう光景はアットホームさも感じられ、どこか懐かしい雰囲気がただよっていました。
ひと足早い春のビアガーデン。9月にも開催されるなら、また友人と参加してみたいと思います。
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児島港ヨル市のデータ
名前 | 児島港ヨル市 |
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期日 | 2024年4月20日(土) 午後4時から午後9時まで |
場所 | 岡山県倉敷市児島駅前3-23 |
参加費用(税込) | ナイトクルーズのみ有料 大人2,000円、小人 1,500円 |
ホームページ | むくじ丸海運 Instagram |