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第35回 倉敷っ子なかよし作品展(令和6年1月23日~1月28日開催)~ 倉敷市内の特別支援学校や特別支援学級に通う児童生徒の作品を観に行こう

第35回 倉敷っ子なかよし作品展(令和6年1月23日~1月28日開催)~ 倉敷市内の特別支援学校や特別支援学級に通う児童生徒の作品を観に行こう

伝えとこ / 2024.01.26

倉敷市内の小中学校の特別支援学級や特別支援学校で学んでいる子どもたちによる「第35回倉敷っ子なかよし作品展」が、倉敷市立美術館で始まりました。

子どもたちが自分の感性を大切にし、互いに協力し合い、創意工夫と努力を重ねて作り上げた作品が一同に集まった作品展です。

本記事では、「第35回 倉敷っ子なかよし作品展」のようすをレポートします。

記載されている内容は、2024年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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「第35回 倉敷っ子なかよし作品展」とは

倉敷っ子なかよし作品展は、特別支援教育への理解と協力の輪を広げようと、毎年開かれている展覧会で、令和6年で35回目を迎えました。

第35回倉敷っ子なかよし作品展ポスター

令和6年は1月23日(火)から1月28日(日)までの6日間、倉敷市立美術館において開催されています。

参加しているのは、倉敷市内の小中学校の特別支援学級や通級指導教室、倉敷市立倉敷支援学校です。

会場には、絵画などの図工科の作品をはじめ、習字や作文など国語科の作品、被服・手芸など技術家庭科の作品など、日々の活動のなかで子どもたちが一生懸命に作った作品が展示されています。

展示

1階には中学校の特別支援学級および倉敷市立倉敷支援学校の作品、2階には小学校の特別支援学級及び通級指導教室(院内学級)の作品が展示されていました。

一階の会場図
二階の会場図

受付に行くと、たくさんのカードの入った箱が用意されていました。こちらも、倉敷っ子なかよし作品展に出店している子どもたちの作品で、お土産としてひとつ選んで良いそうです。私は、絵の具のマーブリングの模様がきれいな歓迎カードをもらいました。

歓迎カード

1階の展示

まずは、1階の展示室から鑑賞しました。こちらには、中学校倉敷支援学校の子どもたちの作品が展示されています。

刺し子の作品
木工の作品

中学校の特別支援学校の作品は、刺し子や木工の作品が多くありました。これらは、特別支援学校の高等部の学びに通じる内容です。中学校の特別支援学級では、卒業後の進路を見据えた活動をしているのでしょう。どの作品もていねいに作られていて、じっくり眺めてしまいました。

おべんとうの作品

倉敷支援学校の小学部は、お弁当の作品の上に童謡「おべんとう」の楽譜の作品が飾られていました。作品を制作しながら、あるいは完成した後に、みんなで歌ったのでしょうか。作品から、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくるような気持ちになります。

サコッシュ

倉敷支援学校の中学部の作品は、サコッシュです。こちらは、校外学習で公共交通機関を利用する際に、交通系ICカードや療育手帳を入れて持ち歩くために制作したとのこと。たくさん並ぶサコッシュを見ているだけで、それを使って街を歩く子どもたちの姿が頭の中に浮かんできます。

2階の展示

2階に上がると、小学校の特別支援学級院内学級の子どもたちの作品が展示されていました。

小学校の特別支援学級の作品は、たくさんの子どもたちの小さな作品が集まって、ひとつの大きな作品になっているものが多い印象を受けました。

桃の木の作品
船穂小学校の作品

特別支援学級に在籍する子どもの特性は多岐にわたり、共同作業が難しい子どもも多くいます。そのような子どもたちも、個々の作業は自分のペースで進めて、出来上がったパーツをみんなで一つの作品に仕上げることで、みんなと一緒に作ったという経験ができます。

自分が一生懸命作ったものが「みんなで作ったもの」としてたくさんの人が見に来てくれる市立美術館に展示される。きっと、子どもたちにとってもかけがえのない思い出のひとつになるのではないでしょうか。

また、院内学級の子どもたちは、大原美術館の出前講座で制作した作品を展示していました。

院内学級の子どもの作品

なかなか病院から出られない子どもたちも、美術作品を手掛かりに想像の旅に出発したのでしょうか。花だけでなく、池の色もそれぞれに個性豊かに塗り上げていますね。また、作品を作りながら、花へのイメージ、花が咲いている場所のイメージ……いろいろなイメージが膨らんでいるようすも伺えました。

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おわりに

展示室いっぱいに並ぶ作品の数々はどれもていねいに制作されていて、とても興味深いものばかりでした。

岡田小学校の作品

私は、前職で特別支援学校の教員をしていました。

特別支援学校は一学年一学級になることも多く、特別支援学級は一校につき一学級しかない学校もあります。

現場の教員たちは、相談する相手ほかの教員の授業を見られる機会も、通常の学校と比べて少ない現状があります。

そのようななか、倉敷市中の特別支援学級や特別支援学校の作品が一同に集まることで、他校の取り組みから学べる素敵な展覧会だと思いました。

また、子どもたちやその保護者にとっても、たくさんの市民が観に来てくれる倉敷市立美術館に自分の作品が展示されることは、大きな喜びと自信につながることでしょう。

作品を鑑賞する親子

第35回 倉敷っ子なかよし作品展は、令和5年1月28日(日)まで開催されています。子どもたちのエネルギーみなぎる作品たちを、この機会に観に行ってみてはいかがでしょうか。

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第35回倉敷っ子なかよし作品展のデータ

第35回倉敷っ子なかよし作品展の看板
名前第35回倉敷っ子なかよし作品展
期日令和5年1月23日(火)~28日(日)
午前9時~午後5時
場所岡山県倉敷市中央2丁目6-1
参加費用(税込)無料
ホームページ倉敷市立美術館 第35回倉敷っ子なかよし作品展
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高石真梨子

高石真梨子

東北→九州→近畿→関東を経て、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊になりました。

音の世界と音のない世界の狭間に住んでいる、手話と日本語のバイリンガルです。障がいの有無にかかわらず、倉敷を旅して倉敷に住み続けたくなるような情報を発信していきます。

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第35回倉敷っ子なかよし作品展の看板

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