倉敷物語館・主任の須山寛子さんにインタビュー
インタビューは2019年2月の初回取材時に行なった内容を掲載しています。
倉敷物語館で働くようになった経緯を教えてください。
須山
社会人になっていろいろな職場を転々としてきたのですが、まちづくりにもともと興味があり、30代になってから地域活性化やイベント企画運営を学べる大学へ通いました。
大学で非常勤講師として講義を行なっていた、「倉敷まちづくり株式会社」の社長に声をかけていただいて、ここで働き始めるようになったんです。
倉敷物語館で、どういうお仕事をしていますか?
須山
基本的に、貸室の受付や、イベントの企画・運営を行なっています。
貸室を借りにいろいろなかたが来られて、さまざまなイベントをされるので、自分のやりたいこととマッチできたら、コラボしたりしていますね。
切子あかりについて
須山さんが発案された切子あかりについて、教えて下さい。
須山
美観地区にある「ファーザークリスマス」の合田さんの呼びかけによって、お盆のあいだ美観地区の家々の軒先に2009年から飾り始めた「切子灯篭」がきっかけです。
もともと物作りが好きだったため、正三角形と正方形の十四面体である切子の作り方を覚えて、あかりとして提案できないかと発案しました。
そして、美観地区の和の空間を照らすあかりとして「切子あかり」は誕生しました。
毎年3月に美観地区で行われている「倉敷春宵あかり」のイベントのなかでも、この切子あかりが一番好きです。
須山
ありがとうございます。
夫が発案した、和傘をキャンバスにプロジェクションマッピングを映し出した、和傘マッピングも最近は人気ですね。
倉敷物語館での仕事について
物語館のなかで、お気に入りの景色を教えてください。
須山
やはり、2階から眺める美観地区ですね。
茶室から眺めるお庭も風情があって、お気に入りですね。
お仕事に対して、どういうところにやりがいを感じますか。
須山
県外から来られるお客様と出会うことも多いので、そういう出会いのなかで違った目線からの倉敷のいいところを教えてもらうことも多く、刺激になっていますね。
まちづくりをされている年配のかたから引き継いで、この倉敷の良さや伝統を守っていき、まちに活かしていきたいと考えています。
趣味と実益を兼ねているので、やればやるほど面白いですね。
企画されたイベントからもその須山さんの想いが伝わってきます。
須山
イベントを企画することは昔からやりたかったことなので、すごくこのお仕事は自分に向いていると思います。
切子あかりの展示イベントなどを通して、みなさんからよかったと言って帰ってもらうのが何よりもうれしいですね。
おわりに
倉敷物語館は、毎年3月の春宵あかりや11月のジャズストリートなどで何度も訪れており、個人的に思い出の多い場所です。
美観地区の歴史と文化を守り、地域活性化へとつなげる想いが須山さんのお話と笑顔から伝わってきました。
倉敷物語館を訪れて倉敷の文化に触れたり、イベントをチェックして参加したりしてみてはいかがでしょうか。
きっとステキな出会いと発見があるはずですよ。
倉敷物語館のデータ
名前 | 倉敷物語館 |
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所在地 | 岡山県倉敷市阿知2丁目23番18号 |
電話番号 | 086‐435-1277 |
駐車場 | なし 貸室利用の申請手続きをした場合、市営駐車場のサービス券100円分進呈 |
開館時間 | 4月~11月:午前9時~午後9時(入館は午後8時45分まで) 12月~3月:午前9時~午後7時(入館は午後6時45分まで) |
休館日 | 年末年始(12月29日~翌1月3日) |
入館料(税込) | 無料 |
支払い方法 | |
予約について | 可 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ バリアフリートイレ |
子育て | オムツ替えシート ※多目的トイレにおむつ替えのベビーベッドあり。 ・貸室が空いている場合、午前9時~午後5時45分までは授乳スペースとして利用可能 ※母屋展示室内受付にて申請 |
バリアフリー | スロープ バリアフリートイレ エレベーター 車いす貸出 <車イスの貸出>くらしきシティ車椅子 1台 受付時間:午前9時~午後5時45分 ※母屋展示室内受付にて申請 |
ホームページ | 倉敷まちづくり株式会社 倉敷物語館 |