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株式会社蒼天の代表・木村聡史さんにインタビュー
甘栗家マルロクは岡山甘栗を県の特産品にしようと活動する岡山甘栗振興協議会（以下、「協議会」と記載）のメンバーです。
協議会の事務局を務める株式会社蒼天の代表・木村聡史（きむら さとし）さんに、美観地区店オープンの経緯を聞きました。
原点は町おこし。岡山甘栗の産地化を目指す
岡山甘栗に注目したきっかけは何だったのでしょうか。
木村（敬称略）
実は、岡山甘栗との出会いは偶然なんです。
岡山県北出身なんですが、ずっと地元を離れていたんです。
地元に戻ってきたとき、あるおばあちゃんから「町をもっとワクワクさせてほしい」と頼まれました。
その言葉がずっと残っていて、何かないかと探していたのです。
その後、偶然岡山甘栗を研究しているかたと知り合い、岡山甘栗のことを知りました。岡山甘栗は他の和栗よりも甘いし、ここ（岡山県北）でしか採れない。
この強みを価値として広めていけば、農家さんに還元でき、町も岡山甘栗の産地として盛り上がると考えています。
まずはどのようなことに取り組んだのでしょうか。
木村
岡山甘栗振興協議会を設立しました。
現状は農家さんそれぞれが岡山甘栗を栽培している状況です。まずは農家さんたちを集めて情報交換できる場所が必要と考えたんです。
また、加工・販売をしている商業関係の人にも参加してもらい、商業・産業両方の観点で産地化を目指して取り組んでいます。
仲間を集めて、団体戦で進めていくといった具合ですね。
苦労はありましたか？
木村
農家と加工・販売業者の人で考え方がまるで違うので、まとめるのに苦労しています。
分野が異なると、使う言葉も違う。
今は月に1回ほど集まり情報交換や産地化に向けた話し合いをしています。
地域商社である株式会社蒼天は協議会の事務局も務めているので、将来みんなが笑っていい思いをできるようにと日々動いています。
お客さんと岡山甘栗の接点としてお店をオープン
美観地区への出店も産地化への取り組みなのでしょうか。
木村
そうですね、マルロクはお客さんと岡山甘栗の接点としてオープンしました。
産地化のためにも、まずは皆さんに知ってもらう必要がありますから。
店の場所は観光エリアと住宅街の間なんです。
観光客にも地元の人にも、岡山甘栗を一年中楽しんでほしいですね。
目標は「岡山甘栗」を買って帰ろうと言われること
最後に、メッセージをお願いします。
木村
実は産地化に明確な定義はないんです。
だから5年後には、美観地区に来たら岡山甘栗を買って帰ろうと言われるようになるのが目標です。
今後は県北の洋菓子屋とも組み、栗スイーツを提供していきます。店内にイートインスペースも作り、栗を楽しめるカフェも開きます。
とはいえ、岡山甘栗は糖度が自慢です。まずは焼き栗で味わってほしいですね。
おわりに
岡山県北でしか採れない岡山甘栗を1年中味わえる甘栗家マルロク。
倉敷美観地区店オープンの背景には、岡山甘栗の産地化を目指す挑戦がありました。
小さな実に甘さと町の人の思いが詰まった岡山甘栗。
美観地区に立ち寄った際はぜひ食べてみてください。
甘栗家マルロク 倉敷美観地区店のデータ
| 名前 | 甘栗家マルロク 倉敷美観地区店 |
|---|---|
| 住所 | 岡山県倉敷市東町1-23 |
| 電話番号 | 09080094505 |
| 駐車場 | なし |
| 営業時間 | 午前11時〜午後4時 |
| 定休日 | 不定休 定休日の詳細はInstagramでご確認ください |
| 支払い方法 |
|
| 予約の可否 | 可 事前連絡で商品の取り置きが可能 |
| 座席 | 追加: イートインスペースを設置予定 |
| タバコ | 完全禁煙 |
| トイレ | 追加: 店内に有り |
| 子育て | |
| バリアフリー | |
| ホームページ | 甘栗家マルロク倉敷美観地区店 |
