店長・尾崎 勝也さんにインタビュー
sweets milcrown(ミルクラウン)の店長である尾崎 勝也(おざき かつなり)さんに取材しました。

sweets milcrown(ミルクラウン)をオープンした経緯を教えてください
尾崎(敬称略)
実は私、ミルクラウンの隣にある「エディオンとみや水島店」という電気屋の息子でして、大学卒業後の10年ほどはお店の手伝いをしていました。
その頃から漠然とでしたが、「自分のお店を開きたい」と思っていました。その当時、具体的な何は案はなく、どうしようかと悩んでいましたね。

もともとこの場所は、スポーツ店でした。そのお店が閉店するにあたり、その後の借り手を探していたことがきっかけで、お店をオープンしたのがミルクラウンの始まりです。
店長を務めていますが、実はお菓子作り未経験。
そんな私がケーキ屋を開業した理由は、商店街にあったケーキ屋2店舗が閉店してしまい、そのことに関して私の母が、近くのケーキ屋がなくなってしまったことを悲しんでいたからです。
知り合いにケーキやお菓子を作れる人がいたので、その人に声をかけ、ほかに一緒にお店をやってくれる人も見つかり、無事ミルクラウンをオープンできました。
お店のコンセプトや大事にしていることはありますか?
尾崎
「家族みんなで食べられるケーキ、みんなが笑顔になれるケーキ」を販売することを大事にしています。
ケーキ屋は毎日行くところではないからこそ、ここで提供するケーキやスイーツ一つ一つに「幸せになぁれ~」という想いを強く込めて作っています。

たとえば、お店の人気商品のひとつでもある「るるるプリン」には顔を描いているのですが、お客さんがそれを見て「笑顔になりますように」と気持ちを込めて一つ一つていねいに描いています。
今後の目標や展望などがあれば教えてください
尾崎
新しい商品は今後もどんどん開発していきたいと思っています。実は今までも、たくさんの新メニューの試作品を作ってはボツにしています。
やっぱりお客様に喜んでもらえるかが重要になるので、納得いかなかったら売ることはできないですね。
あとお店の新たな取り組みとして、お店の奥のスペースでまちなか図書館をやろうと思っています。
もともとケーキ屋と併設してカフェ営業もしていたのですが、2023年にカフェ営業を終了し、空いたスペースで何かやりたいと思っていました。

地域のかたの交流の場、憩いの場になればという想いで、まちなか図書館をやってみようと思います。実はもう役所への申請も完了し、本棚には家から持ってきた本を並べています。
また窓際にある机はコワーキングスペースとして使えるよう、コンセントも設置。(1時間200円)飲食持ち込みOKです。

読者へメッセージをお願いします
尾崎
まちのちいさなケーキ屋ですが、地域のかたが気軽に来てもらえるような場所を提供していこうと思います。
ぜひ一度寄ってみてください!
おわりに
筆者もミルクラウンでは何度かケーキやプリンを買ったことがあり、渋川栗のモンブランが1番人気であることを初めて知りました。
実際に食べてみると、とてもおいしく、オープン当初から人気商品であることもうなずけます。
取材中、尾崎さんが何度も「家族みんなが幸せになれるスイーツ」というフレーズを言っており、その強い想いが私にもしっかり伝わってきました。
ケーキは毎日買うものではないからこそ、ちょっとした特別感がありますよね。
食べた人がみんな笑顔になれるよう、ケーキ一つ一つに魂を込め、幸せを願うまちのケーキ屋が身近にあることが、とても幸せなことだと感じました。
個人的にはフルーツを使ったタルトやケーキが、とてもお気に入り。季節によって使っているフルーツの種類が変わるそうなので、今後も定期的に買いに行きたいと思います。
Sweetsミルクラウンのデータ

名前 | Sweetsミルクラウン |
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住所 | 岡山県倉敷市水島東常盤町4−13 三宅ビル |
電話番号 | 086‐444‐1851 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 午前11時~午後6時まで |
定休日 | 日 |
支払い方法 |
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ホームページ | milcrown |