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荻野紗奈さんにインタビュー
mt factory tour vol.14にかける想いについて、カモ井加工紙株式会社の企画・広報主任の荻野紗奈(おぎの さな)さんに取材しました。

ファン同士、ファンとカモ井加工紙がつながるイベント
mt factory tourは、mtファンの聖地巡礼のようなものだと聞きました
荻野(敬称略)
ありがとうございます。
mtのファンのかたたちは、本当にあたたかくて。このmt factory tourは、mtファンのかたが一年に一度集う場でもあります。お客さん同士、ファン同士のつながりが生まれる場所でもあるのがおもしろいところです。
私たち社員のことも家族のように「元気にやっている?」「今年も来たよ」と声を掛けてくださる、アットホームでフレンドリーなお客様が多いので、私たちも毎年このイベントを楽しみにしています。
ファンのかたは、40代~50代の女性が中心ですが、最近はそのかたがたのお子さん世代もいらっしゃっているので、年々参加者の幅が広がっているように感じます。
家族みんなで楽しんでもらえるイベントにしていきたいです。
事前抽選での応募状況を教えてください
荻野
12,000人の募集に対して、14,000人程度の応募がありました。
今回は平日のバスを減便した関係で、募集の数が減っています。
また、前回までは無料で参加できたツアーでしたが、今回から500円の参加費をいただくこともあって倍率も下がってしまいました。
チケットを手に入れる条件は、抽選のほかにmtのイベントに参加するごとにスタンプアプリでスタンプを集めたかたも参加できます。
ただ、ご都合があってキャンセルされるかたもいます。そのため、各便数名はキャンセル待ちでもご乗車いただけますよ。抽選で外れてしまったかた、一度の来場では物足りなかったかたには、キャンセル待ちを利用してぜひお越しいただきたいです。

参加者は、どの地域から参加されていますか
荻野
岡山県内をはじめとした中国地方、お隣の関西地方からいらっしゃるお客様が多いです。
ただ、mtは世界でも親しまれているので、前回は一番遠方で台湾からお越しくださったかたもいましたよ。
mtでは海外でのイベントも開催していて、台湾での開催実績があるほか、2025年はヨーロッパでもイベントを開催する予定です。
倉敷本社工場から世界へ、mtを発信していきたいと思います。
会場内のラッピングに注目
例年の人気コーナーと今回の注目ポイントを教えてください
荻野
縁日コーナーに併設されているアウトレットコーナーが例年人気です。

こちらには、過去に販売した波佐見焼とのコラボレーション製品など、マスキングテープ以外のレアグッズが並んでいます。しかも、アウトレットということでお手頃価格なので、ここをめがけていらっしゃるファンのかたが多い印象があります。
今回は「mtの振り返り」をテーマにしているので、会場内のラッピングに注目していただきたいです。
mtが始まった当初のイベントでは、100mmや50mm幅のカラフルなマスキングテープを使って本社社員の手で会場を装飾していました。テープをストライプ上に並べて貼った装飾が随所にあるのでぜひ注目してください。

このストライプ柄をモチーフとしたマスキングテープの販売もありますよ。
それから、バス停近くにあるショップ「mt CASA shop」にも、ぜひ立ち寄っていただきたいです。
こちらでは自分で選んだ商品を実際にシュリンク包装できるワークショップがあります。工場見学ならではの体験なので、こちらの体験の時間も加味して会場をまわってください。
お客さんのなかには、キャンセル待ちを活用して複数日いらっしゃるかたもいるので、何度来ても楽しめるよう試行錯誤しています。
イベントをきっかけに、倉敷の街を楽しもう
期間中は、本社工場のみならずサポートショップでもイベントをやっているとか
荻野
本イベントは、倉敷の地元のみなさまのご協力あって開催が実現しています。
というのも、本イベントのサポートショップの多くが倉敷の老舗ショップ。地元のお店がサポートショップとして参加し、オリジナルマスキングテープの取り扱いを喜んでくださることに感謝でいっぱいです。
最後に、読者へメッセージをお願いします
荻野
mt factory tour vol.14をきっかけに、mtが生まれた倉敷の街をまるごと楽しんでいただきたいという気持ちでイベントを開催しています。mtはもちろんのこと、倉敷での滞在自体を味わってください。

おわりに
私がmt factory tourの存在を知ったのは、2015年頃のこと。当時、東北にある大学に通っていた文房具好きの私にとって「いつか行ってみたい場所」のひとつでした。
東北から倉敷は遠く、抽選制のイベントということでなかなか訪問には至りませんでしたが、キャンセル待ちという制度があると知って「とりあえず倉敷まで来てみたら良かったのか!」と目から鱗(うろこ)でした。
会場内は、見たい商品をみんなが見られるように参加者同士が譲り合う場面も多くあり、アットホームな雰囲気。会場に来たからこそゲットできるグッズや体験の数々に、圧倒されっぱなし。
これからも、誰かの倉敷に来るきっかけのイベントとして、地元の人たちが倉敷で作られる商品に親しみを抱くイベントとして、続いていってほしいイベントです。
この記事を読んでからでもまだ今年のfactory tourには間に合うので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
mt factory tour vol.14のデータ

名前 | mt factory tour vol.14 |
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期日 | 2025年3月20日(木)~4月2日(水) |
場所 | 岡山県倉敷市片島町236 |
参加費用(税込) | 500円 |
ホームページ | mt factory tour |