倉敷の町屋の雰囲気を味わえる店でクレープやドリンクを提供する「虹色商店」。
バイヤーの綾部小百合(あやべ さゆり)さんに話を聞きました。
ツナグ茶房とのコラボレーション
ツナグ茶房とのコラボレーションのきっかけを教えてください。
綾部(敬称略)
これまで他店舗とコラボレーションをしたことがなく、ツナグ茶房さんとが初めてでした。
ツナグ茶房さんも当店と同じく障がい者の就労支援をしている店で、大阪にあるカフェです。
遠くから食べに来られるかたがいるほど、とっても人気の店で気になっていました。
偶然、倉敷で行われた福祉イベントでツナグ茶房の社長さんも参加されていたご縁で繋がり、こちらから猛烈アタックして、今回コラボの機会をいただきました。
ツナグ茶房さんがメニューを考えてくれて、虹色商店で提供しています。
提供する時期は少しずれますが、同じものを倉敷でも食べられるんです。
同じメニューを倉敷で食べられるならと、ツナグ茶房さんに通っている近隣県在住のかたが虹色商店へお越しくださいました。
大阪まで行っていた近隣のかたが虹色商店を目掛けて来てくださるようになるとうれしいですね。
メニューづくりに妥協しない
メニューは一緒に考えるのですか?
綾部
メニューは提供してもらっているのですが、作りかたも教えてもらっています。
わざわざ大阪から倉敷にレクチャーしに来てくださるんですよ。
虹色商店でも作れるレシピにしてもらっているのですが、材料の9割は当店で取り扱いのないものですし、クレープ生地も違います。
対応できるように準備し、一生懸命学びました。
写真映えの工夫
メニューの指導以外にもさまざまアドバイスをいただきまして、それを元に少し店内を改装しました。
ツナグ茶房さんはInstagramに力を入れています。
虹色商店でも写真映えする写真を撮れるようにと、奥の席を撮影用にするといいと言ってもらいました。
明るく自然光が差し込んで、緑が見える席です。
背景に緑が映るようにとのアドバイスを受け、テーブルを高くし、すりガラスから透明なものへ変えました。
さらに緑がカメラ画面に入るようにと、一年中葉っぱを付ける常陽樹の鉢を外に置いています。
撮影用の席で撮ってから他へ移動して食事をして大丈夫です。
そうすればみなさんきれいな写真が撮れますよね。
撮影用にキャラクターのさぼうくんとつなぐちゃんを用意しているので、一緒に撮ってもらえたらと思います。
今後のコラボレーション
今後もツナグ茶房とコラボレーションをするのですか?
綾部
はい、今後もメニューを変えて商品を提供します。
まだ今はメニューを提供していただき、作るスタイルですが、余裕が出てきたらこちらからオリジナルメニューをお渡ししたいですね。
レインボーカフェプロジェクトで加工しているドライフルーツを入れたスイーツを作ってもいいかもしれません。
次の第2弾は、白桃を使ったクレープを作る予定です。
詳細は決まっていませんが、お盆あたりまで提供すると思います。
おわりに
古民家を改装した建物で、お皿に盛られたクレープをゆったりと味わいました。
リボンをかけていて、「ブーケ」の名前がぴったりの一品。
華やかな見た目に加え、写真が映えるようにと工夫された席で撮影したので、さらに魅力的に撮れた気がします。
撮影のために、キャラクターの貸し出しがあったのもうれしいポイントです。
味わうだけではなく、かわいい写真を残したい筆者にとってうれしいサービスでした。
虹色商店とツナグ茶房のコラボレーションは始まったばかり。
今後のメニューにも注目です。