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店主の佐藤敦志さんへインタビュー

ケーキのこだわり、お店や地域への想い、これからの目標について聞きました。
自然体で続けてきた25年

オープンして25年を迎えました。お気持ちを聞かせてください。
佐藤(敬称略)
ずっとお菓子作りと向き合っていますので、25年の期間に対して長いとか短いという感覚はありません。お菓子作りはもはや生活の一部ですね。
オープンしたての若い頃は、周りのケーキ屋さんの頑張りを気にする時期もありました。しかし、今では周りを気にせず、自分のやりたいことをやるという「自然体」のスタンスを大切にしています。
個性よりもみんなが「おいしい」と言ってくれる味

ケーキや焼き菓子のこだわりを教えてください。
佐藤
特定の客層を選ばず、万人がおいしいと喜んでくれるものを提供することにこだわっています。
たまに個性的な商品も出しますが、子どもから大人までみんなが「おいしいな」と言ってくれるものを出したいです。
一方で味や食感については、自分が提供したいと思うものをベースに作っています。
この味付けは譲れないと判断したら、お客様の意見に左右されずそのまま提供することもあるんです。
一見矛盾しているようですが、譲れない味や食感のこだわりを大切にしつつ、それ以外の部分ではお客様に寄り添う姿勢を持っています。
地域への感謝と未来への挑戦

真備町やお店への想いを教えていただけますか。
佐藤
横浜での生活よりも真備町に住んでいる期間のほうが多くなって、ここが自分の実家だと感じています。
真備町の畑や白鷺(しらさぎ)といった自然を見ると心がすごく落ち着きます。
真備の地が自分に合っている場所だと感じていて、ここで仕事ができるのが幸せです。
お店についても、オープンするときは妻の両親が手伝い、もり立ててくれました。
私がよそから来たにもかかわらず、妻の両親の知り合いを通じて助けられたり、現在お店がある土地も「使ってない土地があるらしいから聞いてみたら?」と紹介をいただいたりと、いろいろな出会いのなかで支えられてきました。
今後の展望について聞かせてください。
佐藤
「ウォールウォーレンと言えばこれだよね」と言ってもらえるような看板商品を作りたいです。
今だと抹茶松風の生ロールがそれに当たりますが、もっと多くのかたに知ってほしいと思っています。
同じように焼き菓子でも看板商品を作りたくて、新しい商品づくりに取り組んでいるところです。

焼き菓子は日持ちがしてギフトにも向いているので、真備から離れた地域のかたにも食べてもらえます。
お店を広く知ってもらうために、商業施設などに焼き菓子ギフトを置けるといいなと考えています。
一つ一つやってみたいテーマがあって、正直「あ、違ったな」と思うような失敗もありますが、振り返ると「あのときの経験が生きていた」と思うことも多いんです。
さまざまな成功と失敗を楽しみながら、今後も挑戦を続けていきたいですね。
おわりに
インタビュー中も、次々とお客さんが訪れ、思い思いに商品を選んでいました。
特に印象的だったのは、スタッフの温かい対応です。
両手がふさがったお客さんのためにドアを開けたり、混み合う店内ではケーキの補充に来た製造スタッフが接客を手伝い、お客さんを待たせないように動いていたりしました。
ケーキだけではなく、お店の至るところから、お客様への温かい「心づくし」が感じられます。
特別なお祝いに、大切な人への手土産に。
ぜひウォールウォーレンへ足を運んでみてください。
ウォールウォーレンのデータ

| 名前 | ウォールウォーレン |
|---|---|
| 住所 | 岡山県倉敷市真備町川辺538-4 |
| 電話番号 | 086-697-0876 |
| 駐車場 | あり 9台 |
| 営業時間 | 午前10時〜午後6時 |
| 定休日 | 月 月曜日が祝日の場合は営業、翌日がお休み |
| 支払い方法 |
|
| ホームページ | ウォールウォーレン |













































