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「BAR 倉敷 capri(カプリ)」オーナーの数野さんにインタビュー
飲食店を始めたきっかけ
数野
今から13年前の2006年の当時は、サラリーマンで営業生活をしていました。組織で働き続けることに疑問を持ち始めたときに偶然、「喫茶無料教室 開業までバックアップします」という看板を見つけたんです。
純喫茶の雰囲気がとても好きで通っていたことを思い出し、看板を出していたコーヒーショップへ話しを聞きにいきました。
2019年現在は閉店されたのですが、2006年当時人気だった香川県高松市の「珈琲CLUB」という喫茶店に連れて行ってもらいました。このお店に入った瞬間、そのお店の空間に魅了され、「あっ、自分もこういうお店をやりたい」と。
飲食店を経営する知識も経験もなかったのですが、決心して脱サラしました。
喫茶店「カフェ・カプリ」を引き継いだ経緯
数野
そこから、同じように脱サラしたお店を始めるひとがいたので、そのお店で手伝いで働き始め、2か月で自分ひとりでお店をまわせるようになりました。本気で自分のお店をやりたいという思いがあったから、必死で勉強しましたね。
そして、そのタイミングで喫茶店をやめられるオーナーがいて、例のコーヒー会社のオーナーから声をかけられたんです。
その喫茶店の名前が岡山県岡山市南区にあった「カフェ・カプリ」。お店の名前を引き継ぐ形、オーナーチェンジとしてのオープンが自分の最初のお店となりました。
ありがたいことに、とんとん拍子の開業で。運がよかったと思います。
「cafe capri + Dining Bar(カフェカプリ・ダイニングバー)」を移転オープンした経緯
数野
最初のお店は喫茶店だったのですが、お店をやっていくうちにやりたいことが増えたため、手狭に感じ始めたんですよ。そこで、知り合いが所有している建物の2階に空きが出て店内も広く求めていた条件に合っていたので、移転しました。
2013年8月、岡山県岡山市北区問屋町で「cafe capri + Dining Bar(カフェカプリ・ダイニングバー)」を移転オープンしました。
喫茶店、ダイニングバーを経て、倉敷駅前に「BAR 倉敷駅 capri」を移転オープン
数野
問屋町の状況が変わっていく話を聞いて、自分のお店の将来の展望を考えて移転を考えるようになりました。
知り合いに声をかけて、いろいろ紹介されたうちのひとつがこの場所です。倉敷駅近くという立地はよかったのですが、この通りは人通りが少ない。悩んだあげく、BARにしようと決心しました。
10年以上「カプリ」の名前でお店を続けてきたので、お店の名前もある程度定着していて。
「カプリ」の名前を残しつつ、駅前でやるなら観光や出張で来られるかたが多いのを考えて地元「倉敷」の名前をいれようと思い、「BAR 倉敷 capri(カプリ)」という名前で2018年1月にオープンしました。
「カプリ」には常連のお客様もいるので、人気の「コーヒー」と「フレンチトースト」など残しているメニューもあります。
移転前のお店で使っていたアイアンや照明器具もそのままここで使っているので、このお店に来て懐かしがられるお客さんもいますよ。
お店のこだわり、「くつろぎ」について
数野
創業時からずっと続いているお店のテーマが「くつろぎ」です。
カフェ時代は、コーヒーでくつろいでほしい。今は、どれだけくつろいでもらえれるかを考えた空間づくりにこだわっていますね。
「BAR 倉敷 capri」の一番のくつろぎは、カウンター席に腰をかけてもらうことかなと思います。カウンターごしの会話を楽しんでもらいながら、くつろぎの時間を楽しんでもらいたい。
このお店は3種類の席があり、テーブル席はカフェ的な利用、カウンター席は通常のBAR、最後にロフト席は家にいるようなくつろぎをあじわえる空間になっています。
やりがいを感じる瞬間、「会いに来てくれる」お客さんがいること
数野
コーヒー会社のオーナーさんから言われたのが、「お店の作りや空間、メニューで常連客がつくようになる。だけど、最終的にはお客さんは人につくよ」と。
それを聞いて、自分を含めたお店のスタッフにお客さんがついてもらえれば、息の長いお店になると思いました。
やりがいを感じるのは、自分のお店のスタッフに会いにお客さんが来るときですね。
そのスタッフが休みの時に来られたお客さんが、「あの子はこういうところがいいよ」といいところを教えてもらえるのが本当に嬉しくやりがいを感じます。
今後のお店の展望について
数野
今までずっと一店舗でやってきましたが、複数店舗にも興味があります。
駅前や郊外など場所によってやれることが変わってきますよね。物を売る商売や、美容系などにも興味があるので、幅広いお客様に楽しんでもらえることを考えています。
おわりに
お店に来たお客さんにゆっくり楽しんでもらいたい、という思いがつまった数野さんが経営するBAR。
筆者は問屋町でオープンされていたダイニングバーにも行ったことがあるのですが、入口がガラス棚になっていていておもしろい仕掛けなっていたのが非常に印象的でした。
お客さんを楽しませたいと思いが感じられ、店内の居心地が良かったことを覚えています。
「カプリ」の名前につまった店主の思いや、そこに通うお客さんの気持ちに触れることができ、より一層お店のファンになりました。
数野さんを含めた魅力的なスタッフがもてなすお店で、心地よい時間を過ごしてみませんか?
BAR 倉敷 capri(カプリ)のデータ
名前 | BAR 倉敷 capri(カプリ) |
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住所 | 岡山県倉敷市阿知1-14-23 |
電話番号 | 086‐489-1374 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午後7時~LAST |
定休日 | 不定休 営業日は、Instagramのストーリーズを確認 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 |
座席 | 総席数 17席 カウンター 5席 テーブル 8席(2人掛け×4卓) ソファー(2階ロフト) 約4席 貸切可能人数 10名~17名 宴会最大人数 着席時17名 |
タバコ | 喫煙可能 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | BAR 倉敷 capri~カプリ~ |