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マングローブ植林プロジェクト Vol.3(2025年2月21日放送)~ 海辺に広がる巨大な森!マングローブ植林の知られざる世界

マングローブ植林プロジェクト Vol.3(2025年2月21日放送)~ 海辺に広がる巨大な森!マングローブ植林の知られざる世界

伝えとこ / 2025.05.29

毎週金曜日午後3時から午後7時に放送中の「週刊くらしきハッピーレディオ」。

マングローブ植林プロジェクト」というコーナーでは、番組MCのチャーリー大谷が実際にフィリピンに出向き、現地のマングローブのようすや植林について伝えています。

カネパッケージ株式会社様の協力。そして、フィリピン環境省の指導のもと、FMくらしきはマングローブを植林する活動をスタート!

2025年2月21日に放送された、第3回マングローブ植林プロジェクトを紹介します。

広大なマングローブ植林

この記事は株式会社エフエムくらしきによる寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。

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記載されている内容は、2025年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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マングローブ植林プロジェクト

FMくらしきが取り組むマングローブ植林プロジェクト

海岸線の保護や生態系の維持に重要な役割を果たす「マングローブ」の減少を防ぐために、カネパッケージ株式会社(以下、「カネパッケージ」と記載)と連携しながら活動しています。

マングローブ植林プロジェクト

乗り物を乗り継いでようやくたどり着いたのは、フィリピンのオランゴ島にある広大なマングローブ林

巨大なマングローブに挟まれた水路が、まるで通路のようになっています。

水路の深さは浅いところで足首ほどですが、深いところでは腰まである場所もありました。海水の塩の香りに包まれながら、波を揺らして歩いていきます。

マングローブの水路へ進んでいく

マングローブの驚異的な成長ぶり

本物のマングローブを目の当たりにしてまずおどろいたのは、その大きさです。

人間の目線くらいの高さを想像していましたが、なんと目の前のマングローブは約4mの大きさがありました。

予想以上に巨大なマングローブ

テッセイさんは、長年の活動経験を振り返り、マングローブの成長スピードについて語ってくれました。

テッセイ

私が最初にマングローブの植林を始めたときは、ここまでの高さはなくて、大人をよしよしできるぐらいの高さだったんですよ。

10年ちょっと経って、ここまで見上げるほどに育ちました。

10年かけて驚異の成長を見せるマングローブ。この成長力が、現在の広大な森を作り上げていたのでした

また、マングローブの足元には、密集してゴツゴツと太くなった特徴的な根が広がっています。この根は、単に木を支えるだけでなく、「呼吸をして水を浄化する」という重要な役割も担っています。

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ドローンとAIを活用した新たな計測方法

植林が進んでマングローブ林が成長すると、その密度はどんどん濃くなります。根っこが複雑に張り巡らされたマングローブ林は、なかに入れなくなってしまうそうです。

左右に迫るマングローブ

人が入れないほど密集した森で、正確にマングローブの本数を数えるために活用されているのが、ドローンです。

テッセイ

植えられた本数を数えるために、上空からドローンを使って映像を撮っています。ドローンはプログラムを使って自動運転され、森全体の正確な映像を撮影します。

撮影した映像は、AI人工知能を使って解析され、マングローブが何本植わっているかを正確に数えられるんです。

マングローブ植林の現場でも、ドローンやAIが活躍しているのですね。

プロジェクト成功の鍵は地元住民との協力

テッセイさんは、「大規模なマングローブ植林を持続するためには、地元のかたの協力が続けられません」と話します。

テッセイ

地元のかたのなかには、マングローブ植林に反対する人、さらには植えたマングローブをあとで伐採する人もいます。このような状況が続いてしまうと、せっかく植林しても継続ができないし、この取り組みが中途半端に終わってしまうんです。

プロジェクトの継続は、地域の皆さんとの良好な関係のうえに成り立っています。今まで継続してこれたのは、地元の皆さんのご協力があるからこそです。

また、プロジェクトを進めるうえで、環境省などの政府との連携も不可欠だといいます。

マングローブ植林プロジェクトは、自然環境の保護だけでなく、雇用創出や地域社会貢献にもつながっているため、地元住民からも応援されているそうです。テッセイさんは「島全体で良い循環が生まれていますね」と話します。

マングローブの水路にて

2025年現在、1,500万本のマングローブが植えられました。その成功は技術だけでなく、地域住民や政府との信頼関係のある連携によって支えられているのですね。

この後は、マングローブで博士号を取ったマングローブ博士に会いに行きたいと思います。

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おわりに

FMくらしきでは、国際連合が掲げる方針「SDGメディア・コンパクト」に参画しており、放送している番組とSDGsで掲げられている17の目標の関連を明確にして、持続可能な開発目標の推進に力を入れています。

マングローブ植林プロジェクトは、SDGメディア・コンパクトに基づく番組でもあり、現在も進行中です。

「週刊くらしきハッピーレディオ」のゲストさんで、車で来られたかたがいらっしゃれば、1台につき1本の植樹。

そして、1個500円の缶バッジをご購入いただいた場合、1個につき1本の植樹をおこなっています。缶バッジは2025年2月の時点で、80個ご購入いただきました!

今後も地域の皆さまに役立つ情報をお届けしてまいります。

ラジオの視聴方法

「マングローブ植林プロジェクト」は、Spotifyからもご視聴いただけます。

エフエムくらしき★週刊くらしき ハッピーレディオ | Podcast on Spotify

番組の詳細をチェック

エフエムくらしき「マングローブ植林プロジェクト」のデータ

左右に迫るマングローブ
名前エフエムくらしき「マングローブ植林プロジェクト」
住所岡山県倉敷市白楽町520-28
電話番号086-430-0828
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