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倉敷アイビースクエア・萩原工業の担当者にインタビュー

倉敷クリスマスマーケットのガーランド復活に関わった、倉敷アイビースクエアの中久保陵次(なかくぼ りょうじ)さん、萩原工業の矢木建(やぎ たつる)さん、黒田杜季(くろだ とき)さんに話を聞きました。
ガーランド製作の経緯
倉敷クリスマスマーケットでガーランドを製作した経緯を教えてください。
中久保(敬称略)
クリスマスマーケットは2025年で3年目でした。
1年目は倉敷観光コンベンションビューロー様が中心となり開催され、そのときに飾られたガーランドをお客様が「かわいい」と大変喜んでくださいました。
しかし、私が担当を引き継いだ2年目は、中庭広場中央のツリーをメインにする演出に変えたため、ガーランドを無くしてしまったのです。

すると、来場者から「ガーランドがかわいかったのに」「ないのか」と惜しむ声が多く寄せられまして……。
そこで3年目は復活させようと決意しました。
その後、萩原工業さんとお話しする機会があり、「ブルーシート」でガーランドが作れると伺い、地元企業とのコラボレーションとしてお願いすることになりました。

「ブルーシート」で作るガーランドは珍しいと思いますが、どのような意図があったのでしょうか?
黒田(敬称略)
弊社としても、ブルーシートを単なる産業資材や防災用品としてだけでなく、別の使いかたを模索したいという意図がありました。
普段はオーダーメイドで立体カバーなどを作っていますが、今回のように「会場を装飾するおしゃれなもの」としての製作は珍しいです。新たな挑戦でした。
デザイン面では、いかにも「ブルーシート」という青一色にはしたくなかったので、カラフルな端材を活用したり、遊び心として弊社で販売している「デニム柄」のシートを混ぜたりして提案させてもらいました。
製作で苦労したことはありますか。
矢木(敬称略)
製作は弊社笠岡工場の従業員が担当しました。
普段は大きなシートを直線的に縫う作業が多いですが、今回のように細かくて数が多い加工もしばしばご相談いただくこともあり、現場スタッフが配色の順番を間違えないようにしたり、ロープから旗がずれないようにしたりと、気持ちを込めて丁寧に縫製しました。
また、設置しやすいように「ここがスタート位置」とテープで印を付けるなど、現場判断での工夫も凝らしてくれました。

来場者の反応
実際に設置してみてどうでしたか。
中久保
設置作業は本当に大変でした。
とくに屋根の上での作業が大変でした。中央の位置を決めて、そこから放射状にロープを張っていくのですが、途中でロープが絡まったことも……。
スタッフ総出で屋根に登り、苦労して取り付けました。その分、完成したときの喜びは大きかったです。

来場者やスタッフの反応はありましたか。
中久保
お客様からは「ガーランドが復活してる!」と喜んでいただけました。
一見するとブルーシートとはわからないのですが、説明すると皆さんまじまじと見つめて驚かれます。
スタッフからも好評で、「クリスマスマーケット終了後も、クリスマス当日(12月25日)までは残しておこう」ということになり、長期間展示することになりました。
黒田
社内でも反響がありました。
普段、私たちの製品は工事現場などの「土木」の風景のなかで使われることが多いんです。
なので、こうして華やかに飾られている写真は新鮮で、社員からも「写真がほしい」と言われるほどでした。
今後に向けて

非常に丈夫そうですが、このガーランドは今後どのように活用していきますか?
中久保
ブルーシート製なので非常に頑丈で、使い捨てではありません。
今回は中庭広場だけでなく赤煉瓦館の前にも飾りましたが、とても映えていました。
今後はビアガーデンなど他のイベントでも活用したり、別の場所に飾ったりと、長く使っていきたいと考えています。
最後に読者にメッセージをお願いします。
矢木
ブルーシートはどうしても工事や災害復旧のイメージが強いですが、実はこうした楽しい使いかたもできることを知っていただければうれしいです。
そして、「何か作りたい」と思ったときに、地元の倉敷にこういう会社があることを思い出してもらうきっかけになればと思います。
中久保
今回のように地元企業様とコラボレーションできたことは大変意義深いです。
今後は、飾るだけでなく「これは地元の〇〇という企業の素材です」とわかるようなパネルや二次元バーコードを設置して、地域の産業をPRできるような仕組みも作っていきたいですね。
おわりに

倉敷クリスマスマーケットではガーランドの印象が強かったのですが、調べてみると、本場のヨーロッパはもちろん、日本国内各地で開催されるクリスマスマーケットで飾られている事例はほとんどありません。
実は「クリスマスマーケットの定番」というわけでもなかったんです。
「ブルーシートのガーランド」は倉敷クリスマスマーケットの特徴を語るうえで、象徴的な存在といえるかもしれません。
今後も、倉敷アイビースクエアで開催されるイベントなどで、登場するシーンも増えると思います。目にしたときは注目してみてください。
新たなコラボレーションなど、倉敷クリスマスマーケットから新たな取り組みが生まれることを願っています。
Kurashiki Christmas Marketのデータ

| 名前 | Kurashiki Christmas Market |
|---|---|
| 住所 | 岡山県倉敷市本町7-2 |
| 電話番号 | 086-422-0011 |
| ホームページ | 倉敷アイビースクエア |










































