「こじまっちんぐ」プロジェクトと称して、児島地域にすでにある産品同士をマッチングし(組み合わせ)、新たなる価値を生み出すための取り組みを行なっていた岡山県立倉敷鷲羽高等学校。
2021年夏からはエリアを広げ、「児島」×「地方」というコンセプトのもと、倉敷鷲羽高等学校 ビジネス科と岡山県立高梁城南高等学校 環境科学科の、2校の生徒の心が詰まった新商品を開発しました。
2校の生徒が連携して開発した「ブルーベリージェラート」について紹介します。
この記事は倉敷鷲羽高等学校ビジネス科の生徒による寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。
記載されている内容は、2021年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
「こじまっちんぐ」プロジェクトって?
岡山県立倉敷鷲羽高等学校 ビジネス科とビジネス研究部では、「こじまっちんぐ」プロジェクトと称して、児島地域にすでにある産品同士をマッチングし、新たなる価値を生み出すための取り組みを行なっています。
- 第1弾「いちじくジェラート」
- 第2弾「なんちゃって?いちご大福ジェラート」
- 第3弾「ブラジリアンコーヒージェラート」
- 第4弾「児島産いちじくを使った手ごねパン」
- 第5弾「日本酒の酒粕でフードロス問題の解決」
第1弾は純児島産スイーツ「いちじくジェラート」で、2020年9月から約1ヶ月間限定で販売され、売れ行きも好調でした。
児島地域どうしの産品をマッチングさせてきましたが、アフターコロナを見据え、児島地域の産品と他地域の産品をマッチングできないかと考えたのです。
高梁城南高校とのコラボレーション
高梁城南高校の環境科学科では、農業・家庭・福祉などの学習を通して、未来の地域のあり方を考えています。
また、持続可能な社会の実現のために社会に向けて貢献や提言のできる力を身に付けることを目標にしており、3年生の課題研究では吉備中央町で栽培されるブルーベリーの活用策を練っていました。
そこで、児島地域の産品と吉備中央町産ブルーベリーのマッチングをさせるアイデアが生まれたのです。
さっそく鷲羽高校生が吉備中央町を訪れ、一緒にブルーベリー狩りをすることになりました。
ブルーベリー狩りを楽しむ予定が…!
ブルーベリー狩りをするのは、吉備中央町上竹にある「はるな園」。
ブルーベリーのほか、収穫したものをその場で加工体験もできるスポットです。
しかし、2校合同で収獲に行くはずが…まさかの豪雨。
ブルーベリー狩りを楽しみにしていましたが収穫できず、高梁城南高校の生徒が事前に収穫したものを児島に届けてもらうことになりました。
ブルーベリーは最高の出来で美味しそう!
ブルーベリー狩りこそできませんでしたが、届いたブルーベリーに心が踊ります。
「はるな園」のブルーベリーとコラボレーションするのは、「こじまっちんぐ」でおなじみの「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」です。
ブルーベリーを加工して、どんなジェラートが出来上がるのでしょうか……!
販売開始日に、倉敷鷲羽高校と高梁城南高校の生徒で一緒に食べることを約束して、当日を楽しみに待ちます。
倉敷鷲羽高校と高梁城南高校の生徒が対面
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」でブルーベリージェラートが販売開始された日、ついに高梁城南高校のみなさんと対面!
これまではオンライン会議を利用してのパソコン越しだったので、最初はぎこちないようすでしたが、だんだんと打ち解けて楽しい雰囲気に。
高梁城南高校のことや吉備中央町のことなど、知らなかったことをたくさん聞くことができました。
私たちの自信作、ブルーベリージェラートをぜひ
そして、たくさんの人々の想いが一つになった「ブルーベリージェラート」を食べちゃいました。
絞りたてのミルクジェラートと新鮮な吉備中央町産のブルーベリーの良いところがマッチングしたこのジェラートは、私たちの自信作です!
ミルクの濃厚さとブルーベリーの食感がクセに。
「ブルーベリージェラート」は、「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」で販売されています。
夏季限定販売で2021年8月中旬までの販売です。
収穫状況により、販売期間は若干の変動があるので、気になるかたはお早めにどうぞ。
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」でジェラートを食べ、児島で吉備中央町の魅力を堪能してみてください。
そして「こじまっちんぐ」プロジェクトの次なる動向にも注目です!!
「こじまっちんぐ」プロジェクト参加者募集中
コロナ禍にて、遠方からの観光客を呼び込むことが難しい状況がまだまだ続いています。
私たちは「マイクロツーリズム」をテーマに、地元の人に地元の良さを知ってもらうための方策を考えています。
児島地域には多種多様な特産品があり、これらと他地域の特産品をうまくマッチングすることにより、新たなる価値を生み出すことができるのではないか。
その橋渡しを私たち倉敷鷲羽高校 ビジネス科の生徒で請け負い、生きたビジネスを学びたいと考えています。
興味のあるかたは、ぜひ鷲羽高校までご連絡ください。