暑さ和らぐ夏の夜を彩るハートランド倉敷のあかり。
2023年はさらにエリアが拡大し、ワークショップも開かれています。
イベント担当の倉敷市観光課の安原訓子(やすはら のりこ)さんにインタビューしました。
開催時期が変わったきっかけ
以前はゴールデンウィークに日中での開催でしたが、なぜ2022年から8月の夜になったのでしょうか。
安原(敬称略)
昨年(2022年)はコロナ禍で「密を避けて楽しんでいただけるイベントにしよう」と混み合うゴールデンウィークから時期をずらしたからです。
分散してご来場いただけるよう、開催期間を延ばし、観光客が少なくなる夜に設定しました。
2023年は、2022年の好評を受けさらに日数を増やし、17日間で開催します。
観光客や帰省するかた、みなさんに楽しんでいただくため、お盆を挟むよう前倒ししてスタートしました。
昼間の景色もすてきなので昼夜両方楽しんでいただきたいですね。
新たな取り組み
新しい取り組みがありますか?
安原
新たなエリアに倉敷SOLA(くらしきソラ)が加わりました。
中庭には巨大希莉光を飾り、会場をライトアップし、庇(ひさし)にあかりの装飾をしています。
プロジェクションマッピングは、5分ほどの映像でして、倉敷の四季と絵画の世界を旅するストーリーとなっています。
大原美術館さんと協力し、制作を進めました。
映像には、美術館が所蔵している絵画が登場しますよ。
投影場所は、2022年の倉敷館 観光案内所から児島虎次郎記念館(旧中国銀行本町出張所)へと変えました。
また倉敷川の萩をライトアップが見えやすいように、イベント前に刈り取りもしました。
夜の倉敷美観地区を巡ってほしい
どのようにハートランド倉敷を楽しんでいただきたいですか。
安原
いろいろなあかりなどを巡っていただきたいですね。
今回は、地元の園児たちがデザインしたうちわを商店街に飾っています。
電車を利用するかたは駅から倉敷美観地区へ向かいながら、お車のかたは足を延ばして商店街を散策しながら鑑賞していただければうれしいです。
共催イベントのひとつに倉敷市立美術館で展示している「天領風船鯰」があります。
この鯰は2018年に岡山市の天神山文化プラザで展示される予定だったんですが、平成30年7月豪雨で一度水没してしまいました。
再制作を経て他の企画展で展示された鯰が、この度倉敷にもやってきました。
期間中は日中もずっと展示をしていますが、光る鯰を見られたければ夜の来館をおすすめします。
プロジェクションマッピングの放映はありませんが、写真や動画を撮りたいかたは平日だと混雑が少ないのでおすすめです。
期間が長めなので、土日も平日も何回も来てくださるとうれしいですね。
おわりに
夏の夜の倉敷美観地区を彩るハートランド倉敷。
筆者が訪れたイベント初日は大勢のひとびとでにぎわっていました。
町並みとあかりのコラボレーションを鑑賞したり、写真や動画を撮ったりと思い思いに楽しんでいるようでした。
あかりは各スポットで点在していますが、倉敷川を中心に鑑賞しながら次のポイントへと移動できます。
イベントは2023年8月27日まで。
暑さが和らぐ夜に倉敷美観地区へ出かけませんか。
2023夏ハートランド倉敷のデータ
名前 | 2023夏ハートランド倉敷 |
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期日 | 2023年8月11日(金祝)~27日(日) 午後7時~9時 |
場所 | 倉敷美観地区 |
参加費用(税込) | |
ホームページ | 2023夏ハートランド倉敷 |