讃岐うどん かわはら(以下 かわはら)は、倉敷市真備町にあるうどん店です。
創業から25年以上、地域で親しまれてきました。
しかし「平成30年7月豪雨」で被災。
その後の営業が困難となる大きな被害を受けました。
被災後のかわはらは、災害から約3ヶ月でお店を再開させます。
真備町の企業・店の中でもかなり早い時期での再開となり、多くのお客さんが訪れ、営業再開を喜びました。
じつは、このかわはらは、私が子供のときよりたびたび訪れているお店です。
今では自分の子供も連れて行ったこともあり、親子孫・三代で利用しています。
思い入れのあるお店なので、私にとってもお店の再開はうれしい知らせです。
長年地元で愛されているかわはらのうどんの魅力を紹介するとともに、かわはらの川原 涼(かわはら りょう)さんに早期再開を決意した経緯や、地元に対する思いなどを聞いてみました。
記載されている内容は、2019年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
讃岐うどん かわはらは地域に根ざした老舗うどん店
かわはらは、真備町にある老舗のうどん店です。
店主の川原 幸男(かわはら ゆきお)さん、妻の艶子(つやこ)さんが中心となってお店を切り盛りしてきました。
2019年(平成31年)4月からは、息子・涼(りょう)さんが加わり、現在は親子3人とパート2名・アルバイト1名で運営しています。
かわはらは、1993年(平成5年)に幸男さんが倉敷市水島地区のうどん店から独立して開業しました。
2019年で創業26年をむかえる老舗です。
幸男さんの作るおいしいうどんと、艶子さんの明るく元気な接客で、長年にわたって地域で愛されてきました。
平成30年7月豪雨からいち早く営業再開した
かわはらは、2018年(平成30年)に発生した「平成30年7月豪雨」で、小田川の氾濫により被害を受けました。
店内の内装や機材など、ほぼ全てが壊滅した状況でしたが、被災から約3ヶ月後の2018年10月に営業を再開。
▼再開後の店の看板にも「真備を元気に」と書かれてあり、地元への強い思いが感じられます。
真備地区の被災事業者の中でも早期の営業再開となり、地元から喜びの声が聞かれました。
▼店内には、お客様や地元住民からの寄せ書きが掲げられています。
讃岐うどん かわはらの人気メニュー
▼かわはらでは、メインとなるうどんは17種類あります。プラス150円で大盛りも可能です。
▼うどんのほかに、おでんや炊き込みごはんなどのサイドメニューも。アルコール類もあります。
また、容器代50円プラスで、全品持ち帰り可能です。
一番人気は「イカ入りぶっかけうどん」などの「ぶっかけうどん」各種
数あるうどんの中でも一番人気は、「ぶっかけうどん」です。
ぶっかけうどんは5種類。
いずれも冷と温が選べます。
▼5種類のぶっかけうどんの中でも、もっとも人気があるのが「イカ入りぶっかけうどん」。
▼ぶっかけうどんの上に、ゲソ天のぶつ切りがたっぷりと乗っている、とてもボリューム感のある一杯です。
▼太めでコシがあってモチモチとした食感の麺と、甘く濃いめのダシがよく合います。
イカ入りぶっかけうどんに次いで、「小エビ入りぶっかけうどん」が人気とのこと。
小エビ入りぶっかけうどんは、ぶっかけうどんの上に、小エビが入った大きなかき揚げがひとつ乗っています。
「肉うどん」は通年で人気
ぶっかけうどんのほかで人気があるのが、「肉うどん」。
お店の話では、肉うどんは温かいメニューですが、季節関係なく一年通してよく食べられているとのこと。
▼たくさん入っている肉は、肉のうま味がよく味わえます。天カスもたっぷり。
▼透き通ったつゆはダシのよい風味が感じられました。
夏には「天ざるうどん」、冬には「湯だめ天ぷらうどん」も人気
ほかにも、夏は「天ざるうどん」、冬になると「湯だめ天ぷらうどん」がよく出るそう。
いずれも、ざるうどんや湯だめうどんに、天ぷらの盛り合わせが付いてきます。
天ぷらの内容は以下の通り。
- 大エビ(2尾)
- サツマイモ(1個)
- シシトウ×(2個)
- シイタケ(1個)
「いなり寿司」やおでんなどのサイドメニューもおすすめ
かわはらは、サイドメニューも充実。
▼「いなり寿司」は素朴な味でした。
▼おでんは、たくさんの種類があります。
▼取材のときには、4種類のおでんを食べました。
- コンニャク
- ダイコン
- 牛スジ
- 玉子
いずれの具材も味がよく染みています。
店内はテーブル席や座敷が多いので家族連れで楽しみやすい
かわはらの店内は広めです。
カウンターが7席ありますが、テーブル席や座敷がたくさんあります。
そのため、グループやご家族連れでも利用しやすいのが特徴です。
▼座敷は3つありました。
テーブルのあいだも広いので、小さなお子様連れでも安心。
段差もないので、車椅子でも利用しやすいです。
平成30年7月豪雨で大きな被害を受けながらも、いち早くお店を再開させた、かわはら。
被災した地域住民からは、喜びの声があがりました。
そんなかわはらの跡を継ぐ決意をした、川原 幸男 店主の息子・涼さんにお話を聞きました。
讃岐うどん かわはらのデータ
名前 | 讃岐うどん かわはら |
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住所 | 岡山県倉敷市真備町有井94 |
電話番号 | 0866-98-8286 |
駐車場 | あり 敷地内にはかわはらのほかに数店舗あり、駐車場は共用 |
営業時間 | 午前11時〜午後8時 |
定休日 | 月 祝日の場合は営業(振替休無し) |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 混雑時間帯での予約は不可の場合あり |
座席 | 48席 ・カウンター:8脚 ・4人がけテーブル:6卓 ・4人がけ座敷:1卓 ・6人がけ座敷:2卓 ※ 席数変更の場合あり |
タバコ | 喫煙可能 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | 子供用のイス・食器・エプロン・うどんカッター等あり |
バリアフリー | 段差なしのため車椅子での入店可能 |
ホームページ | 讃岐うどん かわはら 公式WEBサイト |