2020年12月、私たち岡山県立鷲羽高校ビジネス科の生徒が、「こじまっちんぐプロジェクト」を通じて新たなコラボ商品を開発しました。
コラボレーションしたのは、以下の2店舗の商品です。
- 音楽と最高の珈琲「名曲喫茶 時の回廊」
- 海が見える牧場「シーサイドファームなんば牧場」
商品名は、「ブラジリアンジェラート」。
この記事では、こじまっちんぐプロジェクト第3弾「ブラジリアンジェラート」について紹介します。
記載されている内容は、2020年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
「こじまっちんぐ」プロジェクトって?
岡山県立倉敷鷲羽高等学校ビジネス科とビジネス研究部では、「こじまっちんぐ」プロジェクトと称して、児島地域にすでにある産品同士をマッチングし(組み合わせ)、新たなる価値を生み出すための取り組みを行なっています。
第1弾は、純児島産スイーツ「いちじくジェラート」。
2020年9月から約1か月間限定で販売され、売れ行きも好調でした。
第2弾は、児島の老舗和洋菓子店「風美堂」とのマッチングで誕生した「なんちゃって?いちご大福ジェラート」。
こちらは2020年12月現在、絶賛販売中です。
音楽と最高の珈琲「名曲喫茶 時の回廊」について
第3弾「こじまっちんぐプロジェクト」でコラボレーションした1つ目の店舗は、倉敷市下津井田ノ浦の小高い山の上にある「名曲喫茶 時の回廊」。
若きマスターの黒下 兼多(くろした けんた)さんが2015年にオープンした喫茶店です。
店内へ一歩踏み込むと、そこは異空間。まるでタイムスリップしたかのよう。
黒下さんが世界中のコーヒーを飲み比べ、音楽に合うコーヒーを、ていねいに焙煎し提供しています。
また、テイクアウトや通信販売もあり、家庭でも薫り高いコーヒーを楽しむことができるのです。
海が見える牧場「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」について
「シーサイドファームなんば牧場アイスやさん」は、「牛にストレスを感じさせない飼い方」により生産された生乳を原料にした、アイス屋さんです。
2019年1月11日にオープンしました。
お店は、眼下に瀬戸内海を臨む絶好のロケーションです。
三代目店主の難波晃大(なんば こうだい)さんと協力し、期間限定メニューの商品開発をお手伝いすることになりました。
ブラジル産とエチオピア産のコーヒー・コーヒー豆を試食・試飲
商品開発のため「名曲喫茶 時の回廊」で飲める、ブラジル産とエチオピア産の2種類のコーヒーを試飲。
さらに、特別にコーヒー豆そのものを試食させてもらいました。
味は……大豆のような味わいです。
節分豆のような感じで問題なく食べられますし、しっかり味がありました!
エチオピア産のコーヒー豆はフルーティーな香りがする、かなり特徴的なコーヒー豆。
いっぽうブラジル産のコーヒー豆は、普段飲みなれたコーヒーの味でした。
2つのコーヒー豆を食べ比べたので、「違いがわかる女子高生」になった気分です!(笑)
その後、焙煎したコーヒーを、なんば牧場のミルク味のジェラートに混ぜてみました。
ブラジル産コーヒーを混ぜると、昔懐かしの「コーヒー牛乳」の味が!
こじまっちんぐプロジェクト第3弾の、ジェラートの「味」が誕生した瞬間です!
その名も「ブラジリアンジェラート」
商品名の候補は、以下のようにいくつかありました。
- コーヒー牛乳
- ミルクコーヒー
- カフェラテ
児島で「ブラジル」といえば「ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド」を思い浮かべます。
「ブラジリアンの名を付けるしかない!」
そのような思いで、商品名は「ブラジリアンジェラート」に決定しました。
さらに、思わぬ出来事が起こります。
実は「ブラジリアンジェラート」が完成して間もない2020年11月14日に、鷲羽山ハイランドで無料開放デーがありました。
なんと、鷲羽山ハイランド無料開放デーで新商品を販売することになったのです!
鷲羽山ハイランド無料開放デーに「ブラジリアンジェラート」をお披露目
2020年11月14日(土)に、鷲羽山ハイランドの無料開放デーが開催されました。
絶好の秋晴れのもと気温もあがり、ジェラート販売には最高のシチュエーション。
当日は、ジェラート開発に携わるビジネス研究部員6人で販売をしました。
もちろんカップに貼り付けるラベルのデザインも、私たち高校生の手作りです。
販売用にPOP(ポップ)も作成し、お客さんには笑顔を絶やさずジェラートを販売。
この1日の販売数は他の商品も合わせて500個を超え、目標としていた販売数量を大きく上回ることができました。
おわりに
「こじまっちんぐ」プロジェクトも第3弾となり、「ブラジリアンジェラート」という新たな商品がまた生まれました。
しかし児島地域には、まだまだたくさんの素材があるので、さらなるマッチングを進めていきたいです。
そう思っていたところ、鷲羽山ハイランドの無料開放デーで新たなる「こじまっちんぐ」が産声をあげたのです。
実は、記事のどこかにヒントがあります……!
今後の展開をお楽しみに!!
「こじまっちんぐ」プロジェクト参加者募集中
コロナ禍において、遠方からの観光客を呼び込むことが難しい状況です。
そこで私たちは、「マイクロツーリズム」をテーマに、地元の人に地元の良さを知ってもらうための方策を考えています。
児島地域には多種多様な特産品があり、これらをうまくマッチングすることにより、新たなる価値を生み出すことができるのではないか。
その橋渡しを私たち倉敷鷲羽高校ビジネス科の生徒で請け負い、生きたビジネスを学びたいと考えています。
興味のあるかたは、ぜひ鷲羽高校までご連絡ください。