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映画「蔵のある街」のプレミアム試写会 〜「倉敷という場所の魅力」を知ってほしい。平松恵美子監督・ミズモトカナコさんに聞きました

映画「蔵のある街」のプレミアム試写会 〜「倉敷という場所の魅力」を知ってほしい。平松恵美子監督・ミズモトカナコさんに聞きました

知っとこ / 2025.06.25

オール倉敷ロケの長編映画「蔵のある街」。
2025年7月25日(金)にMOVIX倉敷などにて倉敷で先行公開され、2025年8月22日(金)から新宿ピカデリーほかで全国公開予定で準備が進んでいます。

2025年6月6日(金)に開催されたプレミアム試写会の舞台挨拶に登壇した、平松恵美子(ひらまつ えみこ)監督・キャストのミズモトカナコさんに、映画の見どころなどの話を聞きました。

本記事では映画の詳細については触れません。
いわゆる「ネタバレ」はありませんので、ネタバレを気にしているかたも安心してご覧ください。

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記載されている内容は、2025年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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つなぐ映画「蔵のある街」とは

©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

「蔵のある街」は、岡山県倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛ける、オール倉敷ロケの長編映画です。

ロケは2024年夏に実施され、2025年に完成。
2025年3月3日(月)には完成披露試写会があり、そのとき以来のプレミアム試写会が2025年6月6日(金)におこなわれました。

舞台挨拶中の平松監督、ミズモトカナコさん

舞台挨拶にも登壇した、平松恵美子(ひらまつ えみこ)監督、キャストのミズモトカナコさんに話を聞きました。

平松監督・ミズモトカナコさんインタビュー

左から、平松恵美子監督、ミズモトカナコさん
左から、平松恵美子監督、ミズモトカナコさん

初公開もあり、第20回大阪アジアン映画祭など、先行してご覧になったかたからの反響はいかがでしたか

平松監督

皆さまとても温かい目で観てくださっていて、優しい評価が多かったかなと思います。

特に今回髙橋大輔(たかはし だいすけ)さんが映画デビューとのことでかなり注目されていて、髙橋さんのファンのかたがたが来てくださり、興奮してくれていました。

また、「第20回大阪アジアン映画祭 観客賞」もいただきました。賞はいろいろあるんですけど、観客賞は来てくれたお客様が評価してくださった賞なので、一番うれしかったですね。

©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

ミズモトさんも倉敷ご出身とのことですが、何か反響はありましたか

ミズモトカナコ

私は倉敷に住んでいたのは高校までで、そのときは芝居とかまったくしていなかったんです。

演劇部もなかったし、一度も芝居がしたいなんて他の人に言ったこともなくて、大学から演劇を始めたこともあり、地元の友だちは私がそういうことをするキャラクターだと認識がないと思います。

過去の作品を見て気づいて連絡してくれる子はいたんですけど、今回も見に来てくれたらうれしいなって思っています。

©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

映画で注目してほしいところはありますか?

ミズモトカナコ

倉敷の町並みは、地元のかたならよくご覧になっていると思うんですけど、カメラを通して切り取られる映画で見るとまったく景色が違うし、私自身も「こんな場所あったっけ?」と思うことがたくさんありました。

なので、実際の場所が分かる人はそれで楽しめるし、分からなくても「どこだろう」と思いながら、新鮮な倉敷を映画のなかで発見してくれるとうれしいですね。

倉敷市民に向けてメッセージをお願いします

ミズモトカナコ

倉敷駅の周りも、私が住んでいたときとは変わっていて、街の空気感はやはり少しずつ変わっていくものなんだなと感じています。

なので、今というか、自分が懐かしいと感じられる町を、映画という形で残せるのが、私自身とてもうれしいです。

変わっていくけど、大事なものだし、これからも残り続けてほしいものってあると思います。

でも、これが特別というか、当たり前ではない景色、いつかは変わってしまうかもしれない景色なんだと、映画を見て感じてもらえたらと思います。

平松監督

倉敷は本当に豊かな街だと思っています。
海があり、山があり、里があり、文化的な要素もたくさんあるし、水島の工業地帯もある。

これほど、一つの場所に詰まっている街ってなかなかないと思うんです。そういうことを含めて、「倉敷って魅力的な場所なんだ」と、この映画を通じて再認識してもらえるとうれしいですね。

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おわりに

©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

3月の初公開時に映画を見たとき、ストーリーももちろん良かったのですが、どこを切り取っても見覚えのある場所・風景が出てくることが新鮮でした。

「映える」みたいな話ではなく、「倉敷の今」を映画として記録に残す。
公開前でストーリーの核心には触れられないという制限があるにしても、平松監督・ミズモトさんともに「倉敷という場所の魅力」を語っていたことが印象的でした。

公開まであと一か月。
2025年7月25日(金)の倉敷先行公開を楽しみにしてください。

蔵のある街のデータ

©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
名前蔵のある街
期日2025年7月25日(金)MOVIX倉敷ほか倉敷先行公開
2025年8月22日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
場所MOVIX倉敷ほか
参加費用(税込)全国共通特別鑑賞券:1,500円

※4月発売予定
※特典オリジナルポストカードセット付き(数量限定・一部劇場を除く)
ホームページ公式サイト
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戸井健吾

戸井健吾

1979年生まれ、倉敷市在住
2児の父親

システムエンジニアの仕事に携わりながら、ブログ・イベント運営など様々な仕事を行っています。

現在は当メディアを運営する一般社団法人はれとこの代表理事を務めつつ、フリーランスとしても活動中。

自分自身が美観地区を楽しみながら、「行ってみたい」と思える情報を発信することをモットーにしています。

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左から、平松恵美子監督、ミズモトカナコさん

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