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倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会 ~ 目印は青い帽子。ボランティアだけれどガイドはプロ。ツアーに参加し、美観地区の旅をより良いものに

倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会 ~ 目印は青い帽子。ボランティアだけれどガイドはプロ。ツアーに参加し、美観地区の旅をより良いものに

知っとこ / 2023.04.30

情報があふれているこの世の中で、調べものをするときはインターネット検索が便利ですよね。

調べれば何でも出てきて、すべてがわかる気がします。

しかし本当にそうでしょうか。

意外と地元のひとしか知らない、インターネット上にない情報や埋もれて見つからない場合もありますよね。

観光地 倉敷美観地区にはそんな情報がたくさん。

メジャーな情報もコアなものも教えてもらいながら倉敷美観地区を巡りたいなら「倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会(以下、KWG)」を訪ねるのが一番です。

豆知識を知っているとより観光が楽しくなるもの。

毎日実施されている定期観光便のツアーに、倉敷出身の筆者が参加しました。

筆者にとって倉敷美観地区は庭のような存在ですが、初めて知ることがたくさんでしたよ。

記載されている内容は、2023年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会とは

倉敷美観地区でボランティアの観光ガイドをしている倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会(KWG)。

活動は1990年からと、30年以上の歴史があります。

2023年4月現在、42名のガイドが在籍しており、うち18名が英語での案内も可能

英語のチラシ。英語が堪能な海外在住経験があるガイドもいるそう
英語のチラシ。英語が堪能な海外在住経験があるガイドもいるそう

倉敷美観地区にはKWGとは別のガイドがいます。

KWGの特徴は「青い帽子、青いシャツやジャケット」です。

会長_KWG

活動開始から2023年2月までに約38万人もの観光客を案内してきた実績があります。

ガイドはボランティアですが、「試験」にクリアしなければデビューできません。

▼デビューするまでのステップ

  1. 入会希望届を提出
  2. 2か月間の研修を受講
  3. 実地試験:ボランティアガイドのメンバーを観光客に見立て、観光案内
  4. 筆記試験
  5. 月1回の定例会で承認
  6. 承認の翌月にデビュー

研修中は、ボランティアガイドとして活躍している先輩のツアーに計8回参加をします。

デビューするまで時間も労力も必要です。

大原美術館分館

晴れてガイドになれても、1か月に5回以上のガイドをし、月1度の定例会に参加をしなければなりません。

ボランティアですが、プロ級の厳しさ。

熱意がないとできませんね。

ツアーについて

KWGのツアーは大きく分けて三つあります。

  • 定期便ガイド・・・無料
  • ふれあい  ・・・無料
  • 予約ガイド ・・・有料

それぞれ紹介します。

定期便ガイド

定期便ガイドの特徴をまとめます。

実施日毎日(12月28日~1月4日は休み)
開始時間午前9時30分から または 午後1時30分から
所要時間約1時間30分
基本コース倉敷館新渓園大原美術館旧大原家住宅有隣荘倉敷川沿い倉敷アイビースクエア→本町通り
予約不要

定期便ガイドはある程度決まったコースでおこなわれます。

集合場所は倉敷館観光案内所です。

倉敷館観光案内所
倉敷館観光案内所

ふれあい

ふれあいは定期便ガイドと開始時間・所要時間は同じです。

異なる点は、ガイド自らが観光客に声をかけて、ツアーをおこなうこと。

声がけの場所は決まっていないので、当然ツアーの出発地点やルートもさまざまです。

旧大原家住宅

予約ガイド

予約制のツアーで、対象は一般客のほか、ツアー会社に参加するひとびとです。

申込者料金
個人客ひとり税込100円
ツアー会社ガイド1名につき税込2,000円(ガイド1名で20名まで対応)

所要時間やコースは自由に設定できるので、希望するものがあるなら予約ガイドがおすすめ。

案内_KWG
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定期便ガイドに参加しました

倉敷館観光案内所からスタートする、定期便ガイドに参加しました。

ガイドはKWGの会長 髙橋泰雄(たかはし やすお)さん。

福岡から来られた2名のかたと一緒に巡りました。

「大正6年に建てられた倉敷観光案内所は、町役場としてスタートしました。目の前に倉敷川が流れていますね。こちらは昔海水が流れていたんですよ」と話す髙橋会長。

スタート地点_KWG
写真右:髙橋会長

倉敷の歴史に触れながら、細かい部分に目を向けます。

「観光地 倉敷美観地区で唯一、観光とは関係のない事業をする大山日ノ丸証券倉敷支店」と小ネタを披露しながら紹介したのは黒板。

「当面の相場見通し」を毎月手書きで書かれているそうです。

確かに観光地には無縁そうな内容ですが、わかりやすくまとめられ、何より字の美しさに感動します。

黒板_KWG

大原孝四郎(おおはら こうしろう)の別荘として建てられた新渓園を巡ったときには、日本庭園の敷石の豆知識を教えてもらいました。

丸い形をした石の正体は石臼(いしうす)なんだそう。

使い込んで溝が浅くなった石臼を捨てるのはもったいないと、敷石にしたのだとか。

新渓園の石臼

ツアー日は月曜日で、大原美術館は休館日でした。

髙橋会長は臨機応変に、外から見える範囲での案内を。

定期便ガイドはルートが決まっているものの、ガイドや日によって案内内容が変わるようです。

大原美術館前_KWG

ツアーの後半は倉敷アイビースクエアへ。

かつて紡績工場だった倉敷アイビースクエアは現在、複合施設になっていますが、当時の面影は多く残っています。

たとえば昔は作業場で、現在は広場となっているところ。

床面の石の部分には、重たい機械が置かれていたそうです。

アイビースクエア

他にも驚きと感動の連続の案内を受けましたが、紹介はこれくらいにしましょう。

巡るだけではなかなか気付けない細かい点にも目を向け、知識を得ると、倉敷美観地区がより魅力的な町に感じられました

地元のひとも知らない情報を多く知るKWGのガイド。

会長 髙橋泰雄さんに話を聞きました。

インタビューを読む

倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会のデータ

アイキャッチ_KWG
名前倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会
期日
場所岡山県倉敷市中央2-6-1(倉敷観光休憩所内)
参加費用(税込)
ホームページ倉敷地区ウェルカム観光ガイド連絡会
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倉敷そだち

倉敷そだち

倉敷市在住。倉敷市でのびのびそだちました。食べることが大好き食いしん坊。家ではじっとしていられず、美味しいものを探しにふらっと出かけています。
「倉敷が好き」「倉敷に行こうかな」と思うひとを増やすことが自分の使命と思っています。

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