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森元梨奈さんにインタビュー
森本工務店で働く若手社員、森元梨奈(もりもと りな)さんに話を聞きました。

家づくりを支える総務の仕事とは
高校卒業後、社会人として働くことに不安もあったかと思いますが、研修などはありましたか?
森元(敬称略)
入社後は、森本工務店独自の新人研修がありました。約1か月間、日替わりで社員一人ひとりに同行し、それぞれの部署の役割や仕事内容、会社としての一連の仕事の流れを学びます。
私は総務部として入社しましたが、その新人研修で木材の加工場にも行きましたし、現場監督に同行して建築現場を見学することもありました。鉄筋を組んでみたり、加工に使う機械について学んだりと、とにかく初めて知ることばかりで楽しかったですね。
また、仕事の流れを学べただけでなく、会社に早く馴染めたのも良かったです。他部署の社員とも関係性が作れたのは、入社直後の研修のおかげだと思います。

働いていて楽しさを感じるのはどのようなときですか?
森元
広報で担当しているSNSは、数字で成果が見えるのでやりがいを感じています。
SNSの動画は、企画から撮影・編集まで一貫して同期と作っています。自分たちで作った動画の再生数が伸びたり、反応数が多かったりすると、やっぱりうれしいです。
普段は事務仕事がメインで、なかなか現場に行く機会がないのですが、撮影でお客様と交流できる時間はいつも楽しみにしています。私は子どもが好きなので、動画にお子様が出演するときは特に気合いが入ります。お子様が緊張しないように、同期と試行錯誤することもありますね。

逆に、苦労したことはなんですか?
森元
専門的な建築用語を覚えるのにかなり時間がかかりました。建築系の高校に通っていたわけでもないですし、マイホームを建てた経験ももちろんなかったので、とにかく新しく学ぶ専門知識が多かったです。
入社してすぐの頃は、お客様からのお電話でも知らない建築用語があふれていて、その内容を担当者に伝えるのが大変でした。私よりもお客様のほうが詳しかったと思います。
建築用語は覚えるのが難しそうですね。どのように対策したのですか?
森元
とにかく聞いて覚えるの繰り返しです。
森本工務店では、誰でも教えてくれるので、わからない単語が出てくるたびに、周りにいる人に聞いていました。いまだに知らない言葉が出てくることもあるので、勉強は尽きないなと思います。
建築学科出身の同期がいるので、いろいろなことをすぐに聞けるのも心強いです。相談しやすい職場の環境はありがたいなと思います。

多岐にわたる業務は、自分の経験値へとつながる
入社10年目の今、幅広い業務に携わっていますが、入社前に想像していた仕事とギャップはありませんでした?
森元
ギャップはそこまで感じませんでした。ただ、少人数の会社なのでどうしても一人ひとりの業務範囲は広くなります。
逆に、新しい仕事を任せてもらえたからこそ、身に付くスキルも増えました。それこそ、経理だけをやっていたら、Illustrator(イラストレーター)や動画編集ソフトなどに触れる機会も無かったと思います。
それぞれ慣れるまでに時間はかかりましたが、その分、自分の経験値も上がりました。

森元さんが働くうえで心がけていることは何でしょうか。
森元
最近は複数の業務を任されることが増えたので、スピード感を大事にしています。特に経理は、数字が合っていて当たり前の世界なので、いかに正確に、スピード感を持ってさばいていくかを意識していますね。

職場はどのような人が多いですか?
森元
部署関係なく、フレンドリーで話しやすいかたばかりだと思います。
建築の仕事は危険なことも多いので、仕事中は真剣で怖い顔をしているときもありますが、皆さんメリハリがあるんです。質問しに行けばていねいに教えてくれますし、お手伝いを頼むと冗談っぽく「え~」と言いながらも、きちんとやってくださいます。
特に職人さんは硬いイメージがあると思いますが、優しいかたが多いんですよ。
最近は若手も増えてきて、社員の3分の1くらいは20代・30代です。みんなで一緒にお昼を食べる昼休みの時間が、より楽しみになりました!

社員一丸で地域との交流を生む「木の香まつり」
玉島に根差した工務店だと実感するエピソードはありますか?
森元
森本工務店では、「木の香まつり」という感謝イベントを毎年開催しています。24回目の開催となった2025年は、約400人のお客様にお越しいただきました。
木の香まつりは、木工コーナーを中心に、お子様でも楽しめるワークショップや、キッチンカーも並ぶような賑やかなイベントです。弊社のお客様はもちろん、ご近所にお住まいの地域のかたがたにもお越しいただいております。

その木の香まつりに参加したお子さんが、大きくなってインターンとして弊社に来てくださったり、親子二代にわたって参加してくださるお客様がいらっしゃったりするのを見ると、世代を超えて森本工務店が信頼されているのを実感しますね。
「子どもの頃から森本工務店の家に住んでいたから、自分も建てたい!」や「親が『家を建てるなら森本さんに頼んだら』と言っています」など、地元ならではのお言葉をいただく機会が多いなと思います。
地域の人やお客さんとの交流が、途切れることなく続いているのですね。
森元
そうですね。コロナで開催できない年もありましたが、その次の年はお客様から「今年は木の香まつり開催しますか?」と電話でお問い合わせいただくこともありました。楽しみにしてくださるかたが多くてうれしかったです。
ちなみに、木の香まつりは社員が持ち回りで順番に実行委員長をやるんですよ。

イベントの実行委員長は森元さんも担当されましたか?
森元
やったことがあります。私が実行委員長を担当した年は、ちょうどコロナで開催できなかった年でした。
ただ、楽しみにしてくださるお客様が多かったので、何かやりたくて……。実行委員会で話し合った結果、家でも作れる木工キットを予約制で販売し、作り方の動画を制作してYouTubeにアップロードしました。
撮影機材も無かったので、脚立に自撮り棒を取り付けて手元を撮りました。今思えば面白いチャレンジだったなと思います。

地元企業とともに成長する選択肢
同世代の若手に向けて、メッセージをお願いします。
森元
今は県外に就職する人も多いと思いますが、地元の企業には、地元ならではの良さがあるのではないかと最近感じています。
たとえば、弊社のように地域に根差している会社は、古くてお堅いイメージを持っている人もいるかもしれません。けれど実際は、若手の意見をちゃんと取り入れてくれますし、少しずつアップデートしようと前向きに取り組もうとする会社が多いと思います。
いわゆる昔ながらの考えかたも時にはありますが、それがあるからこそ地域に愛されてきた側面もあると思うんです。世代間で感じるギャップは、自分には無かった新しい考えだと思いますし、勉強になることもあります。
皆さんのなかで、地元企業への就職が一つの選択肢になったら良いなと思います。
おわりに
転職が当たり前になってきている今の時代。個人的には、若手の人が10年も同じ会社で働き続けられるのは貴重なことだと思いました。
業務の兼任は苦労もあるはずですが、その分、新たな挑戦としてやりがいにもつながっているのかもしれません。
ひたむきな努力を続けている森元さんの話を聞き、筆者も仕事に対する意欲が上がりました。今後も森元さんが、森本工務店の魅力をより多くの人に届けられるように、応援したいと思います。
森元さんが中心となって運営しているInstagramも、ぜひチェックしてみてください。



















































