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【移転前】774(ナナシ) 〜 間借りで営業するスパイシーなカレーとコーヒー・スイーツの店

【移転前】774(ナナシ) 〜 間借りで営業するスパイシーなカレーとコーヒー・スイーツの店

食べとこ / 2020.02.04

774の店主・なおきむさんへインタビュー

774:店主 なおきむさん 和食あまみねで間借りスタイルでカレーを提供する774。

そんな774の店主・なおきむさんに、開業の経緯やこだわり、今後の展望などの話を聞きました。

あまみねの店長からのすすめが、間借り営業を始めたきっかけ

774:店主 なおきむさん

774を開業した経緯は?

なおきむ

774は和食店のあまみねで間借り営業している店です。

実は私、あまみねで働いているんですよ。

あまみねは夜だけ営業している店なんですが、ある日あまみねの店長に昼の時間を使って営業をしてみないかと提案されたんです。

もともと、いつかは自分の店を持ちたいという気持ちがあったので、挑戦してみようと思いました。

2019年(令和元年)の11月に試験営業し、正式オープンは12月です。

ちなみに「774(ナナシ)」という店名は「名無し」から来ています。

名無しに語呂合わせで数字を当てました。

間借り営業ということで、まだ名前のない未熟者ってことです。

名前のないゼロの地点から、どんどん成長していこうという意味を込めました。

カレー・コーヒー・デザートの店にしたのは、なぜ?

なおきむ

1人で運営すること、席数、自分の得意分野などを考えて、カレーをメイン料理にするのが一番いいと思ったんです。

また、ちょうどコーヒーを勉強中だったので、コーヒーもできるなと。

あとデザートもつくれるので、日替わりで1品という形ならいけると思いました。

今は、手伝ってくれるスタッフがいるんで、試験的にときどき定食をつくってみたりもしていますよ。

子供のときに料理に興味を持ち、学校も調理の学科に

774:店主 なおきむさん

料理に興味を持ったのはいつ?

なおきむ

父の趣味が料理で、小さいころからよく父が料理をする姿を見たり、料理を食べたりしていたので、自然と料理に興味を持ちました。

やがて、自分でも料理をつくって家族に食べてもらうようになったんです。

そのときに食べて喜んでいる姿を見て、料理の醍醐味を知りました。

でも、まだ料理を仕事にしたいと思っていません。

その後、高校進学を考えるときに、たまたま調理学科のある学校の説明を聞いて、料理の世界に興味を持ちました。

そして、その学校の調理学科に進学し、卒業してから料理の世界に進んだのです。

学校時代は、中華を専攻して、ここでスパイスに触れました。

卒業後は、洋菓子・給食の仕事を経て、カフェで働きました。

カフェでカレーをつくるようになって、中華系以外のスパイスをつかった料理に興味を持ったんです。

食事のトータルバランスを考えたメニューに

774:店主 なおきむさん

774の店やメニューのこだわりやポイントは?

なおきむ

こだわりは「トータルバランス」を重視していることですね。

ライスとルー、具材、付け合わせのバランスを考えています。

また2種類のルーも、合いがけしたときのバランスを見ていますよ。

さらに、カレーといっしょにコーヒーやデザートも楽しむことも前提で調整しているので、食事全体でのバランスに気をつけています。

あと、付け合わせを含めて自家製にこだわっています

玉子のピクルスも自家製。 鶏ハムも自分でつくっています。

デザートも毎回自分でつくった手づくりデザート。

また、食材は地元や近隣地域でとれたものを使っています。

ちなみに、お米は私の実家で収穫されたものですよ。

774は自分が経験した中華・洋菓子・給食・カフェの集大成

774:店主 なおきむさん なおきむ

よく考えたら、この774という店は、料理の世界で私が経験してきたことの集大成なんですよね。

デザートは、最初に働いた洋菓子店で培ったもの。

カレーやスパイスの使い方は、カフェで働いたとき。

また、料理のトータルバランスを考えていると言いましたが、それは給食の仕事をしているときの経験が生かされていると思います。

あと、実はあまみねと並行してカフェでも働いているんですが、そこでの仕事がきっかけで、コーヒーを勉強しているんです。

これが、774でコーヒーを出すきっかけになりました。

さらに高校時代に中華料理を学びましたが、ここで使った中華鍋が今も生きていますね。

中華鍋って万能で使いやすいんです。

今もカレーをつくるのに中華鍋がとても役立っています。

独立店舗を目指し、地域に愛される店に育てていきたい

774:店主 なおきむさん

将来の展望や今後やってみたいことは?

なおきむ

やはり間借りではない、独立した店を持ちたいですね。

あとは、地域の人に愛される店になりたいです。

もちろん多くの人に自分の料理を食べてもらいたいのですが、そのためにはお客さんに愛されていないとだめだと思っています。

美観地区という観光地に店がありますが、地元のお客さんのほうが多いんですよ。

だから地域の人が来てゆっくりとできるように、ていねいな接客を心がけています。

あと、さきほど774は自分の経験の集大成と言いましたが、まだまだ研究中なんです。

だから、今後いろいろ変わっていく可能性がありますね。

毎日試行錯誤するのが楽しいですし、常に変化することを求めたい性分なので(笑)。

▼2021年7月より実店舗営業となりました

おわりに

774:バターチキンカレー 週替わりで違うカレーが食べられるだけでなく、付け合わせや副菜もいろいろ楽しめるのが774のカレーのおもしろいところだと思います。

さらに、カレーだけでなくコーヒーやデザートもいろいろ楽しめる。

774の公式Instagramではメニューが紹介されているので、ぜひ一度見てみてください。

毎回、Instagramでメニューを確認するのが楽しくなりますよ。

そして、気になるカレーを見つけたら、774へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

カレーもおすすめなのですが、付け合わせの玉子のピクルスも非常においしかったので、一度食べてみて欲しいです。

774 (ナナシ)のデータ

774:外観
名前774 (ナナシ)
住所岡山県倉敷市中央1丁目6-3 マンション江口 1階 (あまみね内)
電話番号なし
駐車場なし
営業時間午前11時〜ラストオーダー午後2時
(売り切れしだい終了)
定休日月、火、金、土、日、祝日
※基本営業日は水・木曜日。
それ以外の営業日は、公式Instagramで確認のこと。
支払い方法
  • 現金
予約の可否
公式Instagramよりダイレクトメールにて受付
座席全27席

・カウンター席:7脚
・4人がけテーブル席:5卓
タバコ
トイレ
子育て・ベビーカーの入店可能
・子供用食器あり(子供用椅子なし)
バリアフリー車椅子での入店可能(トイレは車椅子非対応)
ホームページ774 公式Instagram
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アサノ

フリーランスの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。企業の社員インタビューや事例紹介、採用コンテンツも。

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774(ナナシ):バターチキンカレー

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